THE TRADの時間は
災害が起きたときの「避難」についてお届けしました。
あなたは、
お住いのエリアの避難場所は頭に入っていますか?
災害が起きたとき、「避難所」も考えられますが、
「避難」とは、「難」を「避」けることなんですよね、
なので避難といってもいろんな形があって、
避難所にいかないほうがいい場合もあります。

そのときに自分がいる建物が
新しい建物、(1981年以降の)
新しい耐震基準で建てられた建物であれば、
倒壊の危険は低いです。
すぐ移動するよりもしばらくその場で
様子を見たほうがいい場合もあります。

一方で、
自宅から出たほうがいいという場合ですが、
地震の時などは、
火災によってなくなる人が多いと言われています。
お住まいのエリアが木造密集地域だったり、
建てられてから結構たっている建物にお住まいであれば、
まずは火災を防ぐために、
電気のブレーカーを落とし、ガスを切ったうえで、
避難所、もしくはお近くの頑丈で新しい建物に
移動したほうがいいかもしれません。

水害の場合も、
高層で鉄筋のマンションなどにお住まいの方は、
そのまま「在宅避難」や上の階や屋上など「垂直避難」。
そして、
こういうときこそ「地域力」です!
地域の人と助け合って、
近くの知人のお宅や高い建物頑丈な建物、
ホテルなどの施設も。実家や親せきの家、
などもそうですが、避難が困難な人を受け入れる姿勢や体制を
日ごろからつくっておくことが重要かもしれません。

いざ、避難所に避難!
というとき何を持っていったらいいか?

特にいまは、
新型コロナウイルスの感染も心配なので、
▽マスク ▽アルコール消毒液 ▽体温計 は欠かせません。
このほかにも、
タオルや手ぬぐい、ウエットティッシュなども便利です

自治体は、新型コロナウイルスの中での
避難所の運営について、準備を進めています。
1つの事例として、目黒区の防災課にお話しを伺ったのですが、
感染防止用テントの導入を始めました。23区で初。
2人で組み立てて3分もかからないテント。
マスクなどの素材にもなっている
不織布(ふしょくふ)という素材を使っています。
使い捨てテントです。
骨組みは残して、
テントの布部分を取り換える形で使用します。

コロナ禍での
避難方法や避難所に持っていくべき物について、
改めて確認しておきましょう。