今、台風10号が日本に接近してきていますよね。
大地震に加えて水害の危険も高まるシーズンです。

あなたの家の防災対策は万全ですか?

各自治体では
災害が起きた時に備えて感染症対策を踏まえた
避難所開設訓練や準備が進められています。

今朝は目黒区の取り組みをご紹介します。

目黒区の青木英二区長は、災害が起きた時の
避難方法についてこの様に話します。

青木区長
ご自宅の安全な場所で避難していただく在宅避難や
親戚やお知り合いの皆さんの自宅に避難していただくなど
分散避難のお願いもしていますけれども、
身に危険を感じたら
まずは、私どもが指定をしている
避難所に避難していただく
という事も区民の皆さんにお願いをしている所であります。

番組の中で何度もお伝えしていますが、
新型コロナウイルス感染の収束が見通せない中での避難方法は、
感染のリスクを下げるということから
分散避難が良いとされています。
ただ、目黒区は目黒川もありますから、家にいて、
危険だと感じたら指定されている避難所に避難しましょう。

この避難所。
目黒区では、
避難所に来た人に、聞き取りや検温を行う事を想定しています。
その上で、
体調が優れない人や感染の疑いがある人が避難する事も考え、
避難所の中に
専用のテントを用意して感染防止対策をとる事にしています。

このテント、
マスクなどに使われる不織布が素材として使われているんです。
縦・横・高さがそれぞれ2メートルあまりの立方体の形をしていて、
2人で作業して、
完成までに3分もかからず簡単に組み立てる事ができます。
使用したら、骨組みは残して
テントの布部分を取り替える形で使用していきます。

実際に目黒区で使用している
“不織布のテント”を触ってみました。
厚みがあってしっかりした素材で
ウイルスをブロックしてくれそうなテントでした。

このテントについて青木区長はこの様に話しています。

青木区長
飛沫、つばが飛ぶことを防ぐ、管理がしやすいとか
まあ、そういった事を受けて使っています。
一つの避難所に今は20です。
目黒川沿いは、台風の際に被害が想定されるので
優先的に用意をしました。

この感染防止用テントの導入は、
23区で初めてという事です。

また、避難所に避難する時に
家から持っていったらいい物について、
今は感染を防ぐ為に・・・・

マスク、アルコール消毒液、体温計は欠かせません。
必ず持っていきましょう。
この他にも、
タオルや手ぬぐい、ウエットティッシュなどもあると便利です。

区市町村では、
避難所での新型コロナウイルス対策を
どうすべきか試行錯誤しながら着実に進めています。

合わせて、自分の家から
何を持って避難所に向かうべきかも考えておきましょうね


音声ファイルはこちら