今年は台風の発生が少ないですよね。
台風は日本列島に度々接近していますが9月まで一度も上陸していません。

これは、11年ぶりの事です。

ただ、10月も台風シーズン。
現在の南の海上の海面水温は30度以上、
日本近海でも27度前後とまだ高い状態です。
10月に入っても台風が発生し発達しやすい状況が続いています。

去年、台風19号が上陸したのは、
10月12日。
引き続き注意が必要です。

今朝は自主的にできる備えの中から、
自治体が無料配布している「土のう」についてお伝えします。

袋の中に土砂が詰められている土のうは、
浸水被害を軽減するなどの災害用としても活用されています。
実は各自治体で、
“土のうステーション”を街の中に設置しているんです。
この中に入っている土のうは、無料で持っていく事ができます。

去年の台風19号によって浸水被害のあった世田谷区では
土のうステーションの数を増やしていて、
去年9月の時点では54か所でしたが
先月9月までで66か所にまで増やしています。

持って行っても良い、
土のうの数は自治体によって数は違いますが、
大体10〜20程度持ち帰る事が可能です。

土のうの使い方について
ご存じの方もいらっしゃると思いますが
改めてお伝えしますね。
〜土のうを使う際のポイント〜

/紊凌賛紊龍欧譴ある、道路に面した駐車場や玄関の入り口に置きましょう。
▲譽鵐を積むように交互に隙間なく積み上げてください。
2段から3段積むと、10〜20センチの浸水を防ぐ事ができます。
な造戮薪擇里α澗里鬟屮襦璽掘璽箸任るむと、より防水効果が高まります。

さて、この土のう
重量が5キロから10キロありますから、
家の近くに、土のうステーションがない場合は持って帰るのが大変ですよね。

その場合は、
家庭にあるもので簡易的に作る事ができる「水のう」があります。
材料は、土のう袋なければビニール袋・水だけで簡単に作る事ができます。
まず、土のう袋、またはビニール袋であれば二重にして半分程度水を入れます。
次に袋の中の空気を抜いて口を占めれば完成です。

とっても簡単ですよね?

土のう袋が手元にない場合は、ダンボール箱の中に水のうを入れて、
玄関などの出入り口に置くのが効果的です。
水のうを単体で並べて、木の板などで固定する方法もあります。

水のうは、
力のない女性やご高齢の方でも作る事ができます。
玄関の前に置く事で家の中への浸水を防ぐことはもちろん、
トイレやお風呂、洗濯機などの
排水溝からの水の逆流を防ぐ事にもつながります。

自主的にできる備え・・“確認”も備えの1つです。
まずは、家の近くの土のうステーションを確認してみてください。

災害が起きる前の“備え”や“確認”がいざという時に必ず役に立ちます。



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