東京都では、
日ごろから様々な防災に関するセミナーを実施しています。
去年から始まったのが
「パパママ東京ぼうさい出前教室」


日ごろからお付き合いのある
パパ友ママ友グループや子育てサークルなど
0歳児から小学生の保護者の方15人以上で、
Zoomを使ったオンライン形式で実施されます。
もちろん、お子さんとの参加もOKです。

親子の防災に詳しい専門家が講師を務め、
子供がいるからこそ必要な知識や備えを学べるよう、
年齢や住んでいる地域など
グループの特徴に合わせた内容で行われます。

このセミナーでも講師を務める
NPO法人ママプラグの冨川万美さんに
「親子の防災」について、ポイントを伺いました。

富川さん:
物の備えに関しては、
インターネットのリストをうのみにするのではなくて、
我が家に必要な、“赤ちゃんの為”
“お母さんのため”のっていうものを探すのがいいかと思います。
お母さんは、基本的に
お出かけする時「ママバッグ」を持ってらっしゃると思うので、
大体そのママバッグの中に必要なアイテム
おむつだったりお着換えだったりとか
食べ物飲み物っていうのも入っていると思うので、
それが「最強の防災バッグ」だよとお伝えしています。

あなたや家族にとって
本当に必要な備えが大切だと冨川さんは話します。
日ごろから使うものを、
少し多めに買い置きしておくことも立派な防災です。

また、「子供を連れての避難」について、
冨川さんはこう話しています。

富川さん:
難所生活っていうのは、
お子さん連れだとほんとに難しいものなので、
在宅避難ができるのであれば、在宅が一番望ましいんです。
ただ、そこの場所が
倒壊の危険地域、火災、土砂災害の危険地域であったりする場合は、
そこにずっといられないっていうケースも出てきます。
自分の住んでいる地域によって判断のケースが異なるかなと思います。
ですので、事前にハザードマップを見ていただいて、
自分のご自宅の場所が
どのような危険があるのかをあらかじめ知っていただく。
危険がある場合には、
速やかに避難できる体制を取る事がすごく大事になってくると思います。

子供のことをよく見て、理解している親御さんだからこそ、
本当に自分たちに必要な備えができるはずです。

「防災」と聞くと
何から始めていいかわからない、
必要とはわかっているけどなかなか動けていないという方も、
毎日の生活の中で簡単にできることはたくさんあります。

街を歩くときに、
高台に行くにはこのルートにしよう、
ここが避難所だなど
意識をして生活することから始めてみてはいかがでしょうか。

東京都主催の「パパママぼうさい出前教室」
参加費は無料です。
予約は随時受け付けているという事です。

詳しくは、
東京都の防災HPまたは東京都防災Twitterをご覧ください。



ご家庭の防災対策を見直すきっかけづくり、
身近で簡単にできることから、始めてみましょう。




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