今日は、「災害時のSNSの上手な付き合い方について」お伝えします。
NPO法人・ママプラグ理事 冨川万美さんは、
災害時のSNSについてこう話します。

冨川さん
「SNSで凄く大事なのは、
いくつか選択肢をもてるっていう幅広さがあるのでどのツールが良いという事はなくて、
災害時になってみないとどこが強いか弱いかって結局は変わらなかったりするんですよね。
熊本地震の時はTwitterがすごく役に立ったし、
東日本大震災の時はSNSがそこまで発達していなかったりするので、
どのツールが有効なのかはわからないので、
いくつか連絡手段を持つっていう意味でアカウントを沢山持っているっていう事をおすすめしているって言う事ですよね。

熊本地震の時は、Twitter、今年の2月の地震の時は音声のSNS「clubhouse」を使ったと言った声も聞かれました。
私たちの生活の中で欠かすことのできないSNSですが一方で危険も潜んでいます。
今週14日(水)に発生から5年となった熊本地震の直後にTwitterに投稿されたデマ。
「地震のせいでライオンが放たれた」という嘘の情報があっという間に拡散し
、動物園に問い合わせが殺到した他、警察にも「ライオンが逃げているから避難できない」という相談が相次ぎました。
SNSを通して起きる“デマ”
実は、若い世代ほどデマを信じてしまう傾向があるというデータもあります。
最近は、お子さんでもSNSを使用していますよね?
SNSの情報が正しい情報なのか、誤りなのか?災害時の情報を見極めるキーワードがあります。

それは「だ・い・ふく」
「だ」は、誰が言っているか。
「い」はいつ言っているか。
「ふく」は複数の情報を確かめたか?
どれも大切なポイントですよね。

まず、
「誰が言っているか」
自治体や報道機関の公式アカウントか、
大学の研究者や個人のアカウントなのか、アカウントの過去の投稿を見て不審な点がないかチェックしましょう。
次に、
「いつ言っているか」
災害時は一刻一刻と情報が変化する為、正しかった情報が数時間後には、間違いになる可能性もあります。
どの時点の情報か確かめる必要があります。
最後に
「複数の情報を確かめたか」メディアの情報をチェックしたり、
同じ投稿がリツイートされているだけか複数の人が同じ情報を発信しているか確かめましょう。
例えば、
「川が氾濫した」という情報が個人のアカウントで投稿されていた場合でも
同じ地域で複数の人が同じ内容の投稿をしていれば情報の信頼性は高まります。
災害時・情報を見極めるキーワード「だ・い・ふく」お子さんにも教えてあげてくださいね。


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