今週、月曜日関東甲信も梅雨入りしましたね。
本格的な、大雨シーズンへ突入です。
今朝は、気象庁が提供している、
「危険度分布=キキクル」をご紹介します。

このキキクルとは、
大雨などによる災害の危険度を5段階に色分けして
地図上にリアルタイムで表示してくれるサービスです。
気象庁のホームページで全国各地の危険度を簡単に把握する事ができます。

危険度を確認できるのは、
土砂災害、浸水害、洪水災害、この3つの大雨による災害です。

気象レーダーで
雨量をチェックしていれば大丈夫と思っている方もいるかもしれませんが、
土砂災害、浸水害、洪水は、
雨が降っていない所でも発生する可能性があります。

例えば、
川の上流で集中豪雨があった場合、雨が降っていない下流で洪水が
起きる事もあります。

大雨警報や洪水警報が出ている時、不安になるような強い雨が降っていた時に
気象庁のHPからキキクルにアクセスすると、
お住いの地域でどれくらい危険が高まっているか確認できます。

地図上に表示される色がクリーム色だと「今後の情報に留意」
黄色は「注意」赤「警戒」うす紫「非常に危険」濃い紫「極めて危険」と色が表示されます。

今年、5月に改訂された避難情報と照らし合わせると、
黄色は、警戒レベル2に、赤は、警戒レベル3、
そして、レベル4までに全員避難とされている「避難指示」にあたるのは、うす紫色です。
キキクルと避難情報を照らし合わせて覚えておきましょう。

さてこの、キキクルはリアルタイムで危険を把握するのに役立ちますが、
それだけではいざという時に対応しきれません。
あなたに、一度確認してもらいたい事。
それは、お住いの自治体のホームページなどで、防災マップや
ハザードマップをチェックして
土砂災害や洪水が起こりやすい場所を事前に把握する事です。

また、一度、ハザードマップを片手に自宅周辺を歩いて、災害の種類ごとに
危険な場所を確認するという事も大切ですよね。

実際に歩いてみると、大雨の時に水がどこから
どこに向かって流れていくかなど想像する事もできます。
更に避難場所を考える時、行政の指定する避難場所だけでなく、
親戚の家やホテルなど選択肢を広げるきっかけになるかもしれません。

防災マップやハザードマップを使って事前に避難経路を確保
大雨警報や洪水警報が発令されたらキキクルで危険度を確認する。

この2段階の備えで、水害などの被害を最小限に抑える事ができます。
また、危険度の高かまりを通知するアプリもありますので、活用する事もおすすめです。

大事なのは「備える」とう事です。

その為に、警報が発令されたら自治体の情報と共に、
気象庁が提供している、危険度分布=キキクルをチェックする習慣を身に着けましょう。

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