近年、「数十年に一度」「
過去最大」と言われるような自然災害が増えています。
今年も、全国各地で豪雨や水害が発生していますよね。
もしもの災害に備えているご家庭も多いと思いますが・・・

その、“もしも”が起きた時、
私たち人間はどの様な心理状況に陥りやすいのでしょうか?

今朝は、
「災害時に逃げ遅れてしまう心の動き」についてお伝えしていきます。

先月、日本赤十字社が行った調査で、
台風や水害などの災害を経験した5028人のうち、
半分の方が、
「災害が起きた時、自治体から避難勧告、指示が出ていた」と回答しました。
しかし、
避難指示、避難勧告がでていると知っていながら、
避難した人は、12.8%。
避難しなかった人は半数にのぼるという結果が出たんです。

何故、身の危険が迫っている状況で、避難しない人が多かったのでしょうか?

避難しなかった理由として、「過去の災害で被災しなかったから大丈夫」
「近所や知人が避難していなかったから」という事があげられ、
状況判断に“バイアス=先入観・思い込み”が一定の影響を及ぼしている
可能性がある事が分かりました。

災害時は、危機が迫っていても、
大した事ではないと思いこむ事で心を落ち着かせようとする「正常性バイアス」と、
周りの人と同じ行動を取ろうとする傾向、「同調性バイアス」が
避難行動に影響を与えると言われています。

平時の中でも予期しない事っておきますよね?
ドキドキしたり、考えすぎて疲れてしまったり、
そういったストレスを回避する為に、私達の脳は、
自然と心の平静を守る防御作用=正常性バイアスが備わっています。
しかし、度を超えてしまうと・・・。
一刻もその場から逃げなければいけない非常事態の時に、
認識が妨げられてしまい、
結果、生命の危険にさらされる状況を招きかねません。

ここで、簡単な診断をしてみましょう!

Q学校や外出先などで非常ベルを聞いた事はありませんか?

その時あなたはどうしましたか? という質問です。

点検だと思って何もしなかった。 
みんなが避難していないので大丈夫だと思った。
1譴でていなと思って大丈夫だと思った。
ぐ汰瓦塀蠅鉾鯑颪靴拭

さあ、あなたはどれを選びますか? 

バイアスがかかっていないのは、
ぐ汰瓦幣貊蠅鉾鯑颪靴燭任后


,療生,世隼廚辰堂燭發靴覆った
の煙が出ていないと思って大丈夫だと思ったは
「正常性バイアス」が、
△粒Г避難していないので、大丈夫だと思った。
これは、同調性バイアスがかかっています。

あなたの行動はバイアスかかっていませんでしたか?

日本赤十字社のHP 
「ACTION! 防災・減災」のバナーをクリックすると、
正常性バイアスと、同調性バイアスについて、
漫画で分かりやすく説明されています。

バイアス、こころの動きについて考えてみてください。

さて、
9月はJFN防災月間として、
TOKYO FMをはじめJFN38局のパーソナリティが、
「もしもの時の備え」のアイデアをご紹介しています。

詳しくは、TOKYO FMトップページから、
「聴く防災訓練」WEBサイトをご覧ください


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