2022年も
防災FRONTLINEでは、災害や地震が起きた時に
皆さんに役立つ情報を分かりやすくお届けしていきます。

さて、三が日、あなたはどこで過ごされていますか?
家族で過ごしていたり、お仕事だったり様々だと思いますが
久しぶりに実家に帰省してお正月を迎えている家族も
いるのではないでしょうか?

そこで、今朝は、
「電車や車に乗っている時に地震が起きたらどう行動する?」
という視点でお伝えします。

防災や危機管理に詳しい
防災システム研究所 所長 山村武彦さんは
新幹線などの電車に乗っている時に地震が発生した際、
取るべき行動についてこう話します。

山村先生 
出来る限りものにつかまって
大揺れに対して、身構える事が大切ですね。
例えば、手すりやつり革や椅子の背もたれに
しっかりつかまってですね。姿勢を低くして、
そして揺れに備える足を踏ん張る、
その行動が身を守る事になる
できればガラスから離れるのが大切ですね。
揺れが収まったあとは、係員の指示に従ってより安全な場所に
移動する事が大切ですね。

もし、
駅のホームで電車を待っている時に、地震が発生したら
ホームから離れようとするのではなく、
まずカバンなどで頭を保護しながら
近くのベンチや柱などにつかまって、
揺れが収まるのを待つ方が安全です。
また、地震発生時は、
線路側にいた場合はすぐに離れる様にしてください。
揺れが収まった後も様子が分かるまでは、
無理に移動せずに、駅にとどまりましょう。
駅は、帰宅困難者の一時滞在場所としての機能を持っています。
駅によっては
一定の乗客がその場所に留まれる様に水や毛布を備えていたり
トイレや公衆電話も解放してくれます。
焦らずに状況を見極める事が大切です。

では、車に乗っている時に、緊急地震速報が鳴ったり、
地震の揺れを感じたらどう行動すればよいのでしょうか?
山村先生のお話しです。

山村先生

車には防災グッズを積んでおきましょう。
普段、車に乗るのは、自分だけでも2〜3人分入れておくと安心です。
いつどこで地震が起きるか分かりません。
もしもに備えて
心の緊急スイッチをいつでもオンにできる状態にしておきましょう。


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