阪神淡路大震災から、来週の17日(月)で27年となります。
この阪神淡路大震災では、
6434人の犠牲者と3人の行方不明者
全壊およそ10万5000棟、
半壊14万4000棟。
一部損壊が、39万506棟もの住宅被害があり、
293件の火災発生が発生しました。

この阪神淡路大震災では、
85万7400戸のガス供給が停止し
低圧ガス導管を中心に2万6千カ所を超える被害が発生しました。
震災後、ガスの復旧にはおよそ3か月の期間を要しました。

震災後、ガス会社各社は地震対策を行いました。

折れにくいポリエチレン製のガス導管に取り替えたり、
各家庭のガスメーターをマイコンメーターにして、
震度5程度の揺れで、自動遮断するようにしました。

また、二次災害防止の為、供給エリアをブロック化し、
そこに地震計を設置する事で震度6程度の揺れを
感知したブロックだけを自動遮断できる様な対策を行ってきました。

先ほどお伝えした、
マイコンメーターとは、安全機能のついたガスメーターの事です。
震度5以上でガスの供給を遮断されます。
万が一、家庭内の配管に被害があったとしても、
そこにガスは供給されていないので、被害を食い止める事ができます。

このマイコンメーターですが、
私達自身で復帰する事ができます。

あなたは、もう知っているかもしれませんが、改めて
ガスメーターが地震の揺れを感知してガスを止めた場合に、
再びガスを使えるようにするための手順を確認していきましょう。

,呂犬瓩法△垢戮討離ス機器をとめます。
⊆,法▲スメーターのキャップを外し、
ボタンをゆっくり押し込み、すぐに手を離します。
※キャップが無く、
ゴム製の黒いボタンが付いているガスメーターも
ありますので、同様にボタンを押して、手を離してください。
ぅ椒織鵑魏,靴燭蕕修里泙3分待ちましょう。
その間、ガス機器は使用しないでください。
ィ格後、ガス漏れ等の異常がなければガスを使う事ができます。

それでもガスが使えない時は、ガス会社まで連絡をしてください。

もしも、地震が起きた時、
そしてその後のガスの復旧作業の手順を知っていれば慌てる事もありません。

東京ガス 広報の塩澤佑太さんはこの様に話します。

塩澤さん
大きな地震が発生した際は、まずは身の安全の確保を優先してください。
大きく揺れているときに火に近づくのは危険です。

慌てて火を消しに行かなくても
ガスメーターがガスを止めてくれるので安心してください。

揺れがおさまりましたら、
すべてのガス機器を止めてガス臭くないことを確認してから、
ガスメーターの復帰操作をお願いします。

いざ地震が起きたときに慌てないよう、
この機会に是非、ご自宅のガスメーターがどこにあるか確認してみてください。

都心を始め、
関東南部に住む私達もいつ首都直下地震が起きるかわかりません。
いざという時に、自ら進んで行える行動や知識については、
今のうちに知っておきましょう。


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