子育て世代のお母さん、お父さんに
防災について学んで貰う機会を作ろうと東京都が毎年開催している
「パパママ東京ぼうさい出前教室」についてお伝えします。

親子の防災に詳しい専門家から、
災害から子供を守る為の防災知識や備えについて学ぶ事ができます。
対象は、
都内の保護者・幼稚園のママ友パパ友のグループなど
0歳から小学生のお子さんの保護者10人以上のグループです。
この教室の講師もつとめる
防災コンサルタントの木村正清さんは、
参加する上で
「一番考えて貰いたいポイント」についてこう話します。

木村さん
避難所等への避難。
首都直下地震が来たらそうイメージされると思うんですけれども。
実は、帰宅困難者を含めると、最大800万人
予想さるという事になっていると思うんですよ。
避難所に本当に避難できるかという事を想像してみてください。
実は難しいですよね?
避難所には行けないよ。だとしたら『在宅避難』という事もやはり
考えないといけない。むしろ、在宅で避難するとい事を中心に備える
べきなんじゃないかなという事を考える事が、この教室での一番重要な
ポイントじゃないかなと思っています。
お話しの中に
『在宅避難する事を中心に備える』という言葉が出来てました。
家で避難生活を送る為に必要な物はなんだろう?
お子さんが小さいご家庭では、ベビー用品の備蓄も必要になります。
教室では、家の備蓄方法の1つ、
「ローリングストック」についての知識を教えてくれます。
ローリングストックも続けなければ意味がありません。
始めても途中で諦めてしまうご家庭も多いようですが
そうならない為の知識も教えてくれますよ。

木村さんは、
この教室を通してパパママに期待を寄せています。 

木村さん
パパママが自分の命を守る事が出来なければ、
子供の命を守る事はできませんよね?
まずは、ここをしっかりと抑えていただくと。
その為には、自分の住んでいるエリアですよね。
どんな危険があるのかを気が付いてもらう事が大事だと
思っています。例えば、通勤経路にブロック塀があったりは
しないか?火事があったら狭いな、通路を歩いてると、
夜になると非常に灯りが暗くて危険だな。こういう事に
普段から気が付いていただく。災害が発生するとそこの
リスクは大きくなったりします。災害が発生した時の
具体的なイメージを持ってもらうために、普段から気が付いて
欲しい。教室に来ていただいた、パパ・ママが、
地域とコミュニティの担い手になっていただいて
地域の防災力を上げる役割をはたしてもらえたらなと願っています。
(1分03秒)
子供を守る為にも、学んでみたいな〜と思ったあなた。
受講方法はオンライン形式と対面形式のどちらか選択ができます。
講義時間も、60分コースと90分コースが用意されています。

費用は無料です。
実施期間は、6月18日(土)〜10月16日(日)
応募の締め切りは、来月5月31日(火)です。

詳しくは、
東京都のHPから「パパママ東京ぼうさい出前教室」


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