今週は、
関東をはじめ全国各地で厳しい暑さが続いた一週間でした。
27日(月)には、気象庁から梅雨明けの発表がありました。
平年よりも22日早く、最も早い梅雨開けで、
気象庁が統計を開始して以来最も短い梅雨の期間となりました。
この、気温上昇を受けて、東京電力管内では、
電力需給が厳しくなる見通しとなり
初の「電力需給ひっ迫注意報」が出されました。
今朝は、
「電力逼迫 あなたができる節電対策」についてお伝えします。

この電力需給ひっ迫注意報は、
翌日の電力需給が厳しい場合に出される注意報の事を言います。
安定供給に最低限必要な予備率は、3パーセントとされています。
予備率が5パーセントを下回る場合に
「電力需給ひっ迫注意報」が、
3パーセントを下回る場合には、
「電力需給ひっ迫警報」が発令され節電が呼びかけられます。

何故、電力需給がひっ迫するのでしょうか?
東京電力パワーグリッドによると、
6月から急激に気温が上昇した事、また、
火力発電所の供給力が落ちている事が要因としてあげられると言います。

この夏は、厳しい電力需給が見込まれます。
国や経済産業省は私達に
「暑い時間帯には引き続き冷房などを活用」しつつ
「使用していない照明を消すなど、無理のない範囲」での節電を呼び掛けています。
では、具体的にどのような節電をすると効果的なのでしょうか?

ご家庭の節電対策です。
不要な照明を消す。 リビングや寝室の照明の明るさを下げる。
テレビやパソコンは、
リモコンの電源ではなく、本体の主電源を切って、
長時間使わない機器はコンセントからプラグを抜きましょう。

冷蔵庫は、
冷蔵庫の冷やしすぎを避けて、強から中へ変更。
扉を開ける時間を減らし、食品を詰め込み過ぎないようにしてください。
また、エアコンは、
室内の冷やしすぎに注意し、
室内温度を調節しながら使用してみて下さい。
夏に家庭で電力消費が多い家電製品の割合は
エアコンがトップで、34.2%
次いで、冷蔵庫が17.8%、照明が9.6%と、
この3つで全体のおよそ6割を占めています。
節電の効果を十分に発揮する為には、
「エアコン・冷蔵庫・そして照明の使い方」を工夫する必要がありそうです。

では、私達が働くオフィスではどうでしょうか?
エアコンについては、オフィスでもいえる事ですが、
その他、パソコンやコピー機は、
長時間離れる時は、電源を切るかスタンバイモードにしましょう。
可能な範囲で
執務室や店舗エリアの照明は全部点けずに、半分程度にしましょう。
その他、オフィスではこんな省エネ対策も行えます。
トイレの温水洗浄便座は、
使用状況を確認して、便座や水の温度設定を切にしたり、
長期間使わないトイレはコンセント自体を抜きましょう。

電気ポットは、
節度設定を見直す。省エネモードにするなど設定を確認。
使わない時は、電源をオフにしましょう。

「電力需給ひっ迫注意報」や「電力需給ひっ迫警報」が出された時に
ご家庭でもオフィスでも効果的な節電方法を知っておきましょう。


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