今週は、5日に台風4号が長崎県に上陸。
長崎、福岡、熊本ではところによって
1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降りました。
この台風の影響では、高知県では、線状降水帯が発生
土砂崩れなどが発生しています。
そこで、今朝は
「改めて確認したい。大雨への備え」についてお伝えします。

ここ数年の豪雨災害は、7月上旬に集中しています。

去年、2021年7月3日には豪雨によって熱海市で大規模な土石流が発生。
また、2020年、熊本県の球磨川の堤防が決壊したのも7月4日でした。
さらに、2018年に発生した西日本豪雨も6月28日〜7月8日に起きています。

7月上旬は、湿った空気が流れ込こむ影響で
積乱雲が発生して大雨が降りやすくなります。
また、線状降水帯や台風での豪雨災害も想定されます。

毎年の様におきる大雨による災害。
国土交通省の資料によると1時間の降水量が50ミリ以上の雨について
10年ごとの平均回数は、
1976年〜1985年までは、「平均226回」、
2012年から2021年までは「平均327回」と
およそ、1.44倍に増加しました。

1時間に50ミリ以上の雨が降ると、
都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込む場合があります。
都心では、50ミリを超えた場合下水道があふれやすくなる為、
東京都は豪雨に強い下水道整備も進めています。

さて、あなたの街で大雨が降り続いたら、
どのタイミングで避難するのか覚えていますか?
「大雨警戒レベル」について改めて確認しましょう。

大雨警戒レベルは5段階あります。
もっとも危険が高いレベルは、
レベル5で「命の危険」がある事を示します。
このレベル5相当となる情報は、
自治体からの避難情報となるのが
「緊急安全確保」雨の情報は「大雨特別警報」です。
この状況になっての避難は危険が伴います。
ですから、1つ下のレベル4で避難しておく事が大切です。
このレベル4の 自治体からの避難情報は「避難指示」
雨の情報は「土砂災害警戒情報」です。
事前にハザードマップを確認して心の備えをしておきましょう。

ご家庭の防災備蓄は備わっていますか?
最低3日分できれば1週間分の非常食と飲料水
懐中電灯や、携帯ラジオ、携帯トイレ、衣類、毛布やタオル
常備薬や救急用具、軍手などの備蓄が必要です。

家庭によって必要な量や数は異なります。
東京都が作成した、「防災備蓄ナビ」というサイトでは
あなたのご家庭でどのくらいの備蓄が必要か計算してくれます。

「家族の人数」「年代」などを入力し、住まいについて
戸建てかマンションかを選択すると、
家庭ごとに必要な備蓄リストが表示されます。
例えば、大人2人子供2人でマンション住まいの場合。
1週間分で、飲み水76リットル、レトルトごはん76食
簡易トイレ140回分など、どのくらいの備蓄が必要かが分かります。
準備の参考にしてみてはいかがでしょうか?

東京都のホームページ内で「防災備蓄ナビ」と検索してみてください。
今朝は、「大雨への備え」についてお伝えしました。


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