7月24日(日)に鹿児島県の桜島が噴火。
気象庁は、桜島の噴火警戒レベルを、「3」の「入山規制」から
最高レベルの「5」避難に引き上げました。

そこで、
今朝は「噴火警戒レベルの捉え方」についてお伝えします。
まず、「噴火警戒レベルとキーワード」を確認しましょう。
レベル1は、「活火山である事に留意」
レベル2は、「火口周辺規制」
このレベル1と2の時は、住民は通常の生活を送ります。

火山活動に関する情報収集や避難手順の確認。
防災訓練などに極的に参加する事などが推進されています。

レベル3は「入山規制」
このレベル3も普段と変わらず通常の生活を送ります。
レベル1や2と違う事は、今後の火山活動の推移に留意しながら
状況に応じて、高齢者などの要配慮者の避難の準備など
確認をしておくという事です。

レベル4は、「高齢者等避難」
この時は、住民地域に重大な被害を及ぼす
噴火が発生する可能性があると予想されます。
警戒が必要な居住地域での高齢者や要配慮者の避難、
住民の避難の準備をする事が求められます。

レベル5は、「避難」
居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生。
あるいは切迫している事を示しています。
危険な居住地域からの避難が必要。となっています。
この噴火警戒レベル5について
山梨県富士山科学研究所 富士山火山防災研究センターの
吉本充宏(よしもと・みつひろ)さんはこう指摘します。

火山は、
他の災害現象に比べると、
大きな噴石、火砕流、溶岩流や火山灰や火山ガスなど
様々な現象が起こります。
また、その現象によって、届く距離やスピードが違います。
火山噴火は不確定な要素が多く予想する事が難しいと吉本さんは話します。

正しく情報を取る為の準備もしておきたいですね。
今朝は、
「噴火警戒レベルの捉え方」についてお伝えしました。


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