取材日記

TOKYO FMが誇る報道スポーツチームが総力を挙げて取材します。
ラジオならではのハートフルなスポーツ報道をお送りします。

冬のアスリートの「食」にせまる!

今日でソチオリンピックまであと50日となりましたっ!!
「あと50日!」というキリのいい数字を聞くと、
開幕が少しずつ近づいてきてるなーと感じますね。
それぞれの競技で日本代表もだんだん決まってきて、
いまは、日本国内向けのチケットの販売も
最終販売の段階になりました。

先着順での販売になっているので、
競技によっては、既にSOLD OUTのゲームもあります。
フィギュアスケートやカーリングは、特に人気!

現地・ソチでも、準備が着々と進んでいます。
アルペンスキーの会場となっているゲレンデがオープン。
地元の人たちが初滑りを楽しんでいるようです。
今年のソチでは、例年より冷え込みが厳しくて、
雪も多いそうです。
選手村がある標高およそ1100メートル付近では、
すでに雪が80センチ以上も積もっているとのこと!

そして、それぞれの選手は、
オリンピックの舞台やその前の最終選考会めざして、
調整も最終段階に入っています。
世界トップレベルのパフォーマンスをするためには、
「食生活」をしっかりコントロールすることも大事!

そこで、以前紹介した、
フィギュアスケートの高橋大輔選手をはじめ、
これまで多くのアスリートの栄養面をサポートしている
栄養アドバイザーの石川三知さんに
冬を過ごすアスリートにとって、
一番大切なことについて聞いてみました。


「冬を過ごすアスリートにとって一番大切なのは、
 風邪をひかないことだと思っています。
 免疫力を高めるというようなことが
 大切になってくると思います。
 そのために、粘膜を強くしたいので、
 オレンジ色の食べ物はよく(選手に)出します。
 にんじんや、柿や、みかんなど。
 それは、カロテンという成分が粘膜を強くするからです。
 あとは、水分って意外ととらなくなりますよね。
 でも、とても乾燥しますので、汁物を多くとったりとか、
 鍋でも、シチューでも、お味噌汁でも、
 なんでもいいんですけど、
 そういったものを多くとるといいと思います。
 そして、たんぱく質は、毎食、いろんな種類のものを、
 たぶんシーズン(春夏秋冬)中で
 一番グラム数でいったらとる時季ではないかと。
 これは経験からの憶測ですけれども、そう思います」



そして、せっかくなので、石川さんに、
高橋選手の試合前の食事について教えてもらいました!
高橋選手、試合前に必ず食べる物があるそうです。
それは…


「いつも、とても小さなおにぎりを作ります。
 『小(こ)にぎり』と名前をつけています。
 具は、必ず梅を入れています。
 おにぎりを、合宿のときだったり、
 試合期間でも、他の期間に作ることも、
 ごくまれにあるんですけど、
 そのときも絶対、梅干は使わないようにして、
 試合のときだけという感じで、梅にしています」


選手にはそれぞれ、ここ一番というタイミングで
何か決まったことをして自分のリズムをつくる。
こういった話をよく耳にしますが、
高橋選手にとっては、
それが「小にぎり」なのでしょうね!

さて、高橋大輔選手も出場する
フィギュアスケートの代表最終選考会、全日本選手権が、
いよいよ21日に埼玉で開幕します!
フィギュアの代表争いからも目が離せませんねー


■鈴木晶久
  • 23:10