取材日記

TOKYO FMが誇る報道スポーツチームが総力を挙げて取材します。
ラジオならではのハートフルなスポーツ報道をお送りします。

ご長寿アスリートの秘密!!

続々と選手がソチに向かっています。
昨日、29日には、スキージャンプ、最年長の41歳で日本選手団主将の
葛西紀明選手が日本を出発しました。
それも、オリンピックの前にドイツでワールドカップを戦ってから
ソチ入りをするというハードスケジュール。
41歳まで現役選手で戦う葛西選手は、冬季五輪史上最多となる7度目のオリンピック。

トップアスリートの現役年齢が上がり続けていますが、
一体、どうやったら、そんなに現役年齢を長く保てるのでしょう・・・
今日は、スキージャンプ日本代表。
1972年6月6日生まれ。
41歳葛西紀明選手のトレーニングや肉体作りの方法を紹介してみましょう。

みなさんは、現役時代が長いアスリートというと、誰を思い浮かべますか?

例えば・・・「イチロー選手(40歳)大リーグ。前人未到の日米通産4000安打越え」
     「三浦知良選手(46歳)サッカー。最年長出場記録を更新中」
     「三浦雄一郎(81歳)登山家。世界最高年齢でエベレスト登頂」

年々、アスリートの競技年齢は伸びている昨今。
技術はもとより、様々な化学的な知見が競技人生を延ばしている・・・という側面もありそうです。

現役が長いアスリートに共通しているのは、徹底的な自己管理。
そして、進化した“筋力増強だけにこだわらない”新しいトレーニング方法を採用していることも共通しているんです。

それは、筋肉を太く、強くするより、
筋肉と、筋肉をコントロールする神経の働きを高めるという考え方なんです。
やたらに重いマシーンで筋肉トレーニングをするのではなく、
ひねりや加速・減速を加えた動作を繰り返すことで神経を鍛える、
特別のマシーンで鍛えているそうです。

神経系を鍛えて、脳と筋肉をつなぐ回線を増やすことで総合的な運動能力が伸びる。
という研究結果も出ているそう。

神経の働き・・・の次は、体重がポイントなんですが・・・

みなさん、ご自分の体脂肪率ご存知ですか?

ちなみに、41歳葛西紀明選手。体脂肪率は5〜6%。176センチ、59.6キロ。
痩せているのにとても筋肉がついている痩せマッチョ体型です。

でも、前は太りやすい体質だったそうで、
2006年のワールドカップでは、今より体重が4〜5キロ多かったそうですが、
コーチに「体重1キロにつき2m損する」と言われて断食をしたことがあったそう。
それで、調子が良く、結果がついてきた。

それ以降、年に2回ほど、それぞれ3日間ほど断食するようになったそうです。
断食の始まる1週間くらい前からスープやおかゆなど食事の量を減らして、
3日間は断食。断食の後はおかゆなどからスタートして内蔵に負担をかけずにじょじょに
食事を元にもどしていく・・・。ということを続けているということです。
それで、あのスリムなマッチョ体型が保たれているんですね。

この断食の目的は、体重の調整もありますが、
「内臓を休めること」が主な目的だそう。

一般の人たちは真似してはいけませんが(真似できませんが)
いろいろな努力を経て、葛西選手は41歳でもトップアスリートなんですね。
ご本人、「50歳までは現役を続けたい」とおっしゃっているようですし、
ソチでの活躍が楽しみですね!

ちなみに、スピードスケートの田畑真紀選手はソチで日本女子最年長出場!
1974年11月9日生まれ。39歳!
田畑選手にも頑張ってほしいですね!

  • 11:36

メダル獲得目標を団長が語る!

ソチオリンピックも、開催までのカウントダウンも一ケタに突入!
開催まであと9日となりました!

競技会場は内装が仕上げられ、
オリンピック公園への玄関口となる鉄道の駅も完成が間近!
そして、モーグル会場ではジャンプ台が設置されました。
この前のシーズンは雪不足だったソチですが、
会場の整備を担当しているスタッフは、
「今シーズンは十分な雪が降った。問題ない!」
と話しているそうです。

開幕が近づくにつれて、「メダル獲得予想」トーク、
メダルがどれくらいとれるかという話も出てきました。

このメダル獲得数について、
日本選手団の橋本聖子団長が会見でコメントしました。

「私はやはり団長として選手の力を信じて、
 全力で目標に向かっていけるようなサポート態勢をする
 というのが私の務めでありますので、
 それができれば、長野のオリンピックの獲得数を超えるということは
 間違いないだろうという確信のもとで、
 邁進しようというふうに思っております」

ちなみに、橋本さんは、ご存知のように、
スピードスケート選手でオリンピック出場経験をもち、
前回のバンクーバーオリンピックで初の女性団長になりました。
今回も団長を務める橋本さん、とても熱いです!!

日本の獲得メダルは、
1998年の長野での金5個を含む10個が
冬のオリンピックでは最高。
この更新に向けて日本選手団の活躍に期待です!
ソチの日本選手は、メダルに十分手が届くという実力者ばかり。
ということは、10個以上のメダル、夢物語ではないのでは!?

ところで、このソチのオリンピックメダルはどういうものか、というと…
まず、直径は10センチ!
長野オリンピックでは直径8センチだったので、
大きくなって豪華度UPな感じがしますね!
ちなみに、厚さは1センチ。
そして、ソチのメダルは、ロシアの様々な民族の伝統的な模様と、
透明な素材を組み合わせた斬新なデザインです。カッコイイですよね!
7競技で史上最も多い98種目で争われるため、
およそ1300個が製造されたそうです。

さらに、今回のソチ・オリンピックでは、
なんと「隕石入りメダル」を贈るプランがあるんです!!
去年2月15日にロシア国内に隕石が落ちてから1年ということで、
2月15日の競技で金メダルを獲得した選手には、
隕石を真ん中に入れたメダルを特別に贈る、とのこと!
普通の金メダルに加えて、隕石入りメダルの「おまけ」つき!? ですね。
果たして、このメダルは誰の手に!
ソチで注目したいところが、また一つ増えましたね!!

ソチオリンピックまで、あと9日です!

■鈴木
  • 19:45

ワクワクソチ!

今日は、オリンピック期間中、およそ1ヶ月間に渡り
現地・ソチから情報をお届けするということで、
わたくし柴田、堀内さんと一緒に
生放送でコーナーを担当させて頂きました。

ソチ準備は・・・まだゼロ段階の柴田ですが、
早くもソチ入りしたメディア仲間の先陣隊によりますと・・・
うん〜やはりソチは厳戒態勢のようですね。
私たちメディアの宿泊ホテルから、
活動拠点となる国際放送センター(IBC)までには、
3度ものセキュリティチェックを受けないと
ならないそうなんです。

水筒や魔法瓶も持って入ることは出来ず、
水も毎日2リットルまで・・・と様々な制約が設けられています。

物価が高めで基本的な食事は、1食2000円弱もするそう!

そしてオリンピックと言えば・・・ピンバッチ!
各国、各メディアがこぞって、オリジナルピンバッチを
交換し合うという風習があります。
挨拶代わりにピンバッチ交換!
名刺代わりにピンバッチ交換!

ちなみにTOKYO FMのピンバッチは・・・
「侍」デザインです。

■柴田幸子
  • 22:03

オリンピックブレザーで登場!

ソチオリンピックの日本選手団の結団式と壮行会が
20日開かれ、選手たちおよそ130人が出席しました。

結団式の会場のステージには、
日本代表選手がずらっと並びました!
そして、史上最年長41歳で、選手団の主将を務める、
スキージャンプの葛西紀明選手が、
力強く決意表明しましたよ!

 「一人一人が不撓不屈の精神で取り組んできた
  トレーニングと、ソチにかける熱い想いを
  チームジャパンとして集結し、一意専心、
  競技に取り組みます」

大相撲の昇進口上のような四字熟語が並びました。


結団式で選手たちは、日の丸が胸にデザインされた、
グレーの公式スーツに身を包みました。
やはり、このスーツを着ると、
「オリンピックを迎える実感が高まる!」という言葉が
多くの選手から聞こえてきました!

キャプテンの葛西選手は、その後の記者会見で
こう語りました。

 「この会場にきて、このオリンピックブレザーを着て、
  初めて『オリンピックだ』という身が引きしまる想いがしました。
  選手全員で、ソチオリンピックでは
  メダルをたくさんとれるようにがんばっていきたいと
  思っています」


今回、選手団で旗手を務めるのは小笠原歩選手。
2度のオリンピックに出場したあと、結婚・出産を経験して、
再び夢の舞台に立ちます。
オリンピックへの想い、そして旗手としての意気込みについて
こう話してくれました。

 「ホントにオリンピックにこうして戻れたことを
  非常に嬉しく思っていますし、
  自分が選んだ道は間違いではなかったということを
  自分自身で証明できたことにすごく誇りを感じています。
  開会式では思いっきり旗を振ります。
  自分自身もがんばりますし、
  選手団のためにもできることがあれば
  力を尽くしたいと思っています」


結団式のあとには、
一般のファンおよそ1800人も参加して壮行会が行われました。
選手たちからは
「いよいよ」、「興奮してきた」、「ワクワクする!」といった
気持ちが高まっている、そう感じる言葉がこぼれました。

そうした中、スピードスケートの加藤条治選手は
このように語りました。

 「ようやくこうやって日本選手団として集まることができて、
  かなりオリンピックに対する意識が高まりました。
  もうここまできたら金メダルしか狙っていないので、
  いま自分ができることをしっかりやって
  突き進んでいきたいと思います」

こういう前向きな言葉を聞いていると、ワクワクしてきますよね。

ソチの日本選手総数は110人前後となりそうで、
冬のオリンピックで初めて女子の数が
男子を上回る見通しとのこと。

多くの日本人選手の活躍に期待です!!!

■鈴木晶久
  • 23:45

いよいよ!!

いよいよ開会式が来週に迫ってきましたよ!
軒並み壮行会を終えた選手たちですが、既に日本を発ち、
海外で調整をしてから現地・ソチに入る、という流れの方が
多いようですね。

先週壮行会を行ったスキー・ジャンプ男子代表で
7度目のオリンピックに挑戦する葛西紀明選手。
この週末のワールドカップでも表彰台に上がり、
本当に絶好調ですよね!
ご自身でご自身のことを「レジェンド葛西」と呼んでいるあたり
7度目の貫禄を感じます(笑)

そしてスキー・ジャンプ女子代表の高梨沙羅選手は、
同じく代表の伊藤有希選手、山田優梨菜選手とともに、
ヨーロッパ遠征に出発。
オリンピックの本番までに、6戦をこなすそうです!
もう1人のサラちゃん・・・宿敵!
アメリカのサラ・ヘンドリクソン選手が怪我・リハビリからの復帰で
快調な飛躍を見せていることにも、
「憧れの選手が復帰してくるのはモチベーションが上がる!
同じ試合に出られるのは幸せ!」と喜びの表情を見せました。

オリンピック開幕にむけ、着々と準備を進めているのは
選手たちだけではありません!

JOC、日本オリンピック委員会と味の素は、
スポーツ選手を食でサポートする「ビクトリープロジェクト」を
展開しているのですが、
その一環としてソチオリンピックでは、栄養補助食品や調味料、
スープ類を選手に提供するスペースを、
選手村に設置することが発表されました。

先日開かれたこのプロジェクトの説明会では、
これまでの取り組みも紹介されたんですね。

例えば、昨年の夏からサポートしている
フィギュアスケートの羽生結弦選手は、
食が細くて風邪をひきやすかったそうなのです。
(確かに・・・羽生選手の線の細さは女性も顔負け!)

そこで、食欲が出る汁物などのレシピをお母様に提案!
そのおかげで、今シーズンは体調を崩すことが
少なくなったんですって!

また、ボブスレー男子代表のために考案された
スタミナたっぷりの「ボブ丼」もお披露目されました。

疲労回復に効果的な豚肉を使ったスタミナ料理。
炒めて味付けした豚肉とたまねぎをご飯にかけ、
さらに温泉卵をのせて万能ねぎをかけて出来上がり。
15分くらいで手軽に出来るものなんだそうです。

なぜこの「ボブ丼」が誕生したのかと言いますと・・・
ソリを押して素早く乗り込み滑走するボブスレー競技。
選手に求められるのは、スタート時にそりを押し出す「瞬発力」と
加速するための「体重」。
そう・・・体重を増やすために「食べること」も、
自分に課せられた「仕事」だと、選手たちは口を揃えて言うんです。
それくらい、ボブスレーの選手たちは「食」への意識が高いと
いえるんですね。

昨年6月に陸上競技からボブスレー競技に転向してきた、
ソリを押す「ブレーカー」の宮崎久選手は、
ボブスレーを始めてから半年で、
およそ10キロ体重が増えたそうです。

ソチでもこの「ボブ丼」でスタミナつけて、
頑張ってほしいですよね!

■柴田幸子
  • 23:20

女子ジャンプ・最後の一枠を狙った渡瀬あゆみ選手!

今回は、女子ジャンプ競技でソチ五輪代表選考で
高梨選手、伊藤選手に続く最後の一枠を狙っていた、
渡瀬あゆみ選手、29歳をご紹介します!!

渡瀬選手は、
お父さんが女子ジャンプ日本代表のチーフコーチも務めた渡瀬 弥太郎さん、
お兄さんは、ソチオリンピック代表に選ばれた渡瀬雄太選手という
スキー一家に生まれました。

渡瀬選手自身、小学生でジャンプをはじめ、
競技の認知度が高くないころから活動をつづけてきた、
女子ジャンプ界の第一人者です。
そんな渡瀬選手にとって、オリンピックはまさに夢の舞台。

ですが、女子ジャンプが今回のソチから正式種目に採用され、
夢の舞台が現実のものとなりつつあった矢先の2012年に、
渡瀬選手は、コーチをしていたお父さんとともに
所属先企業の契約を打ち切られてしまいました。

とはいえ、代表チームの合宿や海外遠征に参加しなければ、
オリンピックへの夢は遠のくばかり・・・
そこで渡瀬選手はオリンピック出場への夢をつなぐために
貯金を切り崩しながら、競技をつづけてきたそうです。

ただその後、調剤薬局大手の
アインファーマシーズ・スキー部への所属が決まり、
なんとか支援体制が整ったなかで
オリンピックシーズンの戦いに臨むことが出来ました。

紆余曲折を経ながら、競技をつづけてきた渡瀬選手ですが、
今月12日行われたワールドカップ札幌大会第2戦で、
今シーズン最高の12位に入りました。
これで夢の代表入りなるか!?と期待されましたが
続いて行われたワールドカップ蔵王大会では
第1戦が22位、第2戦が38位という結果に・・・

結局、3枠目の代表は
17歳の山田優梨菜選手に決まり、
渡瀬選手はオリンピックへの切符を手にすることは出来ませんでした。

今回は残念な結果になってしまいましたが、
実は私、渡瀬選手と同学年ということもあり
渡瀬選手には是非今後も夢を追い続けて欲しいと思っています!!

これまで幾度となく逆境を乗り越え、
「あきらめない姿勢」を示し続けてきた
渡瀬選手の今後の活躍に期待しましょう!!

■中村亜裕美
  • 17:27

スピードスケート高木姉妹の絆!

今回は、スピードスケート女子の高木姉妹をご紹介します。
高木姉妹の妹・美帆選手は、前回のバンクーバーオリンピックで、
日本スピードスケート史上最年少の15歳で
オリンピック出場を果たしたことで注目を集めましたよね。
あれから4年。現在は日本体育大学1年生で、
新しい環境で2度目のオリンピック出場を目指してきました。

そして姉の那菜選手は、オリンピック出場経験こそないものの、
今シーズンのワールドカップでは団体パシュートで2位に入っていて、
メダル獲得へのキーマンとしても注目される選手です。
名門「日本電産サンキョー」に所属していて
男子・長島圭一郎選手や加藤条治選手の後輩にあたります。

2人は、姉妹そろってのソチオリンピック目指してきたんですが・・・
先月行われた代表最終選考会で、姉妹で明暗がわかれました。

姉の那菜選手は、1500メートルでオリンピック出場圏内の4位入賞、
そしてワールドカップの団体パシュートでの実績が考慮され、初の代表入り!!
一方で、妹の美帆選手は1000メートル、1500メートル、3000メートル、いずれも5位。
選考基準をみたすことができず、2度目のオリンピック出場はなりませんでした。

前回のバンクーバーオリンピックでは、妹に先を越される形となった、那菜選手。
今回、悲願のオリンピック代表入りを果たしたわけですが、
那菜選手の原動力となったのは、
バンクーバーで妹が大舞台に立っている姿だったようです。
代表入りを決めた後の那菜選手の声です。

「あのレースを見て『自分もあの場に立ちたい』という気持ちが強くなって、
 この4年間やってきていたので、選んでもらったていうことで、
 もっと自分の実力を高くしていかなきゃなと思います。
 最後は本当に拾われたって感じなので、
 これから、体も心も強くしていきたいなっていう気持ちにはなりましたね。」

美帆選手が史上最年少でオリンピック代表入りを果たし、注目を集めて以来、
那菜選手は、「美帆の姉」と呼ばれることに悩むこともあったそうです。
妹の存在に対する、心の葛藤について、那菜選手はこんな風に語っています。

「最初はすごい悔しい気持ちがあったり、色々な複雑な気持ちがあって・・・
 姉妹としては仲良くしていたんですけど、
 スケートでは、自分の中で葛藤があったり、色んな気持ちがあった中で、
 切磋琢磨して二人でやってきたので
 本当に妹で良かったなっていう気持ちはありますね。
 中学生くらいの時から妹に負けてて、
 上を目指したいっていう気持ちもありましたけど、
 妹に勝ちたいっていう気持ちもあって、ここまでやってこられてたので、
 やっぱり妹はかけがえのない存在であることは確かですね。」

実は体格も、美帆選手が164センチ、那菜選手が155センチと、
那菜選手の方が小柄なんです。
ただ、「姉として負けてしまうと悔しい、でも妹を応援したい」と
葛藤していたという那菜選手からは、優しいお姉さんの姿がみえてきますよね。

一方の美帆選手。試合後には
「オリンピックを甘く考えていたところは少なからずあったのかな」と
反省を口にしました。そして那菜選手には、
「はじめてのオリンピックで色んなことがあると思うけど、
頑張って欲しい」とエールをおくりました。

4年後の平昌オリンピックでは
姉妹そろって出場してくれる事を楽しみにしつつ、
まずはソチで、妹の想いも背負って戦う那菜選手の活躍に期待しましょう!

■中村亜裕美
  • 19:25

ひたすら「金」をめざす−長島圭一郎選手!

ソチ・オリンピック開幕が近づく中、
日本代表選手団の主将が発表されました。
スキージャンプのW杯で史上最年長優勝を果たした、
41歳の葛西紀明選手が務めます。
そして、旗手には、カーリングの小笠原歩選手が決まりました。
開会式の選手入場のシーンが浮かんできますね〜

さて、今回は、
ソチでの「金メダル」獲得だけを考え続けている熱い男、
スピードスケートの長島圭一郎選手について。

前回のバンクーバーオリンピックでは、
500メートルで銀メダルを獲得した長島選手。
ソチでは「金メダルを獲得」という目標に向けて
今シーズンの大会では「調整の一環で滑る」ということはせず、
つねに「全力で」滑り、ワールドカップで2回の優勝を果たしました。
さらに今年は、元日から
コーチも、ほかの代表選手もいないスケートリンクで
初滑りをしたそうです!
気合いが入ってますね。

ソチでトップにたつためにも、
「やりたいことをやれたら」としている長島選手。
その先には? と聞いてみると、こんな言葉が返ってきました。


「その先は、男子の場合はわかんないっす。
 運じゃないっすか。もってうまれた(笑)
なので、いま、日頃の行いをよくしてます。
(たとえば?)一日一善(笑)」


長島選手のちょっとおもしろい部分がのぞけましたね。

長島選手は、ソチが3回目のオリンピックになりますが、
今回、金メダルをとれなければ「引退」、という強い決意をもって臨みます!
あくなき「金」への想い、こう語ってくれました。


「それを目指してやってるんで、ずっと。
それだけは常に一緒です。もしダメなら、もう1回はないです。
3回出てダメなら、センスないです。
注目されている人いますけど、なんだかんだオレなんで。最後は。
期待してください」


強気でいいですねー! 期待がホント高まります!

所属している「日本電産サンキョー」の会長からは、
金メダルをとれば、
 1.2階級特進(係長クラスから次長クラスに)
 2.帰国便はファーストクラスで
3.報奨金として2千万円を贈る(ちなみに、半額は会長の個人負担)
と言われ、大いに励まされています。

このご褒美プランに、長島選手は、
「税抜きで丸々2000万円ということで、ありがとうございます」と、
早くもお礼の言葉を口にしたそうです!

さぁ、選手たちは、1月末、ソチへと旅立ちますよー
スピードスケート・男子500メートルは、
日本時間の2月10日午後10時から行われます!!


■鈴木晶久
  • 18:40

凄い17歳と41歳!!!

この連休中に嬉しいニュースが入ってきました!
オーストリアで行われたノルディックスキー・ジャンプ男子のW杯で、
ソチオリンピック出場を決めている41歳7ヶ月の葛西紀明選手が
W杯史上、最年長での優勝を果たしました!
今回優勝したフライングヒルは大きなジャンプ台を使う大会で、
ソチオリンピックでは実施されない種目ですが、
7度目のオリンピックに臨む葛西選手のこの活躍に、
多くの選手が刺激を受けたようです。

日本の女子ジャンプ界の絶対的エース・17歳の高梨沙羅選手は
「葛西選手は挨拶をすると凄く明るく返してくれて、
いつもその場を盛り上げてくれる。尊敬という言葉しか
思い浮かばない選手。一報を聞いて、自分も頑張らなきゃ・・・
という気持ちになった」と話していました。

その高梨選手は、札幌で行われたスキー・ジャンプ女子のW杯、
個人第6戦、第7戦で2連勝!
圧倒的な強さを見せつけ、自身が持つ女子の通算最多勝利数を
「15」に伸ばしました。
最大のライバルと言われているもう1人のサラちゃん・・・
アメリカのサラ・ヘンドリクソン選手が、怪我のため、
今シーズンのW杯には出場できていないだけに、
「向かうところ敵なし!」状態の日本のサラちゃん。



今回の札幌で行われたワールドカップ第7戦で高梨選手の次につけた
フランスのマテル選手は、
「高梨選手はコンスタントに良いジャンプをしている。
最高のジャンプをしている!」と大絶賛。
世界中が認める女子ジャンプ界の女王に君臨しつつある訳なのですが
クリスマスプレゼントには「シャケのお握りが食べたい」と答えるような
素顔は17歳の普通の女の子。

その「強さ」から、なかなかイメージしずらいのですが、
身長は152cm!
ビックリするほど小柄なんですね。
そして、ここで紹介する各競技の選手達といえば、
かなり強気で、ハキハキした物言いの選手が多いのですが、
高梨選手といえば・・・取材に答える「声」も小さめ!
でも不思議なことに、その小柄な体で長いジャンプ板を
肩に担いで歩く姿は、誰よりも堂々としているんです。。

そんな高梨選手、大会後にはこんな話をしていました。

「今日はこんな悪条件の中だったけど沢山の方が見に来てくれていて
その中で飛ぶことはとても幸せだった。最後まで飛ぶことが出来たのは
テストジャンプの皆さんとスタッフの皆さんの力、
応援のおかげがあったと思う。
その中で勝ててとても良い日になった。
今日は雪も吹雪いていて、風もかなり変わるコンディション。
バンの状態は良くなかったし、風で何度か入ったり出たりと
いうのもあったので
選手的にはメンタル的にきつい試合だった。
でも、バンを整備してくれる方々が
凄く一生懸命踏んでくださる姿をみて、頑張らなきゃいけない
という気持ちになった。」

常に、支えてくれている人や周りへの感謝の気持ちを忘れない選手!
彼女のコメントの中には、そういった類の言葉が溢れているんです。
17歳とは思えない人間力ですよね。

オリンピックに向けては「テレマークを入れて勝ちたい。
(テレマークとは、着地の時の美しい姿勢のこと。)
今の状態はまずまずだけど、細かい修正点はコーチと話し合いたい」
と話していました。 
ソチで「本物の女王」になる姿が今から待ち遠しいですよね!

■柴田幸子
  • 21:48

ソチってどんなところ??

ソチ・・・どこにあるかというと、
グルジア共和国とウクライナにはさまれた、
平均気温10度前後と温暖な黒海沿岸部の町なんですね。
ロシアの中では最も南に位置する温暖な都市。
プーチン大統領の別荘もある、ロシア屈指のリゾート地なんです。

開会式や、閉会式、スケートなどはこのソチ、
平野部のアドレル地区に新設した五輪公園で行われます。

スキーなどは約47キロ離れた、
山岳地域のクラスナヤ・ポリャーナ地区で行われ、
計7競技98種目が行われます。


さあ、五輪公園の中には、世界各国の報道機関の拠点となるガラス張りの
メーンプレスセンター(MPC)がオープンするなど、
関係者の受け入れ態勢が本格化してきましたよ!

また、五輪公園の中央には、翼を広げたようなモニュメントが出現。
上空からは、鳥が両翼で何かを包みこみ空に向かって首を伸ばした姿
のように見えます。鶴が大きく羽を開いたような・・・そんな感じ?
「首」の先端には丸い穴が開いていて、
関係者によれば、「開催期間中、聖火をともす施設」だという。
ソチへの聖火をつなぐトーチは、
ロシアの民話に出てくる「火の鳥」の羽がモチーフだそう。
(日本人的には「火の鳥」といえば手塚治先生ですけど、ロシアの民話にもあるんですね〜)

五輪公園の中央、メダル広場に作られた聖火をともす施設

ちなみに、クライマックスとなる聖火台への点火を務める最終ランナーも
本番まで明かされないのが通例・・・なんですが、
ただ、その際のトーチには、
ソユーズ宇宙船で国際宇宙ステーション(ISS)に運ばれ、
「宇宙遊泳」も経たものが使われるそうなんです。
全長6万5000キロの行程で、
123日間続いた聖火リレーがゴールを迎える姿、楽しみですね。
最終聖火ランナーは、やっぱり宇宙飛行士なのでしょうか?!

また、今月4日には、現地視察に訪れたプーチン大統領を前に、
開会式のリハーサルも行われたそう。
ちなみに、開会式の詳細は明らかになっていませんが、
世界的な指揮者のワレリー・ゲルギエフ氏ら
ロシアの著名音楽家の出演が確実視されているんです。
そして、ダンスやアクロバットには約3000人の若者が参加予定とのこと!
開会式も楽しみですね〜!

ちなみに、現地時間の「20時14分」(日本時間8日午前1時14分)に開始し、約3時間にわたって行われるとのこと。

東京オリンピックの開会式、20時20分になるんでしょうかね。
あと6年半後の東京も楽しみですね!
  • 16:02

クロスカントリーで3大会連続代表−石田正子選手!

ソチ開幕まで1カ月を切りました。 
それぞれの競技で日本代表が決まってきましたね。
そのうち、スキーのクロスカントリーで女子代表に選ばれたのが
石田正子選手!

クロスカントリースキーは、「スキーのマラソン」といわれています。
雪で覆われた丘や森の中を走り、タイムを競います。

そのクロスカントリ―スキーを小学生のころから始めた石田選手は、
今回で3大会連続のオリンピック代表となります。
競技生活を続けてきて、いま、こういった想いを抱えているそうです。

 「少しずつ少しずつ自分が前進できているという実感があるんで、
  出来ることが少しずつ広がっているっていうような
  感触を持っているんで、
  それが一番の原動力になっています」

そして、石田選手は、クロスカントリースキーについて、
 《自分が自然によって生かされている、と感じることができるスポーツ》
としていて、
もっともっとこの競技の魅力を広めたいと話しています。

また、石田選手は、クロスカントリーへの想いを
こうも話しています。

 「ちょっと汚い話で恐縮なんですけども、鼻水をたらしたりとか、
  よだれとかをたらしながら、ときにはホントに寒くて、
  よだれがツララとかになりながら走る競技なんですけども、
  それはそれで大会のがんばりというところで、
  あとはホントにスキーを楽しむというところもちょっとみてもらって、
  もし機会があれば、クロスカントリースキーも
  オリンピックを機会にやってもらえればいいなと思います」

4年前のバンクーバーオリンピックでは、
日本距離史上最高の5位入賞を果たした石田選手。
今シーズンは、ワールドカップで総合10位という成績もおさめています。
また、このシーズンは、コンディションが少しずつ良くなってきたそうです。

過去2回のオリンピックと比べて、今回のソチは、
選手として一番いい状態で迎えられると思っているとのこと。
ソチで、また日本スキー界での記録を塗り替えてほしいですね!


■鈴木晶久
  • 18:40

女子スピードスケートの注目選手!

今回は、スピードスケート女子・日本代表の
注目選手を2人ピックアップします!

スピードスケートの女子選手といえば、
5大会連続でオリンピックに出場して
長野オリンピックでは銅メダル獲得した、
岡崎朋美選手の印象が強いという方も多いのではないでしょうか。
その岡崎選手、先月行われたソチオリンピック代表選考会で、
選考基準を満たすことができず、レース後に現役引退を表明しました。

岡崎選手が引退を表明した際に、
後継者となる次のエースとしてバトンを受けたのが、
はじめにご紹介する、小平奈緒選手です!!

小平選手は、昨年10月の全日本距離別選手権では、
500メートル、1000メートルともに国内最高記録を更新したほか、
今シーズンのワールドカップ第3戦では3位に入った、実力者。
先月開かれたオリンピック最終選考会でも、
500メートル、1000メートルともに貫禄の滑りで優勝。
順当にオリンピック代表入りを果たしました。

そんな小平選手は、自身で「世界一の練習」をしてきたと語る、
練習の鬼なんです。
小平選手を指導する結城コーチが「怪我をしないか心配になる」というほど、
負荷の高い筋力トレーニングも喜んでこなすそう。

ソチオリンピック代表決定後には、こんな風に語っています。

「練習の量、考えていること、食事など、
 そこまで徹底的にやっている人がいるのかなっていう位、
 充実した準備が出来ているかなと思います。
 一年一年ではなくて、本当に毎日少しずつ積みあげてきたものが
 今の自分になっていると思います。
 あとはスタートラインにつくまでに
 『やるべきことは全てやった』って思えるような準備を、
 残りの期間やっていきたいなと思います。」

小平選手は、前回バンクーバーの個人500メートルでは、12位。
ただ岡崎選手も初出場のリレハンメルオリンピックでは
14位にとどまっていて、2回目の長野で銅メダルを獲得しています。
憧れの「岡崎さんを超えたい」と決意を語っている小平選手には、
是非ソチで、岡崎選手から受け継いだエースの魂をみせてほしいですね。

さて女子のスピードスケート、もうひとりの注目選手が
最年長39歳の田畑真紀選手です!

田畑選手は、バンクーバーオリンピックの団体パシュートで、
小平選手らとともに銀メダルを獲得しています。
当時35歳でのメダル獲得は、
日本の冬季オリンピックでは最年長記録なんです!

オリンピック5回目の出場となる田畑選手は、
ソチでは個人1500メートルと、
団体パシュートでの代表入りが決まっていますが、
やはり期待されるのは団体パシュートでのメダル獲得です。

今シーズンの日本チームは、
ワールドカップ開幕戦で2位に入るなどメダル射程圏内!
そんな中、最年長の田畑選手には、
精神的支柱としての役割に期待がかかります。
田畑選手は、ソチオリンピックに向けてこんな風に話しています。

「私は今回のメンバーでいうと経験者一人だけで、
 他のメンバーと年齢も離れています。
 そんな中、自分がベストコンディションであることが
 一番大事だと思っています。
 体調コントロール、それと滑りが「今一番調子いいよ」っていうのを見せて、
 他のメンバーに安心してもらえるんじゃないかなというのが、
 すごくありますね。」

パシュートでは3回目のオリンピックとなる田畑選手。
その経験値で若い日本チームをひっぱり、
冬期オリンピックの最年長メダル獲得記録を更新して欲しいです。

ソチ開幕が迫ってきましたが、
メダルに近いところにいるスピードスケート女子選手にも、
是非注目してみてくださいね。

■中村亜裕美
  • 17:37

メダルを支える音楽!

開催までおよそ1ヶ月に迫る中、
各競技、続々とソチオリンピックの代表選手が
決まってきていますが、
この年末、熾烈な戦いを制した17名が
「スピードスケート」の日本代表選手に決定しました。



男子は各種目合わせて7名が選ばれたわけなんですが、
その中でも一番の注目は、やはり、
500mに出場する加藤条治選手!

加藤選手といえば、これまで2006年のトリノオリンピック、
2010年のバンクーバーオリンピックに出場し、
今回が3度目となるオリンピック。
トリノオリンピックの3ヶ月前に500mで当時の世界記録を
打ち立てたことから、
一気に金メダルの期待を背負うようになりますが、
トリノではその重圧に押しつぶされて6位に終わります。
4年後のバンクーバーでは「今度こそ!」という思いで
金メダルを狙いますが、
こちらは同じ日本チームの長島圭一郎選手に負けての銅メダル。

スピードスケート界の第一人者・清水宏保さんの後継者として
日本スケート界を引っ張ってきた加藤選手の肩には、
大きな重圧がのしかかっていたいたようなんです。

「緊張に押しつぶされるときもあったし、
生きた心地がしないみたいな緊張ばかりの年もあったし、
結果が全然でないときもあったし。
まぁ振り返るのが下手なので何年前かも思えてないけど・・・
自分がダメだったら日本スケート界がダメ・・・
みたいな時期が結構長く続いて、そのときはかなりきつかった。
結婚してからはすぐに結果も出たし。
支えと言えば・・・奥さんかな。
食事は完璧にやってくれている。基本、朝・昼・晩、家で食べる。」

世界記録保持者としてトリノオリンピックに臨んだときは若干21歳!
この8年で大舞台での経験も積み、
プレッシャーとの付き合い方も上手くなったのではないでしょうか。

バンクーバーオリンピック後に結婚した「奥様」の存在が
「支えになっている」と話していた加藤選手ですが、
実はもう1つ、大きな支えになっているのが「音楽」の力!
加藤選手にその「音楽」について聴いてみました!

「ライムスターの曲はずっと聴いていて、今年のライブとか行って、
一緒に遊んだりもした。ずっと聴き続けている。
今1つ挙げろっていうのは難しい話。パターンによって色々ある。
もうだいぶ古い曲になるのだけど「働くおじさん」。これは勝った後の歌。
勝って勝利の美酒を呑むって歌。その歌が大好き。
勝ってこの歌を聴きたいなといつも思っている。」

実はバンクーバーオリンピック後、TOKYO FMが
加藤選手とライムスターの皆さんの橋渡しをして、対談番組を企画。
その対談番組の収録の際に皆さんは連絡先を交換し、
そこから交友関係が続いているそう!

ちなみに・・・加藤選手とライムスターの宇多丸さんが
とある新潟のバーで腕相撲して、
知らないお客さんに怒られたという逸話があるそうです(笑)

ライムスターの曲は、勿論、沢山ソチに持っていくそうですが、
「勝ったときの曲【働くおじさん】も、
必ず向こうで聴くことになるでしょうね!」
とニンマリしながら話していました。

あの笑顔を見たときに、ソチでの金メダルを確信しましたよ!
やってくれるハズです!

■柴田幸子
  • 21:41

ソチオリンピック代表選手の年女☆

今回は、2014年に年女となる女子代表選手を
2人ご紹介したいと思います!

1人目は、カーリング女子代表の小笠原歩、
旧姓・小野寺歩選手
です。
1978年生まれの小笠原選手は今年36歳。
カーリング歴24年のベテランで、
オリンピックは3度目の出場です。

小笠原選手といえば、2006年トリノオリンピックに
「チーム青森」のキャプテンとして出場し、
見事7位入賞を果たした時の活躍が
印象に残っているという方も多いのでは?
トリノオリンピックの後は、
日本にカーリング旋風が巻き起こりましたよね!
「カー娘」という言葉もうまれました。
その「カー娘」の中心的存在だった小笠原選手も、
トリノオリンピックのあとチームを離れて、一度現役を引退。

それから4年。
結婚して一児の母となった小笠原選手は、
現役復帰してママとして再びメダルを目指すことを決めました。
現在は「北海道銀行フォルティウス」のリーダーとしてチームを牽引!
先月行われた世界最終予選で
見事、オリンピックへの切符を勝ち取りました!

「カー娘」から「カーママ」となった小笠原選手、
自身3度目となるオリンピックの舞台で、
母としての強さを見せてくれることに期待しましょう!

そして2人目は、フィギュアスケートの浅田真央選手
浅田選手は1990生まれの年女なんです。

2005年のグランプリファイナル、
15歳で優勝を果たすという衝撃的なデビュー以来、
注目を集め続けてきた浅田選手も今年で24歳。
2010年のバンクーバーオリンピックでは、
女子シングル史上初めて
1つの大会中に3度のトリプルアクセルを成功させて、
銀メダリストとなりました。

トリプルアクセルといえば、
浅田選手の代名詞となるジャンプです。
ただ、先日行われた全日本選手権をはじめ
今シーズンの試合では一度も成功させていない、
リスクを秘めた大技でもあるんです。
今シーズンのフリープログラムには、
2度組み込まれているトリプルアクセルを1度に減らして
全体の完成度を高めるという選択肢も検討されているんですが、
それでも浅田選手はあくまでもトリプルアクセルへの挑戦にこだわります。

選手生活最後となるソチオリンピックで、
大技を決めた浅田選手の笑顔が見たいですね。

余談ですが、皆さん。
「世界一美しい馬」と言われている馬がいることをご存知ですか?

その馬は、トルクメニスタン原産の「アハルテケ」という馬で、
なんと「金色」の毛並みをしているんです!!

馬年の小笠原選手、浅田選手には、
ソチで最高のパフォーマンスをみせて
世界一美しい色のメダルを持って帰ってきてほしいです!!

■中村亜裕美
  • 10:28

ソチ代表にも年男!

オリンピック開幕まであと1カ月と少しとなったソチでは、
日本代表選手たちのサポートをする場所が確保されています。
日本選手団のために、
黒海沿岸のスケート会場付近ではホテルの一部を、
そして山間部のスキー会場ではホテルを丸ごと借り切ります。

「マルチサポートハウス」と呼ばれる、その場所では、
日本食を提供するほか、
スケートの刃を磨く器具や、
スキーにワックスをかけるための部屋を設けるそうです。
4年に1度の大きな舞台で選手たちが競技に集中できるよう、
開幕に向けて、環境づくりも着々と進んでいますね。


さて、今年、2014年は午年。
年男・年女は、全国でだいたい1000万人ほど。
ソチの日本代表や代表候補にも、年男・年女が2人ずついます。

ここでは年男をピックアップしてみましょう。
まずは、フィギュアスケートの町田樹選手。
ことしで24歳の年男!
ソチでオリンピック初出場となる町田選手は、
これまでを
「楽な道のりじゃなかったが、地道に歩んできた結果」としています。
広島にいた小学生のときは、
スケートリンクを1年間通して使うことができなかったため、
福岡へ移動を重ねたこともありました。
また、高校時代は、
憧れの高橋大輔選手と同じ高校に通うため、
広島から岡山まで新幹線通学で競技を続けたそうです。
努力を重ねてきた年男は、
ソチで「金メダルを狙わなきゃ」と話していますよ。


そして、スノーボード・ハーフパイプの青野令選手も、
今年24歳の年男!

今は日本体育大学のスキー部で、寮に入って、
10人部屋で生活しているそうです。
みんな頑張っているので、
自分も負けられない、と刺激を受けているそう。
1月3日からはアメリカ遠征に出かけ、
ソチに向けて調整を続けます。
オリンピックについては、
「通過点でしかない。
 でも、まずはオリンピックで結果を残して、
 自分の活躍している姿を魅せたい。
 そのあとは、自分のスノーボードを突き詰めていきたい」と
話しています。
スノーボードのソチ代表の正式発表は、1月14日です。


年男のソチでの活躍にも期待しましょう!!!


■鈴木晶久
  • 17:30