取材日記

TOKYO FMが誇る報道スポーツチームが総力を挙げて取材します。
ラジオならではのハートフルなスポーツ報道をお送りします。

ひたすら「金」をめざす−長島圭一郎選手!

ソチ・オリンピック開幕が近づく中、
日本代表選手団の主将が発表されました。
スキージャンプのW杯で史上最年長優勝を果たした、
41歳の葛西紀明選手が務めます。
そして、旗手には、カーリングの小笠原歩選手が決まりました。
開会式の選手入場のシーンが浮かんできますね〜

さて、今回は、
ソチでの「金メダル」獲得だけを考え続けている熱い男、
スピードスケートの長島圭一郎選手について。

前回のバンクーバーオリンピックでは、
500メートルで銀メダルを獲得した長島選手。
ソチでは「金メダルを獲得」という目標に向けて
今シーズンの大会では「調整の一環で滑る」ということはせず、
つねに「全力で」滑り、ワールドカップで2回の優勝を果たしました。
さらに今年は、元日から
コーチも、ほかの代表選手もいないスケートリンクで
初滑りをしたそうです!
気合いが入ってますね。

ソチでトップにたつためにも、
「やりたいことをやれたら」としている長島選手。
その先には? と聞いてみると、こんな言葉が返ってきました。


「その先は、男子の場合はわかんないっす。
 運じゃないっすか。もってうまれた(笑)
なので、いま、日頃の行いをよくしてます。
(たとえば?)一日一善(笑)」


長島選手のちょっとおもしろい部分がのぞけましたね。

長島選手は、ソチが3回目のオリンピックになりますが、
今回、金メダルをとれなければ「引退」、という強い決意をもって臨みます!
あくなき「金」への想い、こう語ってくれました。


「それを目指してやってるんで、ずっと。
それだけは常に一緒です。もしダメなら、もう1回はないです。
3回出てダメなら、センスないです。
注目されている人いますけど、なんだかんだオレなんで。最後は。
期待してください」


強気でいいですねー! 期待がホント高まります!

所属している「日本電産サンキョー」の会長からは、
金メダルをとれば、
 1.2階級特進(係長クラスから次長クラスに)
 2.帰国便はファーストクラスで
3.報奨金として2千万円を贈る(ちなみに、半額は会長の個人負担)
と言われ、大いに励まされています。

このご褒美プランに、長島選手は、
「税抜きで丸々2000万円ということで、ありがとうございます」と、
早くもお礼の言葉を口にしたそうです!

さぁ、選手たちは、1月末、ソチへと旅立ちますよー
スピードスケート・男子500メートルは、
日本時間の2月10日午後10時から行われます!!


■鈴木晶久
  • 18:40