取材日記

TOKYO FMが誇る報道スポーツチームが総力を挙げて取材します。
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女子ジャンプ・最後の一枠を狙った渡瀬あゆみ選手!

今回は、女子ジャンプ競技でソチ五輪代表選考で
高梨選手、伊藤選手に続く最後の一枠を狙っていた、
渡瀬あゆみ選手、29歳をご紹介します!!

渡瀬選手は、
お父さんが女子ジャンプ日本代表のチーフコーチも務めた渡瀬 弥太郎さん、
お兄さんは、ソチオリンピック代表に選ばれた渡瀬雄太選手という
スキー一家に生まれました。

渡瀬選手自身、小学生でジャンプをはじめ、
競技の認知度が高くないころから活動をつづけてきた、
女子ジャンプ界の第一人者です。
そんな渡瀬選手にとって、オリンピックはまさに夢の舞台。

ですが、女子ジャンプが今回のソチから正式種目に採用され、
夢の舞台が現実のものとなりつつあった矢先の2012年に、
渡瀬選手は、コーチをしていたお父さんとともに
所属先企業の契約を打ち切られてしまいました。

とはいえ、代表チームの合宿や海外遠征に参加しなければ、
オリンピックへの夢は遠のくばかり・・・
そこで渡瀬選手はオリンピック出場への夢をつなぐために
貯金を切り崩しながら、競技をつづけてきたそうです。

ただその後、調剤薬局大手の
アインファーマシーズ・スキー部への所属が決まり、
なんとか支援体制が整ったなかで
オリンピックシーズンの戦いに臨むことが出来ました。

紆余曲折を経ながら、競技をつづけてきた渡瀬選手ですが、
今月12日行われたワールドカップ札幌大会第2戦で、
今シーズン最高の12位に入りました。
これで夢の代表入りなるか!?と期待されましたが
続いて行われたワールドカップ蔵王大会では
第1戦が22位、第2戦が38位という結果に・・・

結局、3枠目の代表は
17歳の山田優梨菜選手に決まり、
渡瀬選手はオリンピックへの切符を手にすることは出来ませんでした。

今回は残念な結果になってしまいましたが、
実は私、渡瀬選手と同学年ということもあり
渡瀬選手には是非今後も夢を追い続けて欲しいと思っています!!

これまで幾度となく逆境を乗り越え、
「あきらめない姿勢」を示し続けてきた
渡瀬選手の今後の活躍に期待しましょう!!

■中村亜裕美
  • 17:27