取材日記

TOKYO FMが誇る報道スポーツチームが総力を挙げて取材します。
ラジオならではのハートフルなスポーツ報道をお送りします。

代表選手の想いとは―バドミントン

バドミントンのリオオリンピック代表選手9人が、
そろって意気込みを語ってくれました!!



違法カジノ問題に揺れたバドミントン界ですが、
代表選手の一人は
「信頼回復のためには地道にやっていくしかない」と
話していました。
また、桃田賢人選手が無期限の出場停止処分を受けた影響で
代表入りが決まった、33歳のベテラン、佐々木翔選手は、
複雑な心境をこう口にしました。

「自分のことよりも、まずその桃田本人と、
 桃田の家族と、その桃田の周りの人たちのことを考えたときに、
 やっぱり素直には喜べなかったですし、
 そういう気持ちを受け入れて、
 自分がしっかりやらないといけないなと思いました」

実は、佐々木選手は、
リオオリンピック前の引退を考えていたのですが、
思いがけないかたちで代表が決まり、
代表9人の中で唯一、2大会連続のオリンピック出場となります。
その佐々木選手は、
「もう走り出すしかない。
 自分らしいプレーを出し切りたい」とも話し、
引退については
「オリンピックまで走り続けて、そのあと考えたい」として
まずはオリンピックを全力で頑張るだけ、
と固い決意を示していました。


そして、女子シングルスでは、
世界ランキング5位の21歳、奥原希望選手も代表入りしましたね。
ケガで苦しんだ奥原選手は、代表選手がそろった記者会見で
「私は2年間ケガをしていて、
 そのときは、このレースのスタートラインに立てることも
 全然想像していなかったですし、
 こうやってここに立てることが
 ホントに奇跡だなと思えています」と話し、
声を震わせてリオへの強い想いを口に。
ケガで1度はあきらめかけたオリンピック出場が
現実のものとなったことに感極まった様子でした。

そのうえで、奥原選手は、
初めてとなるオリンピックについて、
「初めてなので、雰囲気だったりっていうのが
 他の大会よりも違う何かを感じると思うんですけど、
 でも、何が起きてもぶれずに
 自分らしいプレーをなすということだけに
 集中していきたいなと思っています」とコメント。

全英オープン女王の実績ももつ奥原選手には、
シングルスで男女初めてのメダル獲得が期待されています!
「頂点に立てるようにがんばる」と笑顔で宣言していましたし、
「金メダル(を狙う)」という言葉も聞けました。

また、21歳の奥原選手に、両親への想いを聞くと、
「改まると恥ずかしい」と、はにかんだあと、
「小さい時からずっと支えてもらってる。
 私らしいプレーを、オリンピックで見せられたら」
とも語ってくれました。

ちなみに、奥原選手の好きなアーティストは、西野カナ。
試合前も曲を聞いて、気分を高めているそうで、
落ち着いたら「ライブにも行きたい!」とのことでした。


それから、バドミントンの女子ダブルスでは、
世界ランキング1位の高橋礼華選手と、松友美佐紀選手ペアの
金メダル獲得に期待ですよ!


■鈴木晶久
  • 17:30