取材日記

TOKYO FMが誇る報道スポーツチームが総力を挙げて取材します。
ラジオならではのハートフルなスポーツ報道をお送りします。

ママさん選手にも注目!

多くのオリンピックプレーヤーがいる中で、
ママをしながらリオでの戦いに臨む選手もいます!

ママさん選手でいうと、
バレーの荒木絵里香選手をはじめ、
フェンシングの佐藤希望選手、
7人制ラグビーの兼松由香選手らは、
ママさん選手として競技生活と子育てを両立している日々。

出産で競技生活を離れたブランクを埋めて、
オリンピック出場権をとる、というのは実に険しい道ですが、
そのぶん、オリンピックに行けることが決まると、喜びは格別!

その一人、リオ出場を決めた、
フェンシング・エペの佐藤希望選手は、
こんなふうに話してくれましたよ。

「もう最初はホントに筋肉も全部落ちて、
 (オリンピックに)行けるなんて
 まったく思ってもないぐらい一般の人の体形に
 戻ってしまっていたので、
 正直初めのスタートはちょっと不安でいっぱいでした。
 (オリンピック出場が)決まったときはすごく嬉しかったです。
 フェンシングの練習しているときは、
 もう子どものことは忘れてフェンシングを集中してやって、
 終わってからは子どもとの時間で、
 すごいリラックスしてのON、OFFのメリハリができたのが、
 すごい子どもができてからよかったなというふうに思います」

2歳の男の子をもつ佐藤選手は、
「子どもがいるから精神的にゆとりが出るようになった」と、
出産がフェンシングにいい影響を与えてくれるようになった、
とも明かしています。
遠征などで移動するときは、子どものムービーを見るそうで、
リオにも「子どもが踊っているムービーなどを持って行きます!」
と話してくれました。

また、7人制ラグビーの兼松由香選手は、
小学校2年生の女の子をもつママさんラガー選手。
チームメートからは「ゆかあさん」と呼ばれ、
他の選手の相談にものる存在です。
子どもが小さいときは、遠征で離ればなれになると、
やっぱり「さびしかった」とそうですが、
いまとなっては「そこは乗り越えた。
そんなことは言ってられないですよね」と笑って当時を振り返って、
ラグビーだけでなく、子育てを通して
自分も成長したと明かしてくれました。
OFFのときは、なるべく子どもと過ごすように心がけていて、
「娘との時間を最優先しています!」とも。


ママさん選手からは、子育てとの両立は大変なところもあるけれど、
競技生活とプライベートにメリハリがつくとか、
子どもの存在がモチベーションになるとか、
競技の結果を子どもが喜んでくれるのが何より嬉しい、
といった声もありましたよ。

リオでは、ママさん選手の活躍にも注目ですね!


■鈴木晶久

  • 20:00