取材日記

TOKYO FMが誇る報道スポーツチームが総力を挙げて取材します。
ラジオならではのハートフルなスポーツ報道をお送りします。

「世界一強い5人」と内村選手!

今回は、「体操ニッポン」の男子代表を
ピックアップ。
オリンピック代表の最終選考会の
全日本種目別選手権が終わって、
リオ男子代表5人が出そろいました!
19歳の白井健三選手が
初めてオリンピック代表に選ばれましたね。
また、田中佑典選手と山室光史選手は、
2大会連続の代表入りとなりました。

これで、すでに代表に決まっていた
内村航平選手と加藤凌平選手の2人とあわせ、
10代の力と経験豊かな選手からなるチームが
完成したわけですねー!



初めてオリンピック代表になった白井選手は、
今回の種目別選手権では、
特に、得意の「床」で見せてくれました!
大ワザを次々と決め、
締めのワザ(後方宙返り4回ひねり)の着地まで
しっかり決めて、
今シーズン自己最高の高得点(16.650点)で
制しました。

その白井選手は、リオに向けての意気込みを
こう話していました。

「それほど力まずに今回臨めて、
床でいい演技をして代表入りをしたいという
自分の目標があったので、
そこはしっかり達成できたんですけど、
跳馬で中途半端な実施をしてしまったので、
ああいうことが今後ないように、
今日、スタートラインに立ったと思って、
一からまた練習し直していきたいなと思います。
床と跳馬で完璧な演技をめざして、
絶対に頼られる選手になるということと、
あとは唯一の学生になるので、
練習・合宿や試技会から声を出して、
チームの元気をずっと保てるように、
ムードメーカーとしてがんばっていきたいなと思ってます」

「ひねり王子」とも呼ばれる白井選手は、
たしかに代表では唯一の10代ですが、
「攻める体操」が持ちあじ。
今回の選手権の跳馬では、
成功すれば世界初となる3回半ひねりの新しいワザに挑み、
ひねり不足で失敗はしたものの、挑戦する姿勢を示しました。
こうしたところからもリオでの活躍に期待ができますね!

ちなみに、エース・内村選手は、
白井選手について、
「世界選手権を3回経験している過程をみているから、
(オリンピック)初出場でも心配はない。
僕だけじゃなく、日本全国民がそう思っているくらいの
演技をしている」とコメント。
日本全国民!? 白井選手を信頼している感じがスゴイ!
また、代表5人ががそろったことには、
「予想してたメンバー。世界一強い5人だと思っている」、
「バランスのとれたチームで、
(代表に)入るべきして入った5人」と話していました。

体操男子代表は、このあと国内合宿に入り、
リオの本番で実際に使う海外メーカーの体操器具で
練習をします。
そして、リオデジャネイロオリンピックでは
2004年のアテネ大会以来となる
団体での金メダルをめざします!

■鈴木晶久
  • 18:00