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トウキョウハナコマチ

アスファルトを剥がし時代を遡る
東京の過去を旅するタイムリープ・コーナー。

※こちらに掲載されている記事の内容については諸説あります。

わっしょいか、セイヤか


2018.9.19 (wed)

お祭りになると聞こえてくる、お神輿を担ぐときのかけごえ。今聞こえてきた「わっしょい」という声が子ども神輿、大人神輿は「セイヤ!ソイヤ!」というイメージがありませんか?実は伝統的に使われているかけ声は「わっしょい」。大人もみな、わっしょいがスタンダードでした。

お神輿を揺らしながら大声をだすようになったのは江戸時代から。それまでは、担ぐときに「オー、オー」と声を出すだけでした。お祭りが庶民の楽しみのひとつになると、「わっしょい」というかけ声が登場。由来は諸説ありますが、「和を背負う」から「わっしょい」になったという説が有力です。他にも「みんなで和気あいあいお神輿を背負おう」という意味もあるよう。とても平和的なかけ声です。

では「セイヤ!ソイヤ!」はいつ生まれたのでしょうか。こちらも諸説ありますが、有力なのは1960年代後半。なんととても最近です。浅草で若者の担ぎ手が不足し、神輿同好会の人があちこちで担ぐ中かけ声を玄人っぽく変化させたのがきっかけだそう。テレビなどの普及によりその声が広まり、地方などでも「セイヤ!」や「ソイヤ!」が使われるようになりました。多くの人が「わっしょい」より「セイヤ!」が粋だと思い始めたのです。

ですが昭和も後半になり、より伝統的な「わっしょい」を復活させようという動きが出てきました。深川八幡のお祭りでは「ソイヤ」が禁止に。みな「わっしょい」でお神輿を担いでいます。どんなかけ声が「粋」か、それも時代によって変わるのですね。

姉さん女房のススメ


2018.9.18 (tue)

「年上女房は金のわらじを履いてでも探せ」という言葉があるのをご存知ですか?しっかり者の年上の女房は、重たくて擦り切れない金属のわらじを履いてでも探す価値があるという意味。昔から、年上の女房を持つと家庭円満になると考えられていたようです。

江戸時代には当たり前だった姉さん女房。ですが明治に入ると「夫より妻の方が年下である」というのが常識に。年上の奥さんをもらう人はちらほらいたものの、多くはありませんでした。そんな中で一大センセーションとなったのが平塚雷鳥という婦人運動家と、奥村博史という画家との恋です。雷鳥は、奥村よりも5つ年上でした。

女性運動家ともあろうものが年下の男性にうつつを抜かしている、と大きな問題になって気に病んだのは男性の方。「池の中で水鳥たちが仲良く遊んでいた所に、一羽の若いつばめが飛んできて大騒ぎになった。池の平和のために、若い燕は飛び去ります」と手紙を残し別れようとします。「若いつばめ」という言葉の由来です。

落ち着いていたのは雷鳥の方。この手紙に「つばめなら春になると帰ってくるでしょう」と返事し呼び戻しました。2人はその後、一緒に暮らし始めたそうです。

このことが世間に広まり、「若いつばめ」は流行語に。「姉さん女房」や「年上の彼女」への憧れも強まりました。時代の波に流されず愛を貫く姿勢に、みな共感したのかもしれませんね。

どら猫?のら猫?


2018.9.13 (thu)

「おさかなくわえた どら猫 追っかけて」……国民的アニメ「サザエさん」のテーマソングの歌いだしに登場する「どら猫」。飼い猫とは違い、人間社会の中で自由に生きる野生の猫は物語にもよく登場します。ですがこうした猫、「どら猫」とも「のら猫」とも言いますよね。この2つの違いは何なのでしょうか。

「どら猫」「のら猫」という呼び方は、どちらも江戸時代から。2つとも飼い主がいない野生の猫を指しますが、どうやら「どら猫」の方は「人間に悪さをする猫」という意味合いがあるようです。お魚をとって逃げたり、食べ物を盗んだり……最近は見かけませんが、昔の日本ではよく見かける風景でした。

猫だけでなく「どら息子」という使い方もしますよね。「どら」は中国の映画などで良く見かけるあの大きな鐘。「鐘をつく」と「お金が尽きる」という意味をかけ「お金が無くなるほど遊び呆ける息子」という使い方をするようになったとか。また、「道楽息子」という言葉が訛って「どら息子」になったという説もあります。どちらにしろ、迷惑な存在のことを「どら」と表現するようです。

一方、「のら」は「のらりくらり」から来ているという説があります。「野良仕事」などで使う漢字の野良は、畑仕事のことですがこの場合の野良と「のら猫」の「のら」は違うという説も。今では何にもとらわれず一匹狼として生きる、そんな意味合いもあります。

どんなふうに呼ばれても、当の本人はどこ吹く風。きままにのらりくらり生きている猫は、やはりどこかうらやましいですね。

赤坂氷川祭


2018.9.12 (wed)

煌びやかなお神輿や山車、それを担ぐ筋肉隆々の男性陣。道幅ぎっしりに並ぶ見物人、楽しそうにそぞろ歩きする江戸っ子たち……町民文化のなかでたくさんの華やかな祭りが誕生した江戸の町。そのうちの一つが今週金曜日から日曜日の3日間で行われる「赤坂氷川祭」です。

赤坂氷川祭は、「天下祭」と呼ばれる日枝神社や神田神社の祭礼に次ぐ大きいお祭り。その様子は「神輿が舞い、山車が往く」と描写されました。そう、このお祭りの特徴は神輿と山車の共演。江戸の大きなお祭りは、神輿よりも山車が中心でした。

ですが明治に入り江戸型山車の巡行はほとんど見られなくなっています。その理由は様々ですが、一度天下祭が行われなくなったタイミングで山車が東京から関東地方の周囲に流出していってしまったことが1つの要因。ところが赤坂氷川祭では部材の一部が奇跡的に残っていたため、江戸型山車を復活させることができました。

千年以上の歴史がある赤坂氷川神社は、徳川将軍直々の参拝もあったほどの由緒正しい神社。樹齢400年という樹が残る鎮守の杜をスタート地点に、赤坂サカスや東京ミッドタウンなどの都会を通って巡業していきます。たくさんの屋台も連なり、盆踊り大会も。ビヤガーデンやジャズのライブステージなどもあって、江戸と現代のいいとこどり。

大都会の真ん中で繰り広げられる歴史的な大祭。ぜひ足を運んでみてくださいね。

Schedule

9.24お休み

9.25おじいちゃん、おばあちゃん「運」ってあるんですか?

9.26秋の味覚 確認フェスティバル 2018

9.27Boom up! 松戸

Tracklist

2018.9.20

Apple MusicSpotify

15:05Hollow Life / Coast ModernAS

15:16Walk On The Wild Side / The DynamicsAS

15:25マウンテン・マウンテン / ceroAS

15:29Small Victories / The Lemon TwigsAS

15:37On My Own / Madeleine PeyrouxAS

16:09みらいのこども -始まりの鐘が鳴る- / 世武裕子A

16:24Paradise / Milo ShadeAS

16:38幸せの実 / Spinna B-ILL & HOME GROWN

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