wed.
東京花暦

温故知新をテーマに、東京の過去と今を結んでいくコーナー。

※こちらに掲載されている記事の内容については諸説あります。

トウキョウハナコマチはこちら

友情のメダル


2019.9.4 (wed)

「友情のメダル」というものを聞いたことがありますか?1936年に行われたベルリンオリンピックで作られたものです。競技は、棒高跳び。

夕方の4時から始まった棒高跳びでしたが、天気は暴風雨。選手たちは恵まれない天候の中懸命に戦いました。最後に残ったのは、大江季雄、西田修平という二人の日本勢を含む4人。

決勝ではアメリカのメドウスが金メダル確定させました。大江と西田の記録はともに4メートル25。本来なら2位、3位の決定戦をするはずですが2人はそれを辞退。雨の中5時間以上にも及んだ戦いに、疲れ果てていたのです。日本側は1回目でクリアした西田を2位、2回目でクリアした大江を3位と届け出ました。

ですが2位の西田は納得していませんでした。同じ記録なのに、自分が銀メダルなのはおかしい。そこで、表彰式で年下の大江選手を2位の表彰台にあげ、自分は3位の表彰台で「銀メダル」を受け取りました。

帰国後、2人は銀と銅のメダルを半分に割り、つなぎ合わせたメダルに作り直します。勝ち負けだけではない大切なものを教えてくれる2つの色のメダル。大江はその後フィリピンで戦死を遂げてしまいますが、このメダルは「友情のメダル」と呼ばれ日本のオリンピックの大切な歴史の一つとして語り継がれています。

ひと夏の恋


2019.8.28 (wed)

短い恋など季節を問わずあるものですが、それでもやはりその代表は夏。いつからこのイメージがついたのかといえば、それは「海水浴」の登場からです。日本で庶民が海水浴をするようになったのは明治時代。医師の松本 良順が、脚気の治療や健康に海水浴が良いという理由で、海水浴を推奨したことが始まりです。場所は神奈川県の大磯海岸。はじめは水着のようなものはなく、男性は裸同然、女性も濡れても構わない服で遊んでいました。

薄着になれば心も開放的になるのが人のサガ。偶然に出会った人とのいわゆる「アバンチュール」も増えていったのでしょう。小説にも、海水浴で出会った男女が海で身の上話をして関係を深めていく、というものが多く発表されるようになりました。

昭和に入ると戦争の影響で一度は海水浴の機会を失いますが、戦後再び楽しむようになります。この頃には水着も登場し、海岸はより一層「出会いの場」として発展しました。そして「ひと夏」という言葉を決定づけたのは、山口百恵さんの「ひと夏の経験」。刺激的な歌詞と魅力的な歌唱で大ヒットしたこの歌のおかげで「夏の恋」は短いものというイメージが強くなりました。

海と青空の下では美しく見えた出会いも、夏が終わってしまうと色あせる……そんなことも多かったのか「ひと夏」という言葉が短い恋を連想させるようになったのかもしれません。

夢占い


2019.8.21 (wed)

まず、熊に出会う夢。熊は「大きな影響を与える人物」の象徴、母親を意味します。女性の場合、妊娠や出産の暗示だと言われていました。妊娠中に熊の夢を見た人は安産になる、とのこと。

次にトイレ。厠は江戸時代の人々にとってとても神聖な場所です。排泄物は全て土に還る養分であり、豊かさの象徴。とくに夢で見るのは「金運に恵まれる」と喜ばれました。まさに「ウンが付く」というところでしょうか。

最後に、お葬式の夢。これはあまり見たくないものですが、実は悪い夢ではないとされてきました。それどころか、「お葬式の夢を見るとは、こんな目出度いことはない」とすら言われていたのです。例えば恋人のお葬式の夢を見たら、それはその人と生涯結ばれる予兆。お葬式まで添い遂げるのですから、結婚間違いなし、というわけです。

ちなみに福を呼ぶとする「招き猫」。これは江戸時代のある老女の見た夢が元ネタ。貧しさゆえに愛猫を手放したものの、枕にその猫が現れ、『自分の姿を人形にしたら福を授かる』と言います。その猫の姿の人形を焼き物にして浅草神社の鳥居横で売ったところ、たちまち評判になったことから生まれたそうです。

こうして見てみると、どんな嫌な夢もポジティブに「良い夢」として捉える江戸っ子の性根の明るさが現れているようです。マイナスをプラスに変えるそのパワーがあれば、本当にいいことが起こりそうですね。

日本初の英会話本


2019.8.7 (wed)

文明開化後、英語力が必須となった日本の官僚たち。ですが長い間鎖国をしていたため、急に話すことなど無理に決まっています。彼らは英語に対して、たくさんの努力を重ねました。

例えば新渡戸稲造。彼は、母校である札幌農学校の図書館に貯蔵してある英書をすべて読破したそう。そのおかげか英語力は国際的にもトップクラス。あの有名なアインシュタインやキューリー夫人と、対等に議論を戦わせていたそうです。また、野口秀世は、睡眠時間を3時間まで減らし英語の勉強に費やしたそう。

そして岡倉天心。彼は当時にしては珍しく、6歳ごろから英語塾に通い、外国人宣教師に英語を学び始めました。9歳で、ネイティブクラスの会話力を身につけていたそうです。ですがそのせいか、漢字が全く読めませんでした。天心はそのことを深く恥じ、国語の勉強をさせてくれと父に強く迫りました。父親は天心を寺に預け、そこでしっかりと漢字や国語を習ったのだそうです。

明治の人々はある言葉を大事に、英語や外国の勉強を重ねました。それは「和魂洋才」という言葉。日本古来の精神を大切にしつつ、西洋からの優れた知識を活用し、その2つを調和させていく。岡倉天心も日本語を知らずに英語を学んでも意味がないと思ったのかしれません。

自国の言葉をしっかり学び、そして外国語は小さな努力を重ねていく。明治の偉人たちはこうして世界と繋がってきたんですね。

Schedule

9.23勇気を出して大声で言います!

9.24世界はきっと変えられる!

9.25ごきげんいかが?

9.26サヨナラのシティ ~泣いたら退場~

Tracklist

2019.9.26

Apple MusicSpotify

15:00Tokyo / □□□AS

15:05F**k You/ Cee Lo GreenAS

15:12Happy / C2CAS

15:18NEW ERA / NulbarichAS

15:24Love Power / SkeewiffAS

15:29love scene / Ego-Wrappin'AS

15:34Our Day Will Come / WaldeckAS

15:40On Hold / The XXAS

16:07お嫁においで2015 feat. PUNPEE / PUNPEEAS

16:14Resonate Right / BullhornAS

16:23君と笑えば / The eslargot miles

16:42グッドバイ / D.W.ニコルズAS

16:47Rock'n'roll Good-bye / 松田聖子AS

Exotic Summer Breeze
@ Ginza Sony Park

Radio DJ Taka Holly (堀内貴之) selected 3 hours of Exotic Summer Breeze for the park visitors from all over the world.
Walk in Tokyo’s finest urban sanctuary,Ginza Sony Park
〜堀内貴之がGinza Sony Parkをイメージしてセレクトした夏の音楽〜

twitterfacebookinstagram番組情報を発信中!

close

close