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東京ローカルニュース

毎月東京23区のうちひとつの区を取り上げながら
東京の現在・未来について考えていくコーナー

千代田区

石川雅己(千代田区長)インタビュー 前編


2017.8.24 (thu)

毎月東京23区のうちひとつの区に注目し、区長などその区の中心人物に堀内貴之が取材しながら、東京の現在・未来について考えていきます。
8月の東京ローカルニュースは千代田区!
石川雅己(千代田区長)へのインタビュー前編は、「区長から見た千代田区」について伺いました。

 

区長から見た千代田区の特徴・強みは?

特徴は、日本の社会の中で代表的な所が沢山ある。 例えば、国会、官庁街、政治の一面 2番目が大手町や丸の内などのいわゆる経済の中心的な地域 3番目が秋葉原のポップカルチャー、外国人も多く来る観光スポット 4番目が大学が多い10~いくつありますが、千代田区の中間人口の15%位が学生さん 5番目が「本の街」これだけ、古本屋さんも含めて、集まっている街は世界に無い。 「本の街」、「学生の街」ってのは文化という切り口の代表性のある街だと言えます。 後はオフィスの街というイメージにとらえがちなんですけど、今は マンションが多くなってきて、「住める街、住んでみたい街」と思いまして 日本社会の中で様々な代表性のある機能というか役割が千代田区にはある。 人によっては「千代田区こそが首都」だと言う人もいらっしゃいます。

住む人が増えたのにもきっかけが?

それぞれの自治体は人が住んで初めてその機能をする。 出来るだけ住めるようにマンション等を誘致したのも事実です。 それから、若い世帯の方が千代田区に移動してきている。 これは、保育園の待機児童や学童クラブなど、 子育てに関して千代田区は重点的に取り組んでいるので 「保育園や学童クラブの待機ゼロ」と言う事で共働きの方が移動してきています。

ワテラスからの変化(神田気質)

街が若返りまして大変多くの学生がいる訳ですから、 学生さんが今、街に入って街の方とコラボしている。 机の上の勉強だけでなく、実学的に街の中で活動している。 大学と区で協定を結んで色々な事をしている。 フリーペーパーのお店の紹介、一緒に行事の時に使って盛んになってきました。 お祭りの影響もあるとは思いますが、それは神田だけじゃなくて 麹町でも大学があるので交流を図っている。

千代田区の昔からある物を守っているスタンス

昔から現代までに引き継がれている歴史的な価値のある物は 区で保存の仕組みを作っているし、単に街をクリアランスするだけじゃ無く、 歴史的建造物、景観を考えながら街の更新を行ってきた。

 

歩きタバコ・ポイ捨て禁止が始まったのは何故?

沢山の中間人口の方、1日に300万人が観光・ビジネスで訪れる方 80万の学生さん、沢山の方が千代田区で生活しているとなると、 様々な価値観はあるけどお互いに思いやり、気遣いを持って経済活動をしてもらいたい。 その1つのルールとして「歩きタバコ・ポイ捨て禁止」を始めた。
・街を綺麗にする
・子育て世代の奥さんから見ると危ない!
など理由があります。 風格のある千代田区を作っていく為の1つの形だと思っています。

放置自転車の撲滅とコミュニティサイクル

放置自転車はずっと取り組んできたが、それだけじゃ解決しないので コミュニティサイクルを導入しました。 これは、今の社会は何事も「所有では無くシェア」 皆さんで一緒になって1つの物を共同で利用しましょうという時代になっている。 自転車でに乗って別なところで降りても構いません。それを別な人が使う。 そんな仕組みが「コミュニティサイクル」 これが放置自転車の撲滅に繋がる。 そして、環境問題と観光 自転車に乗ってるから見える景色がある。 これからの大都市の在りようとして地球温暖化を含めて 「環境に優しい街」が皆さんから社会的な評価されると思っています。 2020年オリンピック・パラリンピックがあるのは、 特に障害者のスポーツ大会というのはまさに「共生」なんですね。 私たちが進めていくのは歩きタバコでも猫の殺処分0でもコミュニティサイクルでもそういう思いでやっています。

 

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