兵庫県の豊岡市って行ったことあります?東京から飛行機で大阪空港で乗り継ぎで、コウノトリ但馬空港まで。電車なら新幹線で京都駅で乗り換えて豊岡駅まで。
豊岡といえばコウノトリが有名な町。一度は日本の空から姿を消したコウノトリ。国内最後の生息地だった豊岡では、半世紀以上にわたりコウノトリの「いのち」を育む取組みが行われ、今では100羽以上の野生のコウノトリが暮らしています。
そのコウノトリを育む町、豊岡をフィーチャーしたスペシャル企画「ボイスオブ豊岡」では、豊岡で出会った人たちの声を元に豊岡の魅力をたっぷりと紐解いていきます。

豊岡市について

兵庫県北東部に位置し、北は日本海、東は京都府に接し、中央部には母なる川・円山川が悠々と流れ、多彩な四季を織りなす自然環境に恵まれています。
日本で唯一、国の特別天然記念物・コウノトリの野生復帰を実現。外国人も多く訪れる城崎温泉をはじめ、西日本屈指の神鍋高原スキー場、但馬の小京都・出石城下町などを有し、地場産業では全国の4大産地の一つである「かばん」や出石焼などの生産が行われています。

 

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ジャイアント麗子&サニー(ボイス収集隊)

豊岡にはキャッチフレーズがあります。
「飛んでるローカル豊岡~Think Local, That's Global~」
ホームページには、どーんとこのキャッチフレーズが掲載されているんですが、これにはどんな意味があるかというと・・・「飛んでる」という言葉には、コウノトリが”悠然と羽ばたいている”様子 と、尖っていて他とは違う”ぶっとんでいる” という意味があります。
コウノトリ野生復帰に取り組み、絶滅寸前から大切に育んで、新しい農法を広げた人たちがいたり。
近畿最古の芝居小屋を復原して歌舞伎をまちの顔したり、日本一の鞄産業を世界一にすべく、学校までつくってしまったり。
豊岡の昔からの資産を生かして、新たな価値を生み出していっている。
で、「飛んでるローカル豊岡~Think Local, That's Global~」。というキャッチフレーズが付きました。

飛んでるローカル豊岡

兵庫県立コウノトリの郷公園

兵庫県立コウノトリの郷公園

 

コウノトリ。低空飛行で飛ぶんですが、2メートル位の羽を広げた時に恐竜を感じるくらい大きい!
「カカカカカッ」とくちばしで音をたてる、クラッタリングというのをやるんですが、今までに聞いたことがないの不思議な音でした。

豊岡市で出会った取り組みのひとつが、ミュージシャンに一定期間豊岡市に滞在してもらい、自由な創作活動を支援するプロジェクト、「MUSICIAN IN RESIDENCE」。

そのプロジェクトに参加したのがbonobosのフロントマンでボーカルの蔡忠浩さん。番組にも以前ゲストで登場してもらったことがあるんですが、豊岡でbonobosの蔡忠浩さんにも会ってきました。

どうやら「MUSICIAN IN RESIDENCE」に滞在して豊岡でインスピレーションを感じたことを1つの曲にするということで、bonobosの蔡忠浩さんと、100羽を超える野生のコウノトリが生息しているコウノトリの郷公園で待ち合わせして、コウノトリが飛ぶ姿を眺めながらお話ししてきました。

(今回「MUSICIAN IN RESIDENCE」ということで、豊岡で暮らして曲を作るということですが。)
そうですね。企画自体も出来たてというかいろいろ試行錯誤しながらアイデアを出したりとかしながら今やっているところですね。
僕、美大に通っていて同級生も美大出身で、今絵描きの友達も結構いるんですけど、美術の世界も「ARTIST IN RESIDENCE」が盛んに行われていて、僕の友達も福島のARTIST IN RESIDENCEに行って滞在制作もしているんです、結構。それで事前に連絡を取ってARTIST IN RESIDENCEってどんな感じだろう?とか色々リサーチもして、それなりに心の準備を持って来てという感じです、今。
今回はここにいてずっと制作ではなく、モチーフになるものは合間合間に宿に戻って作ったり記録したりはしてるんですけど、最終的に仕上げたり本格的な作曲の作業は東京に戻ってからやる感じですね。豊岡をテーマに何か曲を作るということではなく。

(豊岡で得たインスピレ−ションを曲に落とし込んでいく?)
それも自由だと言って頂いているので入ればラッキーというのもあるし、基本的には音楽制作するバックアップを豊岡市がしてくれるという感じの企画ですね。

(今回、豊岡のイメージから何か制作しましたか?)
前回来た時のイメージもまだ残っているし、その時は何となく構想を練って、で今回来ておとといの夜くらいに少し作業をして、一応2曲分のあたりみたいなのをちょっとつけて。まだ曲だけですけどね。
詩はいろんなものを書き留めたりとか、感じたこととか思ったことを書き留めたりしてますけど、それは豊岡にいるからっていう豊岡にかなり引っ張られているので、そこからどう作品に昇華するかは東京に戻ってから少し冷静になってやるのもいいかなと思って。だからメモみたいなものはたくさん残すようにしています。

(じゃないと他の町で聞いた人が入り込む隙のない歌になってしまう?)
そうなんですよね。ご当地ソングを僕は作りに来たわけではないし、そんなのを作れるほどの作家ではないですから、そうじゃなくてレジデンスという場所を提供してくれる豊岡と一緒に上手く盛り上げたり楽しんでいくっていう、文化的な遊びというか、そういう感じですね。

(蔡さんの美大に行っていたというルーツがあるから軽く腑に落ちるところがあるんでしょうね。)
レジデンスってなんだろうって改めて調べたりとかして、音楽って大衆文化としてかなり生活に寄っているじゃないですか。みんな歌好きだし演歌という歴史というか土壌もあるし、基本的に演歌ってご当地もの多いじゃないですか。音楽ってやっぱり引っ張られやすいしバンドのあくまでbonobosの作品としてみんなに聞いてもらうための音楽を豊岡で作るっていう。

(どんなものができるか楽しみですね。)
僕もちょっとドキドキしてるんです(笑)そこまで時間もないので。

(すでに歌への興味が始まっている?)
まぁ、城崎旅情みたいな感じですね(笑)

 

その後完成した曲が「アルペジオ / bonobos
番組内で初オンエアしました!

 

[ bonobos ] ボノボ

兵庫県立コウノトリの郷公園

兵庫県豊岡市祥雲寺字二ケ谷128
電話: 0796-23-5666

兵庫県立コウノトリの郷公園

玄武洞

玄武洞

 

豊岡市は日本海に面しているんですが、海岸沿いだけでなく豊岡市全域がジオパークなんですよね。雄大な大自然がそのまま残されています。
中でも圧倒的な迫力だったのは、国の天然記念物に指定されている「玄武洞」。
160万年前の噴火による不思議な割れ目模様の「柱状節理」が、高さ50メートルくらいにわたってそびえ立っていました。

玄武洞公園

兵庫県豊岡市赤石
電話: 0796-22-8111

豊岡鞄

豊岡鞄

 



豊岡は鞄作りが有名な町。千年の伝統をもつ鞄の産地です。
奈良時代から始まる柳細工を起源として、江戸時代に隆盛をむかえ、大正以降はその伝統技術と流通経路を基盤に、新素材への挑戦とミシン縫製技術の導入により、鞄の生産地となりました。
豊岡で作られた鞄の中でも、兵庫県鞄工業組合が定めた基準を満たす企業によって生産され、審査に合格した製品のみが「豊岡鞄」と認定されます。
豊岡市にはのエキスパートを養成する専門校もあって、全国から職人を目指して生徒が集まっています。
そこで、Toyooka KABAN Artisan Schoolの皆さんに豊岡鞄について聞いてきました。

タケシタヨシヒサさん 78歳 Toyooka KABAN Artisan School:講師

(カバンの素材はどんなものが~?)
頒布であったりナイロンだったり~牛皮、あるいは豚革です。

(こういう所良いな~ってどんなトコですか?)
やっぱりね、それぞれが企業秘密という様な感じの中で、技術を漏らさない!教えない!ってあるんですけど、豊岡の場合はお互いに「こうしたらどう?」とか技術を教え合っているし、オープンにどんどん言っている所です。そういった面で、「皆が良くなれば」と努力をしています!そこが他にマネ出来ない良い所だと思います。

(豊岡市のカバンの特徴とかってあるんですか?)
やっぱりメンズが非常に多くて、昔の柳行李(やなぎごうり)から発展してきて、ナイロンであるとかビニールとか多かったんですけど、最近になって革モノも増えてきまして、そういった物が全国に豊岡カバンブランドとして展開しています。やっぱり一生使えるバッグで丁寧に作ってます!見えない所でも強度面とか工夫を凝らして壊れ難いのを作っています。

(先生は今の生徒さん達の作品を見てどうですか?)
ん~まだね、一年も経っていない7~8ヶ月なので、まだまだなんですけど…(笑)一生懸命やっているのが伝わってきますね!それぞれ個性を伸ばしてあげたいな~って見てます。

(手先が器用な方が多そうですね!)
そうですね、もの作りが好きな人が非常に多いです!あと、まったくのド素人もいます(笑)

(これからの豊岡市のカバン業界どんな風になっていくと思いますか?)
まぁ、ここの卒業生が各企業にどんどん就職しまして、豊岡のレベルが上がって行き生産量が増えてくれると幸せかな~と思います!私も豊岡カバンの認定員もやっているんですけど、商品はどんどん良くなり非常に注目されています!未来があるな~って思います。

(これから先。ぜひこんな方に愛用してもらいたい!とかありますか~?)
ん~やっぱり今まで若い人に使ってもらえるばバッグが少なかったので、とくに女性!日本製、豊岡製を長く愛用してもらえたらと思います。輸入品に頼らず、日本の国産をぜひとも~!
(わかりました、今日はお邪魔しました。ありがとうございました!)

タナハシコウサクさん 34歳 Toyooka KABAN Artisan Schoolの生徒

(今、何をされてるんですか?)
ギャザーバックの製作をしています。

(カバン作りのきっかけは?)
私の場合は、豊岡への移住が先にあって。素敵な魅力的な街だなというのがありまして。

(その後に、カバン作りを始めようかなと)
移住する中で、より深く入りたかったので、地場産業に関わりたいなという思いで。職人は憧れだったので、学んでみたいなという思いで来ました。

(ご家族で豊岡に?)
そうです。妻、子2人、連れて来たという感じですね(笑)

(実際、カバン作りに携わって、どういう所が楽しい?)
自分で設計デザインして、形に出来た時というのは、楽しいですね。

(難しさもあります?)
難しさもあって、毎回毎回新しいチャレンジになるので。革のシワの寄り方、ギャザーがイメージ通りできるかというのが、今回の一番難しいポイントですね。

(ここを卒業した後は?)
豊岡市内の企業に就職する予定です。もちろんカバン業界です。

(ご家族は、移住されてどのように言ってますか?)
来て良かったって言ってくれてますね。豊岡に来て、自然が多い中で子どもも活き活きと走り回ってますので、子どもの顔を見れば、「来て良かった」ってなりますね。

(このカバンはあとどのくらいで完成ですか?)
あ!ちょうど今、完成しました!(笑)

(わぁ~真っ赤な素敵なバックですね~これは、どなたに?)
年齢が上なイメージなので、母親にでも。

コジマさん 25歳 Toyooka KABAN Artisan Schoolの生徒

(今は、どんなカバンを作っている所ですか?)
今は、ギャザーが入ったダレスバックを作っている所です。

(サーモンピンクの綺麗な革ですね)
ありがとうございます~。今は、柔らかいいソフトレザーを使って作ってます。今回の課題が、女性らしいカバンを作るという所だったので、女性らしさを表現できるような感じにしたいなと思って。

(入学して何個目のバック?)
入学して10個くらいは作ってます。大体、一個の作品を仕上げるのに、一週間ちょっと。それぐらいの期間で仕上げなきゃいけないので、いつも苦労してます(笑)

(カバン作りの中で大変な所は?)
このスクールでは、スケッチから図面、型紙をイチから自分で作るので、私は、イメージ通りの図面や型紙を作るのが、時間が掛かって大変ですね。

(カバン作りの楽しさは?)
自分が作りたい物が、今みたいに少しずつ形になって、実際出来上がった時。作って行く過程も楽しいです。

(どうして豊岡でカバン作りを始めたんですか?)
地元が岐阜県出身なんですけど、隣の愛知県のカバンのスクールに通った経験があって、もっと本格的に学びたいと思って、このスクールを見つけたのがきっかけです。

(本格的という所で豊岡のカバンを?)
ここだと、カバンの街というのがあって、職人さんもたくさんいらっしゃいますし、スクールを出てからも、カバンの会社がたくさんあるので、その後も、ずっとカバン作りを学べる環境がここだったらあるんじゃないかと思って、ここに来ました。

(今は、豊岡に住んでらっしゃる?)
岐阜から来て、今、シェアハウスに住んでます。

(将来的には?)
豊岡でカバン作りを続けていけたらと思ってます。

ヤスダマサトシさん 28歳 Toyooka KABAN Artisan Schoolの生徒

(今は何をしてる所ですか?)
学校の課題であるギャザーのダレスバックを作ってます。リュックサックの形のものを作ってまして、そのショルダーの部分を作ってます。

(どうして豊岡の学校を選んだんですか?)
豊岡市というのがカバンの街ということで、環境的にも材料の調達もしやすいですし、カバンを作るための環境というのが、揃っていたので、この場所を選びました。

(どちらからいらしたんですか?)
徳島県出身です。僕は、実家がイチゴ農家をしてまして、その仕事をここに来る前までしてたんですが、その貯金を使って(笑)今は、アパートで一人暮らしで学校に通いながら。

(これからどうなっていきたい?)
自分一人で最初から最後までひとつのカバンを作れる職人になっていきたいですね。

(カバン作りの魅力は?)
もともと物作りが好きだったので、自分で設計して、組み立てて行って、自分が思い描いた形を作っていける。そのプロセスだと思う。そういう所に、私自身魅力を感じたのでこの場所にいるんだと思います(笑)

Toyooka KABAN Artisan School

兵庫県豊岡市中央町18-10
電話: 0796-22-1709

Toyooka KABAN Artisan School

城崎温泉

城崎温泉

 

豊岡市のとなりには歴史のある温泉街、城崎温泉があるんですが、城崎温泉は趣のある温泉街でした。

城崎温泉に旅行に来ていた奥様3人組に足湯に入っている所を話し掛けました。

エミさん、ノンさん、ハミさん 50代 主婦

♪ちゃぽちゃぽちゃぽ
(こんにちは~)
こんにちは~!

(今日は、皆さんで城崎温泉に?)
そうです~!友達と三人でね。

(足湯が気持ち良さそうですね~)
♪ちゃぽちゃぽちゃぽ
温かいです~(笑)ふふふふふ(笑)とっても。お湯もキュッキュって感じのお湯です。 いい感じです~(笑)

(どうして城崎温泉に?)
岡山から来たんですけど、一泊でちょっと行きたいねってなった時に、近辺でとなると「城崎だね」ってことになって(笑)

(城崎温泉の魅力は?)
お土産屋さんが並んでたり、昔ながらの風情があって。昔ながらの温泉街の。卓球もあったよね?温泉卓球場とか。懐かしくってね。よかったですよ。

(どういう温泉に行きました?)
二カ所行きました。一の湯さんと、鴻の湯(こうのゆ)。一の湯は洞窟風呂になってて、広くて良かったですよ~。

(城崎温泉でどういう過ごし方を?)
基本的には、のんびりと。行き当たりばったり(笑)昨日からしてます(笑)お買い物も多いね~。お土産~(笑)ははははは(笑)私は、カバンを買いました。やっぱり、カバンの街だから、気に入ったのがあったので、お値段は良かったんですけど、買っちゃいました~(笑)ははははは(笑)

(これからどういう所に?)
もう少し、この街並みを見て回って、帰りながら豊岡をぼちぼち。カバンストリートもあったし、海鮮せんべいもあるし、色々見ながら帰りたいと思います(笑)

(ありがとうございました~)
ありがとうございました~。

さらに観光と泊まりで温泉街に来ていたカップルと地元の主婦の方に、温泉街、豊岡の良さとは?など聞いてみました。

アキさん(左) 30歳 デザイナー/ユキさん(右) 29歳 会社員 豊岡市

(こんにちは~)
こんにちは~ハハハ(笑)

(旅行ですか?)
旅行で~癒されに~!

(城崎温泉はどうですか~?)
楽しかったですーハハ。美人の湯!露天風呂も付いてて、中で滝も見れました~!昭和感、柳道な感じで落ち着くよね~!ノープランで来て、「ここの外観良いよねー」とかで入った方がいい感じです~
(そういう楽しみ方したんですね~!)

(豊岡市の良い所ってどんなトコですか?)
温泉ですね!温かくて癒されるー!!ハハ~。

*キンコンカンコ~ン
(レトロな鐘の音が~笑)
ハハハ~(笑)

スマイルさん 50代 主婦 豊岡市

(こんにちは~地元の方ですか?)
はいそうです~!25年くらいですね~嫁いで来ました!

(近年豊岡市は変わったな~とか変化感じますか?)
だいぶ変わって来てますね~今風になってきているというか(笑)

(一番イイ時期って~?)
冬ですね!カニも時期もございます~。

(冬場はカニですか!)
そうですね、湯で蟹か~カニ刺しですね~!!

(豪華ですねー笑)
はい、そうです!!(笑)

 

城崎国際アートセンター

城崎国際アートセンター

 

城崎温泉のはずれに城崎国際アートセンターというのがあります。
舞台芸術に特化した滞在型創作施設、通称、アーティスト・イン・レジデンスを展開している施設で、舞台芸術を中心とした滞在型の創造活動の拠点となっています。
ホール、スタジオ、レジデンスで構成され、アーティストが城崎のまちに暮らすように長期滞在できるアートの拠点です。芸術監督には、劇作家であり演出家の平田オリザさんが就任されています。

田口幹也さん 49歳 城崎国際アートセンター:館長

(城崎国際アートセンターとはどの様な場所なんでしょうか?)
こちらは舞台芸術、ダンス演劇に特化したアーティスト in レジデンスです。基本的にはこの建物内の宿泊施設で一定期間作品を作る方々に滞在して生活してもらいながら作品を作っていただきます。最大3ヶ月まで無料に滞在できるんですけど、大体皆さん2~3週間ですね!お風呂は館内には無いので、城崎の有名な外湯温泉街を利用してもらっています。

(無料とは太っ腹ですね~)
そうですね、ここは豊岡市が市の直結で運営しているんですけど、レジデンスを通して「地方創生しよう!」や「地域を元気で住み易い町にしよう!」と運営しています。これは市長の発案でして、この建物は元々1983年に兵庫県が建てた『城崎大会議場』でした。当時は、温泉街に伴い団体客が楽しむ多目的スペースとしての場所だったんですが、時代と共にそのニーズが減り…県としても手放した所を豊岡市が引き継ぎました。そんな中で市長が、「もういいや…いっそ多くのアーティストに使ってもらおう!」と思い付き、そこから市民の皆さんにも生の芸術に触れる良い機会であり、新しい拠点として新たな人の流れが出来れば潤うだろう!との強い想いで今の形になりました。2014年に出来上がり5年目になります。

(柱には今までこちらを利用した方々のサインが凄いですねー!)
そうですね、滞在してくださった方々は最後に柱にサインをしてもらっています。 本当にここには世界中からアーティストが来るので色んな言語も見られて楽しいかと思いますよ!(笑)以前、森山未來さんが3週間ほどここに滞在されて、前野健太さんや岩井秀人さんと、 『子供のアイデアを演劇にする』って作品を創られました!凄く発展性のあるプロジェクトでした。あと、印象的な出来事としてはカナダのダンスカンパニーがありまして、ダンスの時に全裸で踊るスタイルなんです!男性3人、女性1人のカンパニーで。その方々がこちらで打ち合わせされている時に、「日本ではパンツを履くけど上は着なくても平気ですか?」と質問してきたんですけど、その際ここは行政の場所なので、市の職員の方で「申し訳ないけど未成年などの影響も考えた上で、上は着けてほしい…」と返答した事があったんです。で、その後そのまま公演は行われて、無事終わったんですけど…市長の方がそのやり取りを知り激怒したらしいです(笑)「アーティストの表現にこちらから注文をつけるな!」、「こちらの都合で表現を変えてはいけない」と言われたそうです。そのやり取りを聞いた時には私としてもありがたいな~と思いました。

(この先どの様な発展や未来を考えていますか?)
今度、兵庫県がこの城崎国際アートセンターと連携してクリエイティブな人材を育成する専門職大学を2021年に作る計画が進んでします。そこで学んだ地元の子達がさらに、この町の魅力を伝えてくれたり盛り上げてもらえたらなーと思っています!

城崎国際アートセンター

兵庫県豊岡市城崎町湯島1062
電話: 0796-32-3888

城崎国際アートセンター

 

 

NPO「本と温泉」

NPO「本と温泉」

 

城崎温泉は歴史ある温泉街の中に新しいカルチャーの拠点が混在している魅力的な温泉街なんですが、城崎国際アートセンターに続いて、温泉街の真ん中に美術館のような建物の城崎文芸館が現れます。
ここはNPO「本と温泉」の拠点。NPO「本と温泉」は、城崎旅館経営研究会を構成する気鋭の若旦那衆十数名で立ち上げた組織。
その理事が、老舗温泉旅館「三木屋」 の10代目当主、片岡大介さん。
三木屋はあの文豪志賀直哉が「城崎にて」という名作を書き上げた温泉旅館。片岡さんは、伝統の上にあぐらをかくようなことをせず、有志とともに出版NPO「本と温泉」を立ち上げました。

片岡大介さん 37歳 NPO「本と温泉」代表

(どういう活動を?)
「本と温泉」という出版を行うNPOを城崎温泉の旅館の若旦那のメンバーで立ち上げてまして、そこでオリジナルの本を作って販売してます。2013年というのがキーポイントで、志賀直哉の「城の崎にて」という小説があるんですが、志賀直哉が来て100周年というのが、そこだったんですね。「城の崎にて」は、全国的に城崎の知名度を上げてくれたというのは、間違いなかったんですけど、でも、100年前の小説なので、今、知ってる人が少なくなっていっていて、もう一度文学の町というのを盛り上げたいと。でも、ただ、100年前の作品だけを大事にしていくのではなくて、今の時代にも伝えていきたいというのがあって、この活動が始まりましたね。現代の作家さんともおつき合いさせてもらいながら、一緒に作った本が売れていくみたいな。そういう風な半分手作りのような活動になってますね。

(どういう作家さんが?)
最初は、万城目学さん、次が湊かなえさん。 それぞれに合わせた装丁になってまして。「城の崎にて」は、ちっちゃい豆本になっていて、浴衣の袖に入れて、町中で出して読んでもらえるようにとなっております。

(湊かなえさんの本は?)
これは、カニをイメージしてまして、デコボコもついて、カニの殻のようになってるんです。下からカニの身をぐっと出すように推して出して頂くと。
(面白いですね~)

(本の装丁にも城崎の特色が出てて)
万城目さんと湊さんが発信していただいたおかげで、「本と温泉」の活動を知ってもらえたんですね。普通の本を出すと「本と温泉」ぽくないやん(笑)と言われて、どんどんハードルが上がってますね(笑)書店で売っている本ではないんですね。旅館の売店とか、温泉街のお土産屋さん。普通にお土産物と一緒に並んでいる物なので、まさにお土産として買って帰ってもらえる物。もらった人も、行きたくなって、城崎の名前が広がって行くことを目指してます。

(どのくらい売れてますか?)
3種類の合計が、4万部くらいまでいってます。城崎だけでしか買えないのに、当初、私たちも想定してなくて、当初は、1000部作って「全部はけるかな。。。」って言ってたぐらいなので (笑)最初からすると、自分たちも信じられないくらいの部数が出てます(笑)

(これからやりたいことは?)
城崎という町にもう一度「文学」が町の柱として、大きく育って、それをきっかけに今まで来なかった方が来ると。そうして、城崎の町が賑わうと。こういうことを目指してやっていきたいなと。自分たちも楽しんで、自分ごとにして、 魂入れて。これからも続けていきたいなと思ってます。

城崎文芸館

兵庫県豊岡市城崎町湯島357-1
電話: 0796-32-2575

城崎文芸館

NPO「本と温泉」

Shot Bar John

Shot Bar John

 

校長先生から定年退職後にショットバーをオープンしたBar Johnのマスター、ジョンさん。豊岡の夜はこのお店無しには始まらないです。

Shot Bar John

兵庫県豊岡市中央町12-11
電話: 090-4032-0660

Shot Bar John

 

 

ジャイアント麗子
今回、豊岡市に出張させてもらいありがとうございました。
現地の方々に温かく迎えられ、豊岡の魅力を様々知る事ができ、どこを切り取っても1泊2日には贅沢過ぎる内容ばかりでした。
東京から見る「地方」
地方から見た「東京」
どちらも自分達の住む街を大切にしながら、もっともっと発信して行きたいとの想いは同じなんだな~と強く感じました。
豊岡市とシンクロのシティどちらにとっても新たな発見と今後の発展がある事を願いつつ、多くの方にこの放送を聴いてもらいたいです!

サニー
豊岡から帰って来て、東京で生活している中で、豊岡で出会った人や景色を何度も思い出し、「豊岡の街は今、どんな景色かな」「行きたいな」と想いを馳せています。
1泊2日の出張でしたが、それほど、強く心に残っています。
街の温かさだけでなく、新しいことに取り組む情熱も感じる魅力的な街でした。
今回のこの放送が、豊岡と東京を繋ぐ架け橋になればいいなと思います。
次行く時には、、、カニを食べたいぞっと。

3月10日サンデースペシャル

 

 

3月10日19時よりオンエア!
お楽しみに!!

 

ミュージシャン・イン・レジデンス 豊岡 オフィシャルHP