- 2019.06.23
- 劇作家・演出家 根本宗子さん「演劇と音楽」
ハピクロは好奇心を刺激する“知識”と、日曜夕方を彩る“音楽”をあわせ持った家族で楽しめる『知識+音楽のハイブリッドプログラム』!
より、音楽が色濃くなって、家族でドライブに行きたくなるような1時間をお届けいたします。
今週のゲストは、劇作家で、演出家の根本宗子さんです。
根本宗子さんは、2009年7月に劇団「月刊「根本宗子」」を旗揚げ。
月刊「根本宗子」では、全公演の脚本・演出を担当するだけではなく、公演チラシのモデルも根本さん自身が務めています。
劇団名さながら異例のスピードで新作公演を上演。2016年の『夏果て幸せの果て』が、『第60回岸田國士戯曲賞』最終候補に、平成生まれで初のノミネート。2017年の『皆、シンデレラがやりたい』が『第17回バッカーズ演劇奨励賞』を受賞するなど、次世代演劇界を背負う作・演出家として日々破竹の勢いで 活動されています。
言葉のプロである根本さんが、歌詞で選んだ珠玉の3曲を紹介していただきました。
脚本家への道
根本さんが演劇と出会ったのが12歳のとき、松尾スズキさん主宰の劇団「大人計画」を観に行ったことで、とても衝撃を受けたんだとか。
それがきっかけとなり演劇を好きになったそう、中学、高校では観る専門だったそうですが、高校卒業を機に演劇の学校を経て劇団を始めたそうなんです。
かなこ:脚本も書かれていますよね?
根本:私、本当に勉強が嫌いで、本を読むのも大嫌いだったので自分が脚本家になるとは夢にも思ってなくて。
なんとなく書いたのをきっかけに、書くようになりました。
しおりん:意外ですね、本を読んでいそうなのに。
根本:脚本家って本を読みそうじゃないですか? 今でも苦手なんです(笑)。
かなこ:どうやって書いているんですか?
根本:その役者さんをイメージして、“この人はこういうのをやったら面白い”とか、“この人にこういうことを書きたい”みたいなのが多いので、俳優さんに書かせてもらっている感じです。
かなこ:もし、私たちに書いてくださるとなったら(笑)。
根本:書きたいのいっぱいありすぎて、本当にやりたいです(笑)。
「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」も、羨ましかったです“私も演出したかったのに!”と思って見てました(笑)。
清野:脚本のアイデアなど、普段から磨かれているものがあるんですか?
根本:あまり気にして生活してないんですけど、人のことを見るのが好きかもしれないです。
本を書く時も外で書くことが多くて、人が喋っているのを聞いている方が書きやすいですね。
数多くの舞台で脚本を手がけられている根本宗子さんに、
“この歌詞がスゴイ”という視点から、3曲を選曲していただきました。
選んでいただいた楽曲は、kemio「どこまでいっても渋谷は日本の東京」
根本:kemioさんは知っていますか?
かなこ・しおりん:知ってます(笑)。
しおりん:このあいだカラオケで歌いました(笑)。
根本:「あなたの悩み宇宙レベルで考えてみた 泣いた」という歌詞があって、
歌い方もなんですけど、何の感情もこもってない感じが…彼が歌っていると、“確かに悩みも大したことないかな”みたいに思えるような力があって、なかなか作詞家から出てこないだろうなって思います。
しおりん:書こうとして書けない歌詞ってことですね。
根本:普段から言っている言葉を羅列したみたいなのが、すごい歌だなと思って。
かなこ:一回聴いただけで頭から離れなくなりそう。
しおりん:一緒に歌いたくなるよね。
根本:文字を選ぶセンスがものすごいですよね、すごく好きで。
普段からこういう感じで喋ってますよね(笑)。
2曲目が、カネコアヤノの「祝日」
清野:この歌詞は、どのあたりがポイントなんでしょうか?
根本:歌い出しの「お腹が痛くなったら 手当てをしてあげる」という歌詞、
すごく日常の風景を歌ってらっしゃるんですけど、カネコさんの歌う日常が想像しやすいし、日常の温度感がものすごく伝わってきて、「手当してあげる」ていうことに対して、「お腹が痛くなったら」っていうのは、私だったら結び付けないなと思って。もうちょっと、擦り傷とか…。
かなこ:お腹痛くなった時の手当てって難しいですもんね。
根本:優しいし、すごく好きだから、お腹が痛いぐらいのことでも手当てしてあげたいっていうことにも捉えられます。
初めて聞いた時に、歌い出しの一言で“どんな曲なんだろう”とワクワクして、最後まで日常のことを歌うんですけど、それがすごく良いなと思います。
清野:母性の塊みたいな歌詞ですよね。
しおりん:いろんな感じでとらえられるかも。優しい感じなのかなと思ったら、ちょっと歌い方がダークな感じもあるのかなと思ったり。
かなこ:情景が想像しやすいというか、“こんなお家に住んでいるんだろうな”とか、想像しちゃう(笑)。
ミステリアスな感じもしますよね。
3曲目は、映画『アニー』のサントラから、クワベンジャネ・ウォレス「オポチュニティ」
根本:最新版の映画の「アニー」の中で、この曲だけは映画のために書き下ろされている曲でアニーが1人で歌う曲です。
ミュージカルが好きなんですけど、外国のミュージカルを日本でやる時に日本語の訳にするじゃないですか?
かなこ:うんうん。
根本:文字数が合わないので日本語訳する方のセンスが問われるんですけど、日本語にした時に一番最後に「500の笑顔があるわ」ということを歌ってるんですけど。
英語だとかっこいいんですけど、日本語で「500の笑顔があるわ」っていう歌詞は書かないじゃないですか? 曲の世界観が英語ならではのところが、なかなか日本語でこういう表現をしずらいですよね。
アニーにとって、「笑顔」ということが大事なキーワードなんですけど、それを英語ならではでかっこいいなと思って。
しおりん:英語の表現だからこそ、素敵な言葉ってありますよね。
かなこ:アニーの映画は玉さんと観に行ったんですけど、もう一回観に行きたくなりました。
アニーのオーディションのドキュメンタリーをみんなで一緒に観ていて、チケットを取りたいって思ってその場で電話したんですけど、自分たちのスケジュールと確認したんですけど、断念しましたね(笑)。舞台も観てみたいですね。
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ご応募お待ちています!
メッセージは、『ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!』の【メッセージフォーム】からお送りください!
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★ももいろクローバーZからのお知らせ
■Blu-ray&DVD『Momoclo Mania 2018 -Road to 2020- LIVE Blu-ray&DVD』絶賛発売中!
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MomocloMania2019 –ROAD TO 2020- 史上最大のプレ開会式
【DAY1】2019年8月3日(土)
【DAY2】2019年8月4日(日)
両日共通:open 14:30 / start 17:00 / (20:30終演予定)
【会場】埼玉県・メットライフドーム
AYAKA NATION 2019 in Yokohama Arena
【日程】2019年6月23日(日)
【会場】神奈川県・横浜アリーナ
<佐々木彩夏 初座長決定!>大江戸娯楽活劇・歌謡ショーの2本立て!
【公演日程】2019年8月17日(土) 〜 8月26日(月)
【会場】明治座
【主演】佐々木彩夏
【出演】ももいろクローバーZ(百田夏菜子、玉井詩織、高城れに)、松崎しげる 他
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今週のゲストは、劇作家で、演出家の根本宗子さんです。
根本宗子さんは、2009年7月に劇団「月刊「根本宗子」」を旗揚げ。
月刊「根本宗子」では、全公演の脚本・演出を担当するだけではなく、公演チラシのモデルも根本さん自身が務めています。
劇団名さながら異例のスピードで新作公演を上演。2016年の『夏果て幸せの果て』が、『第60回岸田國士戯曲賞』最終候補に、平成生まれで初のノミネート。2017年の『皆、シンデレラがやりたい』が『第17回バッカーズ演劇奨励賞』を受賞するなど、次世代演劇界を背負う作・演出家として日々破竹の勢いで 活動されています。
言葉のプロである根本さんが、歌詞で選んだ珠玉の3曲を紹介していただきました。
脚本家への道
根本さんが演劇と出会ったのが12歳のとき、松尾スズキさん主宰の劇団「大人計画」を観に行ったことで、とても衝撃を受けたんだとか。
それがきっかけとなり演劇を好きになったそう、中学、高校では観る専門だったそうですが、高校卒業を機に演劇の学校を経て劇団を始めたそうなんです。
かなこ:脚本も書かれていますよね?
根本:私、本当に勉強が嫌いで、本を読むのも大嫌いだったので自分が脚本家になるとは夢にも思ってなくて。
なんとなく書いたのをきっかけに、書くようになりました。
しおりん:意外ですね、本を読んでいそうなのに。
根本:脚本家って本を読みそうじゃないですか? 今でも苦手なんです(笑)。
かなこ:どうやって書いているんですか?
根本:その役者さんをイメージして、“この人はこういうのをやったら面白い”とか、“この人にこういうことを書きたい”みたいなのが多いので、俳優さんに書かせてもらっている感じです。
かなこ:もし、私たちに書いてくださるとなったら(笑)。
根本:書きたいのいっぱいありすぎて、本当にやりたいです(笑)。
「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」も、羨ましかったです“私も演出したかったのに!”と思って見てました(笑)。
清野:脚本のアイデアなど、普段から磨かれているものがあるんですか?
根本:あまり気にして生活してないんですけど、人のことを見るのが好きかもしれないです。
本を書く時も外で書くことが多くて、人が喋っているのを聞いている方が書きやすいですね。
数多くの舞台で脚本を手がけられている根本宗子さんに、
“この歌詞がスゴイ”という視点から、3曲を選曲していただきました。
選んでいただいた楽曲は、kemio「どこまでいっても渋谷は日本の東京」
根本:kemioさんは知っていますか?
かなこ・しおりん:知ってます(笑)。
しおりん:このあいだカラオケで歌いました(笑)。
根本:「あなたの悩み宇宙レベルで考えてみた 泣いた」という歌詞があって、
歌い方もなんですけど、何の感情もこもってない感じが…彼が歌っていると、“確かに悩みも大したことないかな”みたいに思えるような力があって、なかなか作詞家から出てこないだろうなって思います。
しおりん:書こうとして書けない歌詞ってことですね。
根本:普段から言っている言葉を羅列したみたいなのが、すごい歌だなと思って。
かなこ:一回聴いただけで頭から離れなくなりそう。
しおりん:一緒に歌いたくなるよね。
根本:文字を選ぶセンスがものすごいですよね、すごく好きで。
普段からこういう感じで喋ってますよね(笑)。
2曲目が、カネコアヤノの「祝日」
清野:この歌詞は、どのあたりがポイントなんでしょうか?
根本:歌い出しの「お腹が痛くなったら 手当てをしてあげる」という歌詞、
すごく日常の風景を歌ってらっしゃるんですけど、カネコさんの歌う日常が想像しやすいし、日常の温度感がものすごく伝わってきて、「手当してあげる」ていうことに対して、「お腹が痛くなったら」っていうのは、私だったら結び付けないなと思って。もうちょっと、擦り傷とか…。
かなこ:お腹痛くなった時の手当てって難しいですもんね。
根本:優しいし、すごく好きだから、お腹が痛いぐらいのことでも手当てしてあげたいっていうことにも捉えられます。
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清野:母性の塊みたいな歌詞ですよね。
しおりん:いろんな感じでとらえられるかも。優しい感じなのかなと思ったら、ちょっと歌い方がダークな感じもあるのかなと思ったり。
かなこ:情景が想像しやすいというか、“こんなお家に住んでいるんだろうな”とか、想像しちゃう(笑)。
ミステリアスな感じもしますよね。
3曲目は、映画『アニー』のサントラから、クワベンジャネ・ウォレス「オポチュニティ」
根本:最新版の映画の「アニー」の中で、この曲だけは映画のために書き下ろされている曲でアニーが1人で歌う曲です。
ミュージカルが好きなんですけど、外国のミュージカルを日本でやる時に日本語の訳にするじゃないですか?
かなこ:うんうん。
根本:文字数が合わないので日本語訳する方のセンスが問われるんですけど、日本語にした時に一番最後に「500の笑顔があるわ」ということを歌ってるんですけど。
英語だとかっこいいんですけど、日本語で「500の笑顔があるわ」っていう歌詞は書かないじゃないですか? 曲の世界観が英語ならではのところが、なかなか日本語でこういう表現をしずらいですよね。
アニーにとって、「笑顔」ということが大事なキーワードなんですけど、それを英語ならではでかっこいいなと思って。
しおりん:英語の表現だからこそ、素敵な言葉ってありますよね。
かなこ:アニーの映画は玉さんと観に行ったんですけど、もう一回観に行きたくなりました。
アニーのオーディションのドキュメンタリーをみんなで一緒に観ていて、チケットを取りたいって思ってその場で電話したんですけど、自分たちのスケジュールと確認したんですけど、断念しましたね(笑)。舞台も観てみたいですね。
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MomocloMania2019 –ROAD TO 2020- 史上最大のプレ開会式
【DAY1】2019年8月3日(土)
【DAY2】2019年8月4日(日)
両日共通:open 14:30 / start 17:00 / (20:30終演予定)
【会場】埼玉県・メットライフドーム
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【日程】2019年6月23日(日)
【会場】神奈川県・横浜アリーナ
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【公演日程】2019年8月17日(土) 〜 8月26日(月)
【会場】明治座
【主演】佐々木彩夏
【出演】ももいろクローバーZ(百田夏菜子、玉井詩織、高城れに)、松崎しげる 他
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