ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー! EVERY SUNDAY 16:00-16:55

パーソナリティ ももいろクローバーZ ハピクロ・ナビゲーター 清野茂樹

今週のハピクロ

2019.12.29
怒髪天・増子直純さん「35年間の音楽人生」
ハピクロは好奇心を刺激する“知識”と、日曜夕方を彩る“音楽”をあわせ持った家族で楽しめる『知識+音楽のハイブリッドプログラム』!
より、音楽が色濃くなって、家族でドライブに行きたくなるような1時間をお届けいたします。

今週のゲストは、怒髪天の増子直純さんです。
今年、結成35周年を迎えた怒髪天の増子直純さんに、35年間の音楽人生について伺いました。


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2019年「35周年」を迎えた、ロックバンド・怒髪天

かなこ:35周年おめでとうございます! 35年を振り返ってどうですか?

増子:こんなにやってると思わなかったね。もともと17歳の時に作ったハードコアパンクバンドで、いま53歳になったからね。

れに:35年間やってる中で、変わってきた部分と、変わらない部分はあるんですか?

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増子:今のメンバーになって32年かな、家族と一緒で関係性は変わらない。変わった部分は、みんなおっさんになったね。
うちのドラムとかすごいよ、元々パンクバンドで髪の毛立てていたんだけど立てる髪もないから(笑)。

かなこ:お話する内容も健康の話ですか?(笑)

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増子:ほぼ健康の話ばっかりだね(笑)。

かなこ:解散の危機とか、揉めたことはありますか?

増子:あんまりないんだよね。もともと“バンドをやりたい”というのが夢で組んだから、もうその時点で夢叶ってるからね。
“有名になりたい”とか、“金が欲しい”とか思って始めたバンドじゃないから、バンドやってるだけで楽しいから。
お金ないのはしょうがないよね、バンドやってて売れないのは自分のせいだもん(笑)。こればっかりはお店と同じでさ、どんなに自分が美味しいと思って出しても、その時々のトレンドってあるから。
寝坊したりして集合に遅れて来てヤキ入れたことはあるけど。

かなこ:はい(笑)。

清野:じゃあ、35年間ずっと仲良しなんですか?

増子:仲良くないとやってられないよね。儲かりもしなければ特に何もいいことないから、ライブやるのが楽しいだけでやってるから。
仲良くないとできないよね。

かなこ:これまでの活動の中で転機になったことを挙げるとしたら何ですか?

増子:30周年のときに日本武道館公演を初めてやったんだけど。それやった時に、よく若いバンドで「おまえら、武道館連れていってやるぜ!」ってあるけど、俺ら完全にお客さんに連れて来て頂いた、ご褒美もらったのと同じだから。
その時に一番の恩返しは何かな?と思ったら解散しないことだと思って。あれは意識変わったね。
“飽きたらいつでも辞めてやるわ”と、ずっと思っていたけど、期待してくれて支えてくれた人のために、最悪解散だけはしないっていうのはすごく大事なことだなって思ったね。
初めて思ったかもね、そう思ったのが5年前、最近だよ(笑)。

かなこ:そう思ってから、ライブに対する思いとか、曲に対する思いも変わってきたりしましたか?

増子:そうね。何かを人の為にやろう、っていうことではないんだけども。
基本的には自分達が楽しんでるものを見て、それで楽しんでもらえれば良いなって。オーダーを聞いて、「どういうのをやってほしいですか?」って聞いてやると、絶対つまんなくなっちゃうんだよ。
そこは変わってないけど、やっぱり有り難いっていうか、どの地方行っても、多いお客さんじゃなくても待っていてくれて…それだけでもちょっとグッとくる。歳のせいもあるだろうけどね(笑)。普通、お客さんが泣くんだけど、なんで俺が泣いてんだよって(笑)。

総勢220名が参加したトリビュート楽曲「オトナノススメ〜35th 愛されSP〜」
「35周年」を迎えた怒髪天が、ミュージシャン仲間、芸能界のお友達・関係者など、「総勢220名」が参加されたトリビュート楽曲を制作しました。

れに:220名って、想像できない!(笑)

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かなこ:どういうお話からこの企画が誕生したんですか?

増子:25周年のときにトリビュートライブをやろうと思って、友達のミュージシャン達に声かけて、みんな集まってもらって。
我々が自分の曲を選んで「この曲のカバーをしてください」って言って、バンドもバラバラにしてライブをやったの。それが、権利関係で音源出せなかったの。

かなこ:うんうん。

増子:今回は「音源を残したい」ということで、“じゃあどうするか”って言ったら我々の10年前に作った「オトナノススメ」っていう曲を、みんなでやってもらおうと思って。
いつも会ってるというか、直接連絡とれる本当に仲良い人たちから集めていって、ありがたいことに意外と全然断らないから(笑)、すぐいっぱいになっちゃって。
我々メンバーは完成するまで立ち会っちゃいけなかったの。完成するまで聴いちゃダメだってシャットアウトされてて。お客さんと一緒に見る、最初に聴く企画があって、感動して泣いたよ。

れに:220名って、すごい大人数じゃないですか? パート分けとか大変じゃないですか?

増子:結局ドラム6人、ベース6人、ギターが10人以上、ボーカルと…ライブハウスとかイベントとか、ミュージシャンだけじゃなくて、お世話になった人たちみんなに一言ずつでも声を入れてもらおうと思ってやったんだけど、これがね〜「We Are The World」方式なんですよ。

かなこ:なるほど!(笑)

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増子:こんな面白い企画、なんでみんなやらないんだろう?って不思議だったの。やってみて分かったんだよね。途中、うちのディレクターが真っ青になって、「この1曲で、予算がアルバムの2枚分使っちゃってるんですけど…どうします? 1曲 7000円になりますよ」って言われて。
ギャラとか出演料はご祝儀代わりにいらないよ、って言ってくれるんだけど、スタジオは俺らの35周年関係ないもんね、定価だもん。
あと、ミュージシャンあるあるで、締め切り守らねえ(笑)。

清野:220名というのは、最初に出たんですか?

増子:いや、声かけていったらそうなっていったんだよね(笑)。
「ギネスいけるんじゃないか」って言ったの、そしたら村まるごとでやっている人がいたの(笑)。

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かなこ:村で!?

増子:1800人くらいの村でやってるんだよ、村には敵わないよね(笑)。

かなこ:でも、1900人いけば(笑)。

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増子:予算、何枚分になるんだって話だよね(笑)。

かなこ:すごいですね、たくさんの方が参加されて。

増子:感動したもんね、YouTubeでもレコーディングしている様子を見れるんだけど。
映像見て、本当に涙出てくるね。

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