今月ご乗船いただくのは、"ちょいワル"などの流行語を生み出した雑誌「LEON」の創刊編集長としておなじみ、岸田一郎さんです。

現在はウェブメディア「LUXURY TV」の編集長としてご活躍ですが、ビジネスでも旅の経験が豊富でいらっしゃいます。
「モテる男」「カッコいい男」の旅の流儀を、これから1ヶ月間お伺いしていきたいと思います。


ー 雑誌が売れて採算ベースに乗るという戦略のもとに、運営していくというのが編集長の役目ですね ー




干場「第一回目という事で、岸田さんのプロフィールあたりから、伺っていきたいと思います。編集者になろうと思ったきっかけは何だったんですか?」

岸田「昔、VANというファッションブランドがあって、いわゆるIVYブームの頃、その頃中学1年でした。やっぱりお洒落くんだったから、乗せられて色々ファッションアイテムを買うじゃない?その中でも、トレンドがあるわけよね。去年はギンガムチェックが流行ったけど、今年はストライプが流行るみたいな。ギンガムチェックもストライプも、トレンドというだけでカッコいいという根拠はないじゃない?去年のギンガムチェックのシャツが着れるのに、今年はストライプのシャツが欲しくなってしまう。要は乗せられてるわけよね。それに対して反発があって、結局誰かが操作してるんですよ。流行を無視して生きるのもいいけど、それだと面白くないし、お洒落じゃないし、何しろモテないんですよ(笑)。そんな事もあって、どうせなら送り手になりたいと思ったです」

干場「なるほど、それが編集者になろうと思ったきっかけなんですね。最初に編集長をやったのはいくつの時ですか?」

岸田「36歳で「Begin」という雑誌ですね」

干場「その時には、好き勝手やってやろうという感じだったんですか?」

岸田「好き勝手やってやろうと思ったんですけど、これは非常に重要な話で、編集長と副編集長以下っていうのは感覚が全然違うわけよ。編集長というのは、雑誌をビジネスベースで採算にのせて、利益が出るような商材にしないといけないんですよ。例えば「岸田が作ってて、何でこんなダサいんだよ。やってられない」と、辞めたスタッフもいましたね」

干場「カッコいいのと、売れるのと、採算がとれるのとは全然違うという事ですよね」

岸田「よくあるのは「俺の描いた世界は、今の日本には10年早かったかな」と、言いながら休刊していく編集長もいるんだけど、それは誰にでも出来るわけですよね」

干場「なるほど、やはり存続させる事が大事なんですね」

岸田「誤解しちゃいけないのは、ダサければ売れるというわけじゃない。雑誌が売れて採算ベースに乗るという戦略のもとに、運営していくというのが編集長の役目ですね」

干場「編集者になってからは、色々と旅をされてますよね?」

岸田「やむなくね、そんなに好きじゃないから(笑)。やっぱり大変だし、プライベートで海外に行ったのは新婚旅行ぐらいしかないんじゃないかな、うちのかみさんも行くけど、別々に行くよね。別々というのは、私は仕事で行きますから」

干場「相当な数の国に行ってますよね。その中で、一番かっこいいじゃんっていう所はあるんですか?」

岸田「慣れちゃうからね、そう聞かれる時もあるんだけど、一番好きなのは東京とニューヨークが一番好きですね」

干場「東京の根拠っていうのはなんですか?」

岸田「何でもあるという事ですね。例えばコンビニとか、足裏マッサージがあるとか、何でも揃ってるじゃない?何が食いたいって言っても100点は無いけど、80点、90点のイタリアンもあるわけじゃないですか。そういう意味では、何でも揃ってるから東京ですね」


「一般の人でも、演奏の機会をいただく事は出来るのでしょうか?」

外国船の場合、乗組員、エンターテイナー、スパのエステティシャンには、
それぞれ専用のエージェントがあるんです。

日本で言うところのモデルエージェンシー、芸能事務所を考えていただくと分かりやすいですね。
ノルウェー、マイアミなどにあり、色々な国の方がそのエージェントに登録をしています。

エンターテイナーの場合、オーディションなどもありますので、まず登録する事が第一歩。
各船会社のホームページにはキャリアのページがあるので、そこが一番早い情報収集の手段です。
クルーズ船の中では、お客様を飽きさせない為、様々なエンターテイナーが乗っているんです。
その為、応募数もとても多いそうですよ。

例えば、船のバンドの方と仲良くなって、ちょっとだけ演奏出来るなんて事もあるかもしれません。
自分たちの機材を持ち込んで演奏となると、また違うプロセスをふまないといけないですね。

まずは、各船会社のホームページをチェックしてみてください。