今月、ワールド・クルーズに乗船していただいているのは
国内外を問わず、旅の経験が豊富な作家の島田雅彦さんです。

5週目となる今日は「クルーズでの旅」をテーマにお話を伺います。



ー 行きっぱなしの覚悟がある人が、ある意味この世界を開拓して来たとも言えるわけですよ ー

干場「島田さんが初めてクルーズでの旅行をされたのはいつだったんですか?」

島田「まさに初めての海外旅行がロシアへの船旅だったんですよ。横浜から津軽海峡を通って、それでナホトカというロシアの極東の港町に着くんですけど、48時間かかるんですよ」

干場「その船旅は何歳の時だったんですか?」

島田「それが20歳くらいですね、当時はその方法が一番安かったんですよ。アエロフロートに乗れば、シベリア上空を飛べるのでヨーロッパに行くにも早かったんですけどね、それ以外のエアラインに乗るとアンカレッジで給油をするので、北極航路で行くんですよ。けっこう時間がかかるので、そういう事もあってその後も船旅の機会は多かったんですよ」

干場「それ以外ではどこに行かれたんですか?」

島田「例えば、クイーン・エリザベス号に乗って、ハワイから東京に帰って来た事がありましたね。それが5泊くらいで、わりとゆっくり走ってたみたいですね。その船で13階建てのビルくらいはありますからね」

干場「そうですよね、マンションみたいですよね」

島田「ハロッズ、カジノ、バーもありましたから、クルー用のバーも合わせると多いですね」

干場「クルー用のバーまで行かれたんですか?」

島田「5泊も船に乗ってると、退屈でね(笑)。クルーの方も人懐っこいし、退屈してるから誘われるんですよ。夜、遊びに誘われて、言われた通りプライベートのドアを開けて、複雑な道を行くとクルー用のディスコとかダウンタウンがあるんですよ。こっちの方が面白いねなんて言ってね(笑)」

干場「裏と表ですね、それは知らなかったですね」

島田「タイタニックという映画で、主人公が令嬢を船内のあらゆる所に連れていくじゃないですか。ああいうのが楽しいですよね。すっかり船本体が好きになっちゃっうんですよ」

干場「それは、印象に残る旅になりますよね。島田さんの人生において、旅はどのようなインスピレーションを与えてくれるものですか?」

島田「人っていうのはある特定の文化とか、環境のもとで鍛えられて、その土地のものになっていきますよね。その気になれば何処にでも行けるとなると、もっと、自分が別物になっていくんですよ。別人格を身に付けたり、別の生き方の可能性が開けて来たりするんですよ。自分が変わらなければ、旅をする意味がないですからね。旅に誘われる人っていうのは、根本的に自分が変わりたいと思っているんじゃないでしょうかね」

干場「なるほど、やっぱり作家活動のクリエイティビティにすごく影響されますよね」

島田「旅は人を利口にすると思います。他所の国の大学に行かなくても、普通に旅をしていれば、それは留学でしょうね」

干場「今、若い人達は、日本を出ない人が多いじゃないですか。もっともっと旅をしろって事ですよね」

島田「帰って来る事が前提の旅と、行きっぱなしの旅は根本的に違うんですよ。移民みたいな人は新しい生活のステージを求めて行くわけですから。行きっぱなしの覚悟がある人が、ある意味この世界を開拓して来たとも言えるわけですよ。そういう気概を取り戻すところから日本の復活は始まるのではないかと思います」

ハネムーンクルーズのおすすめ

今週はクルーズ・コンシェルジュの保木久美子さんに「ハネムーンクルーズ」についてお伺いしました。

船旅はカップルの行動が基本、友人と2人旅、カップル、ご夫婦など、
船内にはゆっくりと過ごせる空間やロマンティックな時間を楽しめる空間が盛り沢山!

保木さんのおすすめは、ベランダ付きのお部屋。
バルコニーで、海を眺めながらの朝食、素敵だと思いませんか?

夜はレストランの窓際を予約し、移り変わる景色を眺めながらのディナーも楽しめます。
ちょっとドレスアップをして、とてもラグジュアリーな一時が楽しめますよ。

他には、スパの予約も2人同時に出来るようなお部屋があるそうなんです。

そして、船会社によってハネムーン向けの特典を用意してる会社もあるんです。
船の上にはチャペルがあり、船上で結婚式をあげる事が出来、
さらには、そのままハネムーンも楽しめます。

船上であげる結婚式、ハネムーンクルーズがおすすめです。