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    <title>三井ホーム presents キュレーターズ〜マイスタイル×ユアスタイル〜</title>
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    <description>三井ホーム presents キュレーターズ〜マイスタイル×ユアスタイル〜</description>
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      <title>三井ホーム presents キュレーターズ〜マイスタイル×ユアスタイル〜</title>
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    <item>
 <title><![CDATA[これからの日本女性のあり方]]></title>
 <link>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199885</link>
<description><![CDATA[<span class="name">辺見えみり</span><span class="job">（タレント、ブランドディレクター）</span><span>×</span><span class="name">森田敦子</span><span class="job">（植物療法士）</span><div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_29_1.jpg" width="1000" height="500" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<h3>介護の現場を通じて分かったこと</h3><br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_29_2.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>森田</dt><dd>去年の11月に出版した「私のからだの物語」では、幼少期から、思春期、青年期、そして、更年期辺りから老年期と年代に分けて、書いていきました。今、高齢の方々へのケアとか、そこでの医療現場で講義を行なっているのですが、女性として慈しんできた身体も最後は、どうしても、オムツを履かなければならない時期が必ず来るのよね。そのときに例を話すと、毛は、IラインとOラインはない方がいいの。オムツの中のアンモニアが、毛をカシカシにしてしまったり、すぐにオムツを変えてあげられないから、便が出た時に、その酵素がいわゆる粘膜を溶かすの。そうすると、ただれて炎症が起きちゃうわけで、その匂いが自分から逆流してくると、自己防衛本能で、ちょっと、ボケ始めちゃうの。不甲斐ないとか、恥ずかしいとか、いずれ人間はみんなそういうふうになっていく。毛があるとないのとでは見え方の差ではなくて、やる側も取ってもらう側も楽なの。老年期まで含めて書かせてもらったんだけれども、いずれお世話になる側にもなるし、赤ちゃんの頃はママがしてあげる側だけれども、フェミニンケアは、女性が女性に紡いでいく、そして自愛を育てていってあげるテーマなんだと思って、今回書き綴ったのよね。</dd></dl><br />
<br />
<h3>性の学び直し</h3><br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_29_4.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>森田</dt><dd>性の学び直しはいつからでもできるからね。ちょっと赤裸々に、いろんな仕組みとか女の人の身体には、そんなことにが起こるのとか、なんで快感はあるのか、これは医学なのよね。そういうことも知っておくことによって、いくつになってもやっぱり女でいられるのは、幸せ。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>そうですよ。女の人でいたいじゃないですか、素敵と言われたいし、結婚しても、別にモテたっていい、デートしなきゃいいわけですから。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>それに、100年時代でしょ。必ずどっちかが先に召されたり、今回は、ここでお別れということもあるじゃない。そしたらまた次の素敵な恋や愛を育む。それがいくつになっても、そこは純粋に大事にしていく。70歳でも80歳でも90歳でも。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>恋をして、向こうも好きって思ってくれている状態にいたいじゃないですか。だからそれがもっと、普通になればいいなって。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>日本の女性が嫋やかなのは素晴らしいけれども、やっぱり、女であることを大事に、それを学んで、伝えながら、表現していく時代にしていこうよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>していきたいですよ。そうなったらみんなもうちょっと楽じゃないかな。別にリアルにいなくたって、素敵だなと思う推しの人がいるだけでも、ときめくわけで。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>ときめくのは大事。そういうことを社会全体が奨励しているというか、そんな幸せ感は、いくつになってもいいね。そういう熟成された社会を作っていきたいよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>そうなっていくといいな。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>そうすると自分で健康でいたいと思うし、冷えやむくみがあったらいけないと思って、ちょっとした身体のバイタルサインにも気をつけていくだろうし、ちょっと素敵だなと思う人といくつになっても出会えて、そういう笑顔が溢れたら、日本も捨てたものじゃない。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>変わってくと思います。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>このフェッムテックというストーリーはそういう熟成された素敵な次へのステップかもしれない。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>そんな気がしますね。だから流行りでなく、これがもう当たり前になって、だんだんそうでなかった人も、そのカードをちゃんと持つようになってくれて、みんなで、豊かになれば一番いいですよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>裾野広く、いい形で広がっていくといいね。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>そう思います。</dd></dl><br />
<br />
＊森田さんのご本「私のからだの物語」はワニブックスより発売中です。<br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_29_3.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<audio src="https://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/curators/curators_vol417.mp3" preload="auto"></audio></div><br />
]]></description>
 <category>2024年003</category>
<comments>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199885</comments>
 <pubDate>Fri, 29 Mar 2024 17:25:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title><![CDATA[「更年期」との上手な付き合い方]]></title>
 <link>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199764</link>
<description><![CDATA[<span class="name">辺見えみり</span><span class="job">（タレント、ブランドディレクター）</span><span>×</span><span class="name">森田敦子</span><span class="job">（植物療法士）</span><div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_22_1.jpg" width="1000" height="500" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<h3>自分をちゃんとケアしてあげよう</h3><br />
<br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>去年の暮れに47歳になって、急激に年齢的に、もしかしたら更年期なのか？ちょっと目も見えづらくなってきたとか、変化が起きてきましたね。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>プレ更年期という言葉は専門的にはないと言われてはいるけど、やっぱり、35歳から45歳ぐらいで、少し女性ホルモンのバランスが落ちてくる。47歳って一番劇的なときよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>そんな気がして46歳より47歳になった今の方が今までと違う変化が体に表れるんです。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>粘膜とか膣も乾くんだよ。簡単に言っちゃうと膣も萎縮し始めちゃうのよ。だから潤いを与えてあげなきゃいけない。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>今までと違うことにちょっと怖くなり、不安になり、その不安が毎日になると、より一層、みんなは違うのかなとか、聞けないじゃないですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>そういうときにいいハーブがあるの。ラズベリーリーフと言って、実ができる、種ができる前の葉っぱのラズベリーリーフとエキナセアの2つを足してあげて、お茶として飲んであげるだけで、特に、生殖器にもいいというか、粘膜や粘液をしっかりと増やしてくれる作用を高めるハーブなの。疲れやすくなったり、目がしょぼしょぼしたり、あとそうするとどうしても粘膜、粘液と口も乾きやすくなるので、ケアしてあげる必要があるわけ。ちょっとケアしてあげるだけで、55歳を超えてきたあたりから、抜群じゃんっていう身体になる。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>未来は明るい！だから、ここでやるか、やらないかで、結構違うということですよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>更年期は大変だよ、つらいよと言ったらみんな不安になるじゃない。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>いずれ終わるから我慢だよみたいな。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>大丈夫。みんな、不安を煽るのよね。私がフィトテラピーで学んできた中で、一つの大事なことは、ハーブが一番大事ではなくて、自分の体をケアして手当をしてあげること。バスソルトをお風呂に入れて温めてあげる、夜寝るときは、シルクのアイマスクを使ったり、アロマテラピー効果だったら、ゆずやゼラニウムでもいいし、ちょっとボディーマッサージして、それで気持ちを休めてあげられるようなパッションフラワーとか、エキナセアのお茶を飲んで、今日は寝ようと。たったそれだけのことが次の日違う。だからこれを繰り返していってみて。私、閉経を終えてみたら50代後半、楽な体になって、いけるじゃんって思うもん。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>ようやく世の中からも、年齢的には認めてもらえ、ある意味、大人として、女性だって、やっていけるんだという年齢になったのに、私自身、元気がないと駄目じゃん。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>だから本当に冷えを取ってあげることと、例えばちょっと温めてあげるようなショーツとか、膣が萎縮しないような膣トレのボールとか、そういう情報もいっぱい出てきたしね、手をかけてあげて、今日もご苦労様っていう、そういう気持ちで毎日過ごしたり、手当をしてあげることで、本当に女性の体は応えてくれるのを50歳を過ぎてわかった。</dd></dl><br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_22_3.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<h3>人生100年時代に向けたものづくり</h3><br />
<br />
辺見さんは、「人生100年時代の母と娘」というテーマで、スキンケアブランド「mizuka」を立ち上げフィトテラピーとサイエンス、この２つの要素から誕生したスキンケアシリーズを発表しています。<br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_22_4.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>人生100年時代、自分のためにも、母のため、娘のためにも何か作りたいと思っていて、もちろんすでにあるものでも、幸せだけど、自分がそれを作ったらどうなるんだろうっていうので、最初、森田さんにカフェでちょっと話したいんだけどと言って、自分で会社を立ち上げて、大変なのはわかっているけど、ある意味最後に頑張っていく、中心のものとして、そういうものを作っていきたいとご相談して、中身を一緒に作ってくれて、それを応援するよと言ってくださって、お話してからもう2年3年ぐらい経つのかな。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>「MIZUKA」誕生の秘話よね。私、忘れないよ、ホテルのロビーで、自分のファミリーヒストリー、そういう伝わっていく命みたいなものに、いくつになっても大事に使ってもらいたい、そういう商品を作ってみたいんだって言って。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>私はオーガニックだけではなくて、元気に効くものも欲しいし、優しい香りも欲しいし、両方は、可能ですかって？「できるよ、できるよ。やってみようよ」と言ってくれて、ラボに行ったりして、</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>研究室に一緒に行って、実験して、京都や鹿児島のもの、その土地の自然のものを入れてあげたいよねと言って、例えば、京都丹後の120年続く酒造さんのお水、</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>京都は、母親の生まれた場所で、父親が鹿児島で、その鹿児島の一番古い精油の畑をたまたま私がインスタでフォローしていて、そこにご連絡したら「ぜひ来てください」と言って、行ったんですよ。レンタカーで山を越えて、鹿児島からもう何時間かかったかな。すごいところにあって、そこに行くまでの間に、木の根っこの強さとかが高速道路から見てもわかるぐらいで、山道に入ったら、急に雨が降って、その雨にしたたった植物たち、こういうところで育った植物だったら絶対にパワーをくれると思って。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>よく土地のパワーというけど、ちゃんと下からフォサマグナが上がってくるようなミネラルが含めまれたところの植物と京都の丹後のお酒に使う水で作ろうってことになったんだよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>しかも、酒造さんのお水も合う、合わないがあるんですよ。それで実験して合ったという奇跡もあったりして、</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>1から全部自分で作り上げていき、ラボにも入って、研究や分析にも携わり、その場所にも行くなんて、なかなかない、すごいなと思った。えみりちゃんが開発する上で、こだわったのは、この成分がいいねということだけではなくて、やっぱり日本に生まれて、女性として生まれて、そこに生命のバトンを大事にしていきたいというフィロソフィーにもすごく真摯だったよね。だから私は、あの開発は忘れないな。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>母親も使っていてくれていて、それ以外使えないと言って、まさかの兄も、使ってくれていて、うちの娘も朝起きた時や夜、寝るときに絶対「MIZUKA」の化粧水を塗って香りを嗅いで寝たいと言って、</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>ママから娘に、また娘から娘に伝えていく、日本の女性のたおやかさ、手をかけて、ケアをする心は、やっぱり伝わっていくと早いよね。</dd></dl><br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_22_2.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<audio src="https://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/curators/curators_vol416.mp3" preload="auto"></audio></div><br />
]]></description>
 <category>2024年003</category>
<comments>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199764</comments>
 <pubDate>Fri, 22 Mar 2024 17:25:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title><![CDATA[女性たちがより生きやすい社会になるために<div style="text-align: left"></div>]]></title>
 <link>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199662</link>
<description><![CDATA[<span class="name">辺見えみり</span><span class="job">（タレント、ブランドディレクター）</span><span>×</span><span class="name">森田敦子</span><span class="job">（植物療法士）</span><div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_15_1.jpg" width="1000" height="500" alt="null" title="null" /><br />
<br />
辺見さんは、タレント業のほか、ファッションブランドのプロデュースを行ったり、化粧品事業を立ち上げるなどし、そのライフスタイルも注目され、同世代から支持を得ています。一方、森田さんは、パリで植物療法を学び、帰国後は、植物バイオ研究に関わり、数々の賞を受賞するなど、日本における植物療法と性科学の第一人者です。また、女性ならではの体の事情と向き合いながら、製品のプロデュースをしたり、講演会も行っています。<br />
<br />
<h3>出会いは、女性ならではの悩みから</h3><br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_15_2.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>久しぶり？でもこの間、打ち合わせがあったので、ちょこちょこ会っているんですよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>家も近いし。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>そうそう！本当に近いから、たまに森田さんがタクシーを停めているのを見かけます。私たち、出会ってもう7年ぐらい8年目？</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>この間、数えたの！子どもが同じ小学校に行っていたのもあって、何年目かなと思ったら8年目でした。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>そうか、もう8年ですね。最初に私がお会いしたきっかけが、私自身が産後に鬱っぽいというか、仕事が嫌になったり、もう女であることが嫌だと、そういう感覚は初めてで、これが何なのかわからない時に、「森田さんという方がいらっしゃるので、お会いしてみたら」と、それで、お友だちと3人で、狭いカフェでご飯を一緒に食べながらお会いしました。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>私はその話を聞いて、それは私にも覚えがあるなと思って。どうしても女性ホルモンのバランスが崩れるから。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>だから初めてそういうお話をして、女性ホルモンの大事さを知りました。その頃から森田さんはずっと、自分のことを大事にしよう、自愛ということを、まだ世の中がそんな言ってなかったときから、おっしゃっていて、年齢を重ねるごとにお子さんがいらっしゃらない方でも、人のために生きなきゃとか、何かのためにと、だんだんなってくる。それがプレッシャーにもなる。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>そうなのよね。私がフランスでフィトテラピー：植物療法を学んだときに、妊娠は無理、呼吸も自分で無理という、自己免疫疾患だったんだけど、フィトテラピーを学んだときに大事なのは植物の薬理学ではなくて、自分の目の前にコップが一つある、そこに水がたっぷりと足りているかどうか。水が入っていないのに家族に子どもに仕事にと女の人は尽くすじゃない。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>そういう女性は、たくさんいらっしゃると思います。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>それじゃダメ。自分を尊んで大切にしてあげることをまず一番に考えて、フィトテラピーは2番目と言われたの。それは基本だなと思って。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>確かに。</dd></dl><br />
<br />
<h3>フェムケアの大切さ</h3><br />
<br />
近年、よく耳にするようになったのが、「フェムテック」というワード。FemaleとTechnologyをかけあわせた造語で、「生理・月経」「妊活」「更年期」など女性特有の健康課題をテクノロジーの力で解決するための製品・サービスのことを指します。森田さんは、そんなフェムテックの先駆けとなるフェムケアの啓蒙活動も長年、行ってきました。<br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_15_3.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>森田</dt><dd>フェムテックという言葉が、日本に入ってきて、ようやくまっすぐ歩けるようになったんだけど、</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>講演を行なっても、その話になると、「人がいなくなっちゃうとか、大変だった」って言っていたじゃないですか。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>膣まわりのこととかデリケートゾーンのことはタブーだったし、聞いちゃいけない、触っちゃいけない、話してもいけない。でもやっぱり下ネタじゃなくて、神ネタというか、産道だしね。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>めちゃめちゃ素晴らしいことなのに。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>クローズドだったでしょ。フランスから帰ってきて26年になるんだけれども、パリ13大学は、医薬学部で、私は薬学で植物学を学んできたんだけど、その植物は何でも体に取り入れたら良くなるわけではなくて、食べることと、眠ること、それから性、その3つの本能の中で言うと、何で性欲が湧くのか、どうしてそういう体になっているのかとか、考えてみたらすごく不思議で、みんな膣周りの出来事だったりするのよね。だからそこに、性科学がきちん学問としてあって、食べること、性のこと、睡眠のこと、この3つのバランスが取れていなかったら、フィトテラピーは効かないぐらい大事と習ったの。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>食欲だけあったら太っちゃう、睡眠欲ばっかりだったら仕事ができなくなるとか、何かが強く出すぎても、それはそれで問題が起きちゃうけど、全てのバランスが整ったときにようやく健康になる。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>そして、単にデリケートゾーンは、専用のもので洗おう、潤そうだけではなくて、すごくセンシュアルなことから、これに至っては女性ホルモンの問題があって、バランスが崩れていくと萎縮したり、GSMとかいろんな問題があるから一生かけてのことなので、ここで伝えるのをやめちゃいけないと自分で思い返すんだけど、でも、やっぱりくじけるのよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>何回か一緒にイベントを行ったときに、森田さんやこんな私にも、そういう悩みを話してくださる方があんなにいるんだと思って。私、衝撃でしたよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>多分女性はみんな悩んでいることを周りの人たちに伝えてこなかったし、そんな雰囲気はなかったし、弱音を吐くことはみっともないと思って頑張ってきた人が多い。ましてや、そういった繊細な話は、できない。だから、私たちが、トークショーの中で、いろいろと答えてあげていたじゃない。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>泣いていらっしゃる方もいましたもんね。</dd></dl><br />
<dl><dt>森田</dt><dd>だからこういうことが、女性同士で伝え合えたり、相談し合ったりするのは大事だね。</dd></dl><br />
<dl><dt>辺見</dt><dd>本当です。</dd></dl><br />
<br />
＊「性の学び直し」について書かれた森田さんのご本「私のからだの物語」はワニブックスより発売中です。<br />
<br />
<audio src="https://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/curators/curators_vol415.mp3" preload="auto"></audio></div><br />
]]></description>
 <category>2024年003</category>
<comments>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199662</comments>
 <pubDate>Fri, 15 Mar 2024 17:25:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title><![CDATA[週末のおすすめ]]></title>
 <link>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199544</link>
<description><![CDATA[<span class="name">豊田エリー</span><span class="job">（俳優）</span><span>×</span><span class="name">寺本りえ子</span><span class="job">（料理研究家、フードディレクター）</span><div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_08_1.jpg" width="1000" height="500" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<h3>体も心も癒される、おすすめのカフェ</h3><br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_08_2.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>「シンシアガーデン」って知っている？</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>私、行ったことないんですよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>表参道にあるんだけど、オーガニックコスメを売っていたり、SPAとか、クイックマッサージ、あと地下にフルボディのマッサージもあるんだけど、2階にカフェがあって、そこのカフェがリニューアルオープンをするんだよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>一つの場所でリラクゼーションもあって、食も中からも綺麗になって良い空間ですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>ホリスティックでもあったりして、そこのメニューの監修をやらせてもらって、発酵食が満載のブッダボウルがあります。ぜひ食べに来てね。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>行きたいです。発酵食をたっぷり食べられるお店は少ないので。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>ビーガンで、グルテンフリーで、希望があれば、ソイフリーもできたらなと思っていて、大豆を避けている方もいらっしゃるの。それも選べるようになればいいなと思って。あとは、もう一つは、ビーガンカレー。多分テイクアウトもできるようになるといいなと思っていて、デリで買えたら、またいいなと思って。</dd></dl><br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_08_3.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<h3>長丁場の舞台に挑戦</h3><br />
<br />
一方、近年は、舞台に力を入れている豊田さん。この夏は、大きなチャレンジが待っています。<br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_08_4.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>私、7月以降の予定で、TBS赤坂ACTシアターで上演される「ハリー・ポッターと呪いの子」という舞台に出演が決まりました。ハーマイオニー役なんですけれども、映画の中のハリー・ポッターのシリーズだと、ハリーやハーマイオニーの子ども時代を描いていますが、舞台だと大人になっていて、ハリーたちにも子どもがいて、その子どもたちがホグワーツ魔法学校に入ってくるんです。ロンドンと東京の公演も見に行ったんですが、本当に魔法を使うので、どうやっているの？ってことが目の前で起きるので、私自身もそれできるんだっていう楽しみもあるけど、親子のちょっと難しい関係だったり、学校に馴染めない気持ちだったり、そういう繊細な部分もすごく描かれていて、面白いなと思うので、ぜひ楽しみにしてもらいたいです。今まで出てきた舞台は、大体長くても公演期間が1ヶ月、1ヶ月半ぐらいだったんですけど今度はそれよりずっと長期間になる予定なので今こそ私も発酵食品を取り入れて、元気でいないと本当に駆け抜けられない。なので、りえ子さんの力も借りて、頑張りたいなと思っています。</dd></dl><br />
<br />
<audio src="https://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/curators/curators_vol414.mp3" preload="auto"></audio></div>]]></description>
 <category>2024年002</category>
<comments>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199544</comments>
 <pubDate>Fri, 8 Mar 2024 17:25:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title><![CDATA[仕事との向き合い方]]></title>
 <link>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199427</link>
<description><![CDATA[<span class="name">豊田エリー</span><span class="job">（俳優）</span><span>×</span><span class="name">寺本りえ子</span><span class="job">（料理研究家、フードディレクター）</span><div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_01_1.jpg" width="1000" height="500" alt="null" title="null" /><br />
<br />
寺本さんは、現在、料理のワークショッフ゜を行ったり、メニューの監修や発酵食の普及にも努めるなど、食の世界に身を置かれていますが、実は、以前は、音楽業界でミュージシャンやDJとして活動。海外でもライブを行っていました。<br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_01_2.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<h3>仕事は一つに絞る必要はない！</h3><br />
<br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>りえ子さんは、食のケータリングから発酵食の方に移られていったと思うんですけど、音楽も若い頃からやられていましたよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>20代から30代まで音楽1本だったかな。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>音楽とは、どう出会ったんですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>私が小さい頃からやり続けたものが音楽しかなかったんですよ。最初の職業もピアノを教える仕事で、でも田舎だとこのまま結婚しかないのかなと帰ってみて、気づいて、もっと私やりたいことがなかったかなと思い、音楽しかないし、もう1回、東京に出て、事務所に入ることになって、そこから音楽生活が始まって、90年代、渋谷系といわれる音楽に関わっていました。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>私、りえ子さんとの出会いはお味噌からだったんですけど、音楽をやられていた頃の話にすごく興味があって、聴いてきました。すごく素敵。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>20何年ぶりに配信が始まって、</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>今ちょうどそういうタイミングだったんですか！それで聴けるようになった。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>そうなの。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>90年代のサウンドもかっこいいし、りえ子さんの声もすごく好きです。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>ありがとうございます。ピチカートファイブに野宮真貴さんが入ったときにコーラスをしたり、スピッツとか、ORIGINAL LOVEさんとか、大好きな音楽がいっぱいある時代でしたね。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>音楽のお仕事をされた後、食へと、お仕事としてはどうやって選んできたんですが？</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>音楽に関しては、何か形にするまではやり抜こうという思いで東京に2回目出てきて、父親の反対もあったというのもあるんだけど、食に関しては「料理を作ってくれる？」みたいな流れから自然に入っていって、東日本大震災の炊き出しに行き続けたのがきっかけで完全に食に行って、音楽とはそこで1回離れているんだよね。そして、ここに来て、何かまたやるのもいいのかなという感じ、今やりたいことが全部やれている感じがあるから。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>最高！何か決まった目標があってそこに向かってずっと歩んでいるというよりは、その時々で、</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>流れが変わっていくのかも知れない。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>いい出会いと共に、お仕事をされている感じがしますね。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>変わってもいいと思うし、いくつあってもいいと思う。昔は、本業は何？とすごく言われていたけど、今やみんないくつもやっていてそれが普通になっている。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>本当に時代先取りです。今みんなだって、むしろ仕事は1個ではない方がいいっていうことも言われているぐらいだし。</dd></dl><br />
<br />
<h3>“好き”な気持ちを大事にする</h3><br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_01_3.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
豊田さんは、21歳で俳優の柳楽優弥さんとご結婚し、出産されるなど、20代前半にして、早くも人生の節目を迎えました。ライフステージが変化する中で、キャリアについてはどのように捉えているのでしょうか。<br />
<br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>エリーちゃんは、元々は役者さん？モデルさん？</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>始まりはモデルですね。でも本当に元々をたどると子どものときから、お芝居がすごく好きで、学校はすごく嫌いなのに、学芸会だけはもう私の場所みたいな！絶対主役に名乗り出ていて、今ふと思い出すと不思議ですけど。なので小学生の頃とかミュージカルのアニー役を受けて、受からなかなかったですけど。中学のときに、スカウトされて、初めはモデルの仕事がメインだったんですけど、自分としてはお芝居の方にはずっと行けてなくて、離れていっているなという感じはあって、その当時、「ハーフだからそもそも役が少ないし、難しいよ」とずっと言われていて、それもあるし、でもそれでもやっている方もいるし、それこそ出会いだったり、タイミングの問題だったんだろうなと思うんですけど、それで、結婚と出産も割と早めで、芸能界の方々は、もうキャリアがある方が、結婚して出産されて、また元のところに戻ってきたり、再開する印象なので、私は全部同時進行でやっていくんだなっていう感じがあって、その戻っていくキャリアもないし、子どもも育てつつ、野心ではないけどすごくやりたいことは多かった。でも時間的な問題もあって、すぐにお芝居にはならないんですけど、27歳のときにオーディションを見かけて、それで当時の事務所の方にも「挑戦してみたいです」と、それが舞台のオーディションだったんですけど、それも、本当駄目だったらもう、そっちの道はやめといた方がいいかもというぐらいの感覚で受けて、それで、受かって、舞台の世界が始まったので、そのときの稽古期間も楽しいですし、クリエイティブ、それこそもう本当にみんなで作り上げていくのもすごく性に合っているなって思ったのと、ずっとどこにいても、なんだか居心地が悪いなっていう感覚が子どものときからずっとあったのが、舞台の世界で、初めて自分がいられる場所だなと思った感覚があって、それで今、毎年1本、2本やらせてもらっているんですけど、</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>すごい天職だったんだね。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>子どものときに思っていたことが舞戻ってくるタイミングがあるんだなって。りえ子さんのお話もそうだし。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>料理をするとは思ってなかった。不思議だね。私何も考えずやったことにヒントがあったりするかも。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>その子どもの頃に好きだったことを大人になってもできているってすごく幸せで、</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>子どもがあんなに好きだった私が今やっぱり子どもたちと過ごせているし、料理もやっているし、音楽もやれたらいいけど。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>今こう言いつつも、何か好きっていう気持ちって大事だと思っていたのですけど、あんまり好きが強くなると今度はもう自爆っていうか、苦しくなるじゃないですか。好きなものとの距離感の取り方もちょっとずつわかってきた今、30代中盤ですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>若い。</dd></dl><br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_03_01_4.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<audio src="https://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/curators/curators_vol413.mp3" preload="auto"></audio></div><br />
]]></description>
 <category>2024年002</category>
<comments>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199427</comments>
 <pubDate>Fri, 1 Mar 2024 17:25:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title><![CDATA[子どもに食の大切さを伝える]]></title>
 <link>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199316</link>
<description><![CDATA[<span class="name">豊田エリー</span><span class="job">（俳優）</span><span>×</span><span class="name">寺本りえ子</span><span class="job">（料理研究家、フードディレクター）</span><div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_02_23_1.jpg" width="1000" height="500" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<h3>子どもと一緒になって料理を作る</h3><br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_02_23_2.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>今、りえ子さんがやられている料理の活動がいろいろある中でフリースクールでお仕事もされているじゃないですか、その話をぜひ伺いたくて。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>表参道にある「ギフトスクール」というコロナ中に開校した学校があって、3歳から15歳の子どもたち25人ぐらいいて、去年までは月曜日から金曜日まで毎日そこに行って、ご飯を作っていました。作るときの最後の1時間を子どもたちと一緒に調理する。私、小さいときから子どもが大好きで、子どものくせに子守をしたがって、本当に子供が好きなのね。だから子供と料理できるなんて夢みたいと思って、そこに行きだして、最初は、もちろん子どもたちは、包丁も持てないし、毎日土鍋で炊いていたから、卓上コンロもつけて土鍋で炊いて、水の量も教えたら、そのうちすぐに慣れるんだよね。今ほとんどの子が包丁を持てるかな。揚げ物もできる子もいるし、お味噌を作ったり、醤油も絞りに行ったり、お米も田植えをして収穫まで行くので、そういう経験をしている。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>子供たちにとって、生きていく上で一生ものですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>食の思い出は、一生を通じて思い出すんじゃないかなと思っていて、私もやっぱりはこの季節は、お寺の行事であれを食べていたなとか思い出したりしていたから、雨の日にチヂミを焼いたりしたし。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>雨の日にチヂミを焼くんですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>韓国の料理家の友人から聞いて、パチパチいう音が雨の音に似ている説と、あとはもう出かけないで家にあるものを焼いて食べようという説もあるみたいだけど。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>焼いている音がパチパチって素敵。詩みたい。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>あと、子供たちもぬか漬けを作っています。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>そのお話を聞いたときに子どもたちの作るぬか漬けと、大人だけで作ったぬか漬けが全然違ったとおっしゃっていましたよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>子どもは、元気ないい菌を持っているのかな。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>その話を聞いたとき、面白いなと思って。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>「臭いー！」とか言いながらやっているけど。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>そうですよね。子どもの時、私ぬか漬けは、触ったことなかったな。すごいいい経験。その出来上がったぬか漬けもみんな食べるんですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>苦手な子もいるけど食べ始める子もいるし、</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>そこで好きになったり、でも、子供のときの記憶で、友だちの家に泊まりに行ったときに、そこで出されて初めて食べられたとか、覚えていますもんね。それが思い出とまた重なっていて、その経験がいっぱい生まれるスクールってすごい。</dd></dl><br />
<br />
<h3>思い出に残る毎日のお弁当</h3><br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_02_23_3.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>娘が小学校6年間毎日お弁当だったんですよ。最初は、それがネックだなと思っていたんですけど、コロナ禍で、食に対する意識のシフトチェンジがあって、全然苦ではなくなって、むしろ楽しく、気楽になってきて、娘も全然残したことがなくて、それも嬉しくて、苦手な食べ物はなるべく入れないでおくんですけど、ちょっと入ったとしても「入っていたよ」と言いながら食べてくれるので、お弁当を残すのが嫌いみたい。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>お弁当マジックあると思っています。いつも自分が残さない量を自分で取っていっているんですが、お弁当に変えたらすごい量を食べるんだよね。お弁当は、不思議だよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>その分、食べ切ってくれるから、言葉ではない親子のコミュニケーションがすごいあったなと思って、今すごく朝が楽になったのはあるんですけど、ただちょっと寂しさもあります。去年の3月で卒業したので、1月、2月は、寂しくなってしまって、なので、代わりではないけど、自分の稽古場には自分のお弁当を作っていったりして、お弁当の習慣は、大変なことばかりではないと思いました。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>種類をいっぱい作らなきゃとかあるよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>彩りを考えると、トマト、ブロッコリーとかあれば、もうあと何でもいい！</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>卵がちょっとあれば黄色くなったりね。にんじんもね。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>お世話になりますね。あれはいい時間だったなぁ。</dd></dl><br />
<br />
<div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_02_23_4.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<audio src="https://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/curators/curators_vol412.mp3" preload="auto"></audio></div><br />
]]></description>
 <category>2024年002</category>
<comments>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199316</comments>
 <pubDate>Fri, 23 Feb 2024 17:25:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title><![CDATA[発酵食で免疫力をアップ！]]></title>
 <link>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199188</link>
<description><![CDATA[<span class="name">豊田エリー</span><span class="job">（俳優）</span><span>×</span><span class="name">寺本りえ子</span><span class="job">（料理研究家、フードディレクター）</span><div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_02_16_1.jpg" width="1000" height="500" alt="null" title="null" /><br />
<br />
豊田さんは、モデルとして活動を開始し、その後、映画やドラマなどで活躍。近年では、舞台俳優として、その存在感を放っています。一方、寺本さんは、音楽業界で活動した後に食の世界に身を置き、ケータリング、フードコーディネーター業をスタート。現在は、ワークショッフ゜を行ったり、発酵食の普及にも努めています。<br />
<br />
<h3>きっかけは、お味噌作り</h3><br />
<br />
<img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_02_16_2.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>いつもは、作業に集中しているから、りえ子さんとゆっくりお話できるのは嬉しいです。りえ子さんと知り合ったのは、夫がお世話になっているスタイリストさんからのご紹介で、その方と、夫と娘と私で、お邪魔して、お味噌作りのワークショップを受けさせてもらって、それが、もう3年以上前ですよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>2020年の12月とか。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>お味噌作りの後のりえ子さんのご飯は、美味しかった。その頃はどうしてもコロナの話題で、そもそもうちの家族が、お味噌作りに興味を持ったこと自体がやっぱりコロナが大きかったので。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>そういう方も多いかもしれない。発酵食というワードも出だして。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>ずっと昔からあるものですけど、ここ何年かの勢いはすごいですよね。私も初めて味噌を作った時、豆を潰すときや麹を混ぜてしっとりしていくのを手で感じるのがすごく気持ちよくて、土いじりにも近いというか。基本的にお味噌を仕込むのは、冬なんですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>寒仕込みと言われているから、1月20日ぐらいから2月、2週間とか3週間とか、割と短いです。早くても12月ぐらいから始めて、3月ぐらいに終わるかな。今年は、お味噌を2倍作ったよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>毎年いつも、4キロ仕込んでいて、でも今年の初めに行かせてもらったときは、8キロ、2倍。いつも米味噌を作らせてもらって、りえ子さんのおうちでできるから、その空間も落ち着くし、本当にあの時間が好きで、毎年我が家の冬の恒例行事になっていて、</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>そうだよね。私も楽しみにしている。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>嬉しい。温かみがあって、置いてあるもの一つ一つ、りえ子さんがすごく好きで選んでいるものだなと感じるんですよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>仕込んだ瓶だらけなんですよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>それが並んでいるので、魔女の小屋に行かせてもらったような（笑）。「魔女の宅急便」のキキのお母さんの薬を調合している部屋のもっと陽が入る感じ。行くと楽しくて、いろいろと作業しながら、あれ何を漬けているんだろうとか、それが面白くて。</dd></dl><br />
<br />
<h3>発酵との出会い</h3><br />
<br />
<img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_02_16_3.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>りえ子さんは今、食を研究されていると思うんですが、メインは発酵食品ですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>そうですね。発酵食と季節の手仕事的なのもやっているけど、自分が発酵食をとり入れだして、人生で一番元気、50歳を過ぎてからが一番元気かな。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>意外！発酵食との出会は？</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>宮崎に親戚の大好きなおばさんがいるんですけど、そこの家に行ったときに出していただいたフルーツとお砂糖で作ったシロップ、山でちぎってきたアケビとか、そういう本当に自然になっているものをつけ込んだ物を飲ませていただいて、そしたら腸の状態が変わった。てきめんだったのね。お通じがフルーティーになったんですよ。もう完全に腸内環境が変わったのがわかって、そこから発酵は面白いなと思って、いろんな発酵食に興味を持ち出しました。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>それはいつごろですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>40代の後半。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>うちも自分で作ったお味噌を生活の中で取り入れるようになって、ずっと健康というのもありますし、あと何より気持ちが良くて、朝、味噌汁を飲むことで1日が始まると、前とは違う感覚だなと思う。発酵食品はスーパーでも買えるけど、何から生活に取り入れていいか、皆さん迷われると思うんですけど手軽なのはなんですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>売っているものだとお味噌とか納豆とか、ぬか漬け、キムチ。もし自分で作ってみるとしたら塩麹とか、醤油麹、お刺身も胡麻和えもそれでいいし、塩麹もお肉をつけるとすごく柔らかくなるし、自分で作ると塩加減も調整できる。おそらく売っているものは加熱もしているので、そこまで加熱処理されてないものが口にできるし、</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>発酵はその菌がポイントですよね？</dd></dl><br />
<dl><dt>寺本</dt><dd>醤油麹だとしたら自分の好きなお醤油で作れるし、自分の好きな味で作れる。</dd></dl><br />
<dl><dt>豊田</dt><dd>買う手軽さもあるけど自分でやると、こだわりだしたらすごく奥深そうですよね。</dd></dl><br />
<br />
<audio src="https://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/curators/curators_vol411.mp3" preload="auto"></audio></div><br />
]]></description>
 <category>2024年002</category>
<comments>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199188</comments>
 <pubDate>Fri, 16 Feb 2024 17:25:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title><![CDATA[50歳になってわかったこと]]></title>
 <link>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199099</link>
<description><![CDATA[<span class="name">青木さやか</span><span class="job">（タレント、俳優、エッセイスト）</span><span>×</span><span class="name">高野秀行</span><span class="job">（ノンフィクション作家）</span><div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_02_09_1.jpg" width="1000" height="500" alt="null" title="null" /><br />
<br />
青木さんの最新刊は、「50歳。はじまりの音しか聞こえない」。50歳の等身大の自分を率直に綴った書き下ろしエッセイ集で、一人の女性として、悩みや葛藤が赤裸々に描かれています。<br />
<br />
<h3>50歳前の大失恋</h3><br />
<br />
<img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_02_09_2.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<br />
<dl><dt>青木</dt><dd>昨年、50歳になりまして、私自身も大きな節目で、もう口が裂けても若手だと言えない感じがしますし、わかんないんですが、言いづらいというかですね。もう大人だなという50歳になる前からなった後のエッセイですけれども、主に女性としてとか、恋愛のこと、50歳手前に大きな失恋をしたんですけれども、</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>冒頭、拝読しましたけどちょっと衝撃でしたね。すごく変わったお付き合いをされていましたよね。その彼氏のような、でもすごく仲の良いボーイフレンドを車で送り迎えもしていたけど、その人とは男女の関係にはならなかった。断られた。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>びっくりしません？</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>びっくりですよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>そうですよね。なんで私がいつまでも、聞かなかったというと、大人は、「私たち付き合っているの？」とか言わないものだって、本に書いてあったような気がしたので、そう思いませんか？</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>本に書いてあったかどうかわからないけど、</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>でもそういうことだろうなと何となく思いませんか？</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>そうですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>私もそう思って2年ぐらい経ったんですよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>その状況が2年ぐらい続いているのが既に不思議ですけど、</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>本にまで書いて、こっちは怒り心頭ですよ。でもよく考えたら、私こういうこと、1度や2度ではないんですよね。過去にもあったので、同じような恋愛を繰り返してきたっていうことなんですけどね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>でも50歳になって、恋愛が破れて、変わりました？</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>だいぶ変わりました。人に尽くすのが好きなんですよ。自己犠牲を彼のために払っているみたいな自分がすごく好きなんですね。50歳になって客観的に捉えられるようになった。例えば、最初、男の人に奢ったりすると「ありがとう」という感じで、どんどん当たり前になってきたりしますけど、やってあげるのが好きなくせに、それが当たり前になってくると、もう信じられないぐらい怒るんですよ。許せなくなる。でも、50歳ぐらいになって、最初からやらなきゃいいことが何となくわかるようになってきて、もっと前にわかんなかったのと言われることもありますけど、わかんなかったんですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>まさに大人になったという感じですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>自分との付き合い方が、何となく見えてきたのが、私にとって大人になったということですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>それがわかれば、それで大したもんですよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>ありがとうございます。だから、例えば、この先、娘が、失恋したときにこの本を読んで、何かのヒントになるといいなと思って。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>そういう具体的なイメージがあったわけですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>そうなんです。ただ、その娘から「この本には何が書いてあるの？」と聞かれたので、「ママの恋愛の話が書いてある」と言ったら、「やばいね、そんなの誰が読むの」って。確かにそれもそうだなという気もしていますけどね。</dd></dl><br />
<br />
<h3>言語学習のすすめ</h3><br />
<br />
コンゴ、ソマリア、ブルキナファソ、イラクやミャンマーなど世界中の“辺境”への取材経験を持つ高野さんは、語学の面白さに目覚め、以後、現地を訪れる際に必ずその言語を学んでいるほどの言語オタク。高野さんの最新刊「語学の天才まで１億光年」の中でもユニークな言語の学習法が綴られています。<br />
<br />
<br />
<img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_02_09_3.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>青木</dt><dd>高野さんは海外にたくさん行ってらっしゃるじゃないですか。学んだ言語は25以上。行く前に学ぶのですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>そういうのもありますけど、行ってから現地の言葉を多少、習ったり、そういうのも含めているからそんなに、きちんと学習して、マスターなんか全くしてないですよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>今は、どこに行っても変換してくれる機械があったりすると思うんですけど、そういうのをお使いになるんですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>使い方によっては便利だと思いますよ。ただ機械を前にすると、みんな公式な発言するようになるんですよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>正確に伝えようとするんですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>建前のことを始めるんですよね。例えば、この前、イラクに行ったとき、アラビア語のイラク方言を学んでいったんですけども、時々通じなかったり、わかんなかったりするんですよね。アプリで「もう1回、言って」と言うと、さっきと口調が変わって、イラク方言だったのが、アラビア語の標準語に変わっていて、言っていることも建前になってきて、「私はそう思います」みたいな感じになるんですよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>わかります。だって機械があると、「このリンゴはいくらですか？」とか言いますもんね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>機械に「これくらい？」とか言わないですよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>言わないです。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>だから本当の情報が入ってこないと思ったんですよね。機械的な情報のやり取りはいいんですよ。「ここからここまでバスと飛行機、どちらがいいですか？」みたいなことはいいんだけれども、意見みたいなことを聞くと、急に建前じみてきて、これが、人間がやっていると、あんまり通じなくても全然しらけなくて、むしろ通じないことがおかしくなって、笑ったりして、悪くないんですよね。語学の役割は、2つあって、1つは情報を伝える、語学のもう1つの役割は仲良くなることです。親しくなっていく。コミュニケーションはそうじゃないですか。やっぱり仲良くなってこそわかることとか、仲良くならないとわからないこともあるし、そもそも仲良くなることが目的だったりする。となると、やっぱり地元の人たちの言葉を使うのはすごく大事で、急に表情が変わるんですよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>それは、俺たちの言葉を覚えてくれたんだ！みたいなところですよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>それは嬉しいわけですよ。日本人もそう、外国人が来て、ちょっとでも「ありがとう」とか「美味しい」とか言ってくると、この人いい人じゃないかと思ったりするじゃないですか？いい人かどうか全然わかんなくても。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>コミュニケーションが取れる感じがしますね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>あと、やっぱり、ほっとする感じがありますね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>最初に覚える言葉は「ありがとう」ですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>僕の場合は「美味しい」から入ることが多いですね。人間にとって、アイデンティティになるものは、言葉と食です。それを認めてもらうと自分が認められたような嬉しさを感じるんですよ。「美味しい」の場合、それがダブルでできる。だから一番琴線に触れるんですよ。いたるところでやっているんで、もう間違いない。例外がないですよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>私も家に来て、ご飯を食べてもらうのも好きだし、美味しいと言われるとすごい嬉しいですね。なんなら美味しいって言い続けてくれれば、一生その人と暮らせるかもしれない。それぐらいのパワーがあるかもしれませんよね。美味しいって言わなくなるから、いけないんでしょうね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>本当にそうですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>「どう、美味しい、美味しい？」って聞きますもんね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>「美味しい」って答えが返ってくるまで聞き続ける。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>それが聞きたい言葉だってことですね。どこの国も同じなんですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>そうなんですよ。</dd></dl><br />
<br />
<img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_02_09_4.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
＊青木さんによる「50歳。はじまりの音しか聞こえない」は、世界文化社より発売中です。<br />
<br />
＊高野さんのご本「語学の天才まで１億光年」は、集英社インターナショナルより発売中です。<br />
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<audio src="https://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/curators/curators_vol410.mp3" preload="auto"></audio></div><br />
]]></description>
 <category>2024年001</category>
<comments>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=199099</comments>
 <pubDate>Fri, 9 Feb 2024 17:25:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title><![CDATA[旅を続ける理由]]></title>
 <link>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=198959</link>
<description><![CDATA[<span class="name">青木さやか</span><span class="job">（タレント、俳優、エッセイスト）</span><span>×</span><span class="name">高野秀行</span><span class="job">（ノンフィクション作家）</span><div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_02_02_1.jpg" width="1000" height="500" alt="null" title="null" /><br />
<br />
高野さんは、「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」をポリシーに、世界各地を取材し、執筆を続けています。デビュー作「幻獣ムベンベを追え」は、中央アフリカ、コンゴの湖に生息するといわれる謎の怪獣発見に挑むサバイバル生活を描いたもの。その後も、辺境への旅を続ける、高野さんの原動力は一体なんなのでしょうか。<br />
<br />
<h3>環境によって変化する常識</h3><br />
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<img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_02_02_2.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>高野</dt><dd>僕、謎とか未知が好きなんですよ。それを解き明かしたいとか、一体どうなっているのか知りたいのがありますよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>行きたい場所がリストアップされているんですか？その中から順番に行こうとなっているんですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>いつも無意識的に探しているんですよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>そうすると情報が寄ってくるってことですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>そうですね。例えば、この5、6年はイラクに通って、イラクにある巨大な湿地帯を旅し、『イラク水滸伝』という本を出したんですけれども、それは朝日新聞の国際面に出ていた記事だったんですよ。少なくとも100万人以上の人がその記事を目にしていたと思うんですけど、僕以外の人はおそらく全くピンとこなくスルーして、ページめくって忘れちゃったんでしょうね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>実際に行かれてみてどうでした？ </dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>その記事はすごく正確だったので、ちょっとした滞在で、これだけ書いてすごいなと思ったんですけれども、行ってみると全くイメージが違うわけですよ。東京都よりも巨大な湿地帯なんですよ。それは、言葉で聞いてもわからないわけですよね。本当にでかいから、一体どこに行っていいのかわかんないわけですよ。水がばあっと広がっているわけでしょう。町や村もろくにないから、何を目指していいのかもわからない、そんな悩みを初めて持ったわけですよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>確かに。みんな目的地に行きますもんね。向こうの人にも「お前、なんで来たんだ」と言われますね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>水の民がいるから、それを見てみたい、そこを旅したいというのがあったんですけども、そもそも水の民もすごく分散して暮らしているし、どこに行けばいいのかわかんないし、水の民に会って、どうするのかもわからないでしょ。そういうことまで考えていないわけですよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>でも今までいろんなとこに行かれていて、やっぱり、行かなきゃよかったなみたいなところはないですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>それはないですね。行けば、どんなところでも面白いですよ。行かなきゃよかったところはないですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>面白さというのは人ですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>そうですね。一番の面白さは人ですね。僕は民族や人たちに興味がありますよね。なんでこういう生活をしているのか、どうしてこんなことをしているのかとかね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>今までいろんなところに行って、もう1回行ってみたい場所はどこですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>アフリカのコンゴで怪獣を探していたところには行ってみたいとは思いますよね。やっぱりそこで常識が片っ端からひっくり返されたわけですよ。例えば、ジャングルの中に湖があって、そこにネッシーみたいな怪獣がいると言われているんですよ。そこのほとりにテントを立てて、キャンプの設営をして、コンゴ人メンバーも一緒にいる。まず、ゴミ捨て場とトイレを作ろうとしたんですよね。そしたらコンゴ人メンバーに大反対されて、「汚いじゃないか」と言うんですよ。「なんで？ゴミをそこらじゅうに捨てずにゴミ捨て場、一箇所にした方がいいでしょ」と言ったら「そりゃ汚い。汚いものを集めたらもっと汚くなる」というのですよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>じゃ、どうするんですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>その辺に捨てるわけですよ。トイレもその辺でするから、僕らはそんなことありえないと言って押し切ってやったんですけど、半分こっちが正しくて、半分正しかったんですよ。ゴミ捨て場に関しては向こうが正しくて、要するにゴミは生ゴミで、食べた動物の肉や魚の骨の子、野菜のくずが多いわけですよ。それを1ヶ所に集めると、そこに虫が湧く、熱帯雨林だから虫が湧くと、もうそれだけでも、ハエとか、ハブみたいのが大量発生するし、今度それを食べに、ネズミとか小動物が発生して、さらにそれを食べに毒ヘビが出てくるんですよ。だから、なるほどと思って、分散していくと、それは自然と土に還っていって衛生的に問題ないんですよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>そのときのゴミは自然に還っていくものだけですしね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>そうなんですよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>コンゴの人は、それがわかっていて、おっしゃっていたんですかね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>経験的にわかっているんですよ。ただ、トイレに関しては僕らの方が正しくて、みんながそれぞれその辺でしたら、足の踏み場もなくなってくるわけですよ。だから自然と、コンゴの人もだんだんトイレを使うようになってきて、だから環境によって常識はどんどん変わってくる。</dd></dl><br />
<br />
<h3>インドでの体験</h3><br />
<br />
<img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_02_02_3.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>高野</dt><dd>インドに行かれたことあるんですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>20代の頃にお付き合いしていた方がインドをずっと旅をしていたので2週間ぐらいかけて行ったんです。列車で旅しながら、最終的にはサイババに会いました。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>面白かったですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>面白かったですよ。だけどやっぱり日本は安全だなと知りました。子供たちから銀の指輪とかを高い値段で売りつけられたりして、日本とは全然違うんだなと思ったりしましたね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>僕は、最初に行った外国がインドだったんですよね。片っ端から騙され、ぼられたりして、最終的には身ぐるみ剥がされて、詐欺師に騙されて、パスポートもお金も帰りの飛行機のチケットも全部取られて、ポケットに日本円で200円、300円ぐらいしかなかったんですよね。それでしょうがないから、その前に知り合いになっていた地元の小学生の家に居候させてもらって、そこも3畳間みたいなところに親子4人が暮らす貧しいアパートだったんですけど、嫌な顔もしないで泊まらせてくれて、みんな劇的に親切なんですよ。僕が一文なしだと知っているのに、1日3食食べさせてくれるし、近所の人たちが果物を持ってきて、「これ食べな」と言ってくれたり、僕のインド人観もどんどん変わってきて、要は、インドは超格差社会なので、下の人が上に上がるのはものすごく難しい。すると下にいる人たちは、自分より上の人からは多少、物を余計に取ってもいいだろうという考え方になる。そうなっても全く不思議はないし、実際そうなんですね。上の人たちも、下の人には少しお金を多くあげたりとか助けたりとかするべきだ、そういう宗教的な考え方もあるので、だから日本人とか先進国のツーリストが行くと、そこから余計に取っても別にいいという発想になるんです。僕はインド人不信になっていたんですが、今度、僕が一文なしになると、みんなすごく親切で、むしろ助けてくれるわけですよね。そういうのを知れて、そのときは面白いと思えるほど余裕がなかったんですけども、インド人に対する考え方も変わったし、後からすごく面白かったなと思いましたね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>でもその理屈がわかれば、インドの人たちが私に売りつけた理由もわかりますし、そこまで腹を立てることでもないなという感じにはなりますね。</dd></dl><br />
<br />
＊高野さんが謎の巨大湿地帯に挑んだ「イラク水滸伝」は、文藝春秋より発売中です。<br />
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<audio src="https://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/curators/curators_vol409.mp3" preload="auto"></audio></div><br />
]]></description>
 <category>2024年001</category>
<comments>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=198959</comments>
 <pubDate>Fri, 2 Feb 2024 17:25:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title><![CDATA[「書くこと」とは]]></title>
 <link>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=198813</link>
<description><![CDATA[<span class="name">青木さやか</span><span class="job">（タレント、俳優、エッセイスト）</span><span>×</span><span class="name">高野秀行</span><span class="job">（ノンフィクション作家）</span><div><img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_01_26_1.jpg" width="1000" height="500" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<h3>書くことで自分と向き合う</h3><br />
<br />
<img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_01_26_2.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>青木</dt><dd>『母』という本を書いたんですが</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>これは自分のすごく深いところに入り込んで対峙していますよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>そうなんです。でも書いてよかったです。私は自分の隠したいところや嫌なところをほじくり出して、書いたりするので、そうすると、ものすごく自分が悩んでいたことが明確になっていきます。自分のことが向き合える、自分をよく知れるので、本を書き終わった頃には書いてあったことはもう解決しているような感覚があって、よく、”悩んだらそれを書き出しなさい”とか言いますけど、それに近いような感覚がありますね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>個人的なことを書いても、日記にはなってないわけですよね。ちゃんと読み物になっている。面白いわけですよ。書くと悩みがなくなるとか、ある程度解決するのはとってもよくわかります。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>書いていて、そんな感覚はありますか？</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>最初からあるんですよ。アフリカのコンゴに謎の怪獣ムベンベというのがいて、それを探しに行ったんですね。そのときの体験記を書いて欲しいと出版社から依頼されて、当時学生だったんですけど、行く前に依頼されていたので、現地で日記を書いたんです。仲間が10人もいるわけで、するとプライバシーが全くない。ジャングルの中でみんなで生活しているから、日記をつけても、もう丸見え。”あいつがこんなことをやって、すごくむかついた”とか、”地元の人たちと一緒にアホのように踊っていた”とか書いていたら、ひどいことを書いていると怒られるわけですよ。これはまずいなと思って、リーダーだし、誰に見られても問題のない日記を書かなきゃいけない。そうでなくてもトラブルの嵐だったので。そこで必要に迫られて自分の感情を生で出さない、誰が見てもいい文章を書いたんですよ。すると、むかつくと書きたいのに、書けないから、”いつもとんちんかんなことやっているけども、コンゴ人のメンバーから受けているし、笑いを誘う役割を担っているんだろう”と、見方を変えたんですよね。すると面白いことに、僕の見方も変わってきて、怒りがなくなるんですよ。自分の側から見れば怒っているかもしれないけど、彼の側からすれば俺も似たようなものかもしれないし、彼は彼で役に立っている感じになってきて、怒りとかイライラの感情がなくなっていくんですよ。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>面白い話ですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>だから日記には、誰も見てなくても、生の感情を書かないようにしていて、</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>でも、生の感情が湧き上がりますよね。それをちょっと変換して書き留めるということですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>そう。それは、実際のところ、出版されるものとほとんど同じなんですよ。</dd></dl><br />
<br />
<h3>本を通して伝えたいこと</h3><br />
<br />
<img src="https://www.tfm.co.jp/cms/media/533/curators2024_01_26_3.jpg" width="640" height="480" alt="null" title="null" /><br />
<br />
<dl><dt>高野</dt><dd>青木さんは、芸人だから自分でネタを作ってやっているわけですよね？</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>ネタを量産することができないんですよ。だから、1年に1本ぐらいしか書けなかったですね。それだと遅すぎて、ネタをやることは早々に卒業した、というか、やっていないですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>それは僕が原稿を書けないとかそんなレベルではないですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>364日悩んで1日しか書けない。いいネタがという意味かもしれないですけど、ずっと悩んでいる。お笑いは、やっぱり笑うことが答えですから、人が笑うものが、1年に1本ぐらいしか書けなかった。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>笑いで伝えたいことと文章で伝えたいことは違いますか？</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>私の場合は、どんな悲しいことでもエピソードでも笑いが混じっていたらいいなと思って書いているので、そういう意味ではすごくあっている感じがします。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>芸人の場合、目の前に人がいて、文章の場合は、お客さんの顔が見えない、その違いは大きくないですか？</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>とても大きいです。私がテレビにすごく出ていたとき、青木さやかというキャラクターは、本人でもあったので、すごく有名になってくると、そのキャラクター＝青木さやかだと思われ、そういう部分もあるんだけど、そうではない部分もあるので、ずれてくるのが、すごく自分としてはきつかったです。でも、本だと勝手に青木さやかを動かせるので、読んだ人だけのものだったりする。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>でも青木さやかにはいろんな側面があることも書けますよね。それは僕もテレビに出て実感したんですけども、テレビは一瞬の情報量がものすごく多いけど、いろんな側面を描きにくいですよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>ドキュメンタリーではないのでやっぱりショータイムでもありますからね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>だから芸人さんの世界はそれに近いのかな。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>そうかもしれませんね。特に青木さやかというタレントはそのすごくわかりやすいキャラクターで出ていたんだと思うんですね。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>だから青木さやかは実はこういう面もあってというと、見ている人が混乱してきますよね。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>そうなんですよ。やっぱりこういう人であって欲しいと思うと思いますし、そこで自分が離れていくとやっぱりそうじゃないのに、自分でやり始めたのにと、いろんな葛藤があります。商品でもあるし、自分は成長もするし、反省もするし。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>全然違うけども、ちょっと似たようなことを感じたことがあって、それは最初、コンゴにムベンベを探して行って、帰ってきた後、いろんな人が「ムベンベはいたの？いなかったの？」と聞いてくるんですね。するとすごいイラッときて、いたとかいないとかそういう問題じゃないんだ！自分たちが行って、ものすごく、いろんな苦労したりとか、びっくりするような出来事に出会ったりとか、常識がひっくり返されたりとか、いろんなことがあったのに、ムベンベがいたか、いないかとか、それで片付けられたくない。でも起きたことを全部言うわけにいかない。その後、本を書いて出したら、いろんなことを書けるわけです。</dd></dl><br />
<dl><dt>青木</dt><dd>わかります。私も自分で書いた本だけは私自身だと思っているので、だから私は昔から高野さんとは友達であるという感覚がすごくするんです。本は1人でいてもすごい近い人がいるなと思えるし、だから極端に言えば、高野さんに一生会わなくてよかった。すごく近いからです。嫌いにはなりたくないですし。</dd></dl><br />
<dl><dt>高野</dt><dd>会ってしまいましたけどね（笑）。</dd></dl><br />
<br />
＊青木さんによる等身大の自分を率直に綴った書き下ろしエッセイ「50歳。はじまりの音しか聞こえない」は、世界文化社より発売中です。<br />
<br />
<audio src="https://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/curators/curators_vol408.mp3" preload="auto"></audio></div><br />
]]></description>
 <category>2024年001</category>
<comments>https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?itemid=198813</comments>
 <pubDate>Fri, 26 Jan 2024 17:25:00 +0900</pubDate>
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