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オンエアレポート

11
06
Tue

ゲストは・・・秋尾沙戸子さん


今日は、ノンフィクション作家の秋尾沙戸子さんにお越しいただきました。

近年は、アメリカの占領下にある日本をメインにお書きになっているという秋尾さん。
当初は、ベルリンの壁が崩れたあとの東ヨーロッパやソ連といった、民主化の移行期にある国を追っていたんだそうですが、そういったものを見ていると、アメリカの影を感じるということで、一度アメリカの目線でそういったことを見てみようと思って、アメリカの大学へ入学されたんだとか。

戦後の背景をリサーチしていく中で、今回の著書『スウィング・ジャパン』に繋がったということなんですが・・・この本は、ジミー荒木さんという日系二世の、米軍兵として占領期にやってきたジャズマンのお話となっているんです。ジミー荒木さんは最初、翻訳家として占領下の日本に来日して、昼は翻訳家、夜はジャズという生活を送っていたんだそうです。
最終的には日本の文学を勉強して、ハワイ大学でアメリカ人に日本の文学を教えるということまでやっていたというお話もしていただきました。

そんな秋尾さんの心の火とは・・・地球を意識して生きよう。
「311の時に皆思ったことなんじゃないかと思うんですよ。地球の限界なんだって思ってから、私たちは生かされているんだ、だから、生かせてもらってありがとうございますっていう気持ちになっているのが一点。
もう一点は、日本人って日本地図を平面に広げて、その位で物事をみるじゃないですか。でも、他の国の人たちは地球全体を眺める教育も受けてるんですね。だから、平面の地図で見るのもいいけど、地球儀で考えてみようよって。時には、今起きてることをちょっと上のほうまで飛んでいって、宇宙の入り口くらいから地球を見て、これ何?って近視眼的に見るのもいいし、ズームアウトしてそういう目線でもいいって言うことを繰り返し見ていかないと、本質に行き当たらないと思うんです。そうやれば、アメリカから見た日本を見たらどう見える、中国、ロシア、イギリスからはどう見えるってこう複眼的に物事を見ていけるようになると、たとえば領土問題があったとして、私たちは近視眼的に見て感情的に考えるかもしれないけど、他の国から見たら、こことここが戦争すると儲かるなっていう軍事産業の人がいるって思うと、じゃあやめようってなるじゃないですか。あらゆる可能性を考える、そういう癖を付けていけば、日本が大国の思惑の中で沈むとか、無駄に日本人が命を落とすとかいうことがなくて済むと思うんですよ。」

今日ご紹介したリスナーの方の心の火。
今日は、東京都にお住まいのせいちさんからのメッセージです。
「私が大切にしている想いは、反骨心です。高校卒業後、大手自動車メーカーに就職しましたが、どうしても合わずに辞めました。そのとき、辞めて良かったと思える人生にしようと思いました。働きながら大学を卒業し、今は、正社員として立派に働いています。あの時の反骨心を今も忘れずに、これからも頑張っていきたいです。」
なるほど・・・リスクを負うとか、一見マイナスに思えることも、プラスに持ってくのは自分なんですよね。

さて、秋尾沙戸子さん、次回作は・・・占領について、また違う角度で書いてみたいということで、リサーチをする、ということです。楽しみに待ちましょう!
秋尾さんの最新作『スウィング・ジャパン』は新潮社から発売されています。ぜひ、お手にとってみてください。

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