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オンエアレポート

12
18
Tue

ゲストは・・・溝口肇さん


今日は、チェリストの溝口肇さんにお越しいただきました。

溝口さんといえばあの「世界の車窓から」のテーマ曲を作曲された方!
かれこれ25年・・・今では9200回弱放送されている長寿番組となっていますが、この曲は番組のために作られたんだそう。
知人のディレクターから「世界中の列車の窓から見える風景を映す番組だから、よろしく!」とだけ言われたんだとか。
「ナレーションの石丸さんもおっしゃってるんですけど、大いなるマンネリだと。変わらない、ということもいいのかな、と最近は思うようになりました。」とおっしゃっていました。

「チェロは道具なので、そこが消えないと、その奥の僕が見えない。だから、一段階余計なものなんです。みんながコンサートを見に来て、チェロが見えているようじゃだめなんです。チェロの音、いいなぁと思うだけじゃだめで、そこのチェロがなくなって、僕がただ座ってるだけになればいいんだろうなと。歌う方ももちろんトレーニングは必要でしょうし、声帯で空気を震わせて、聞く側の耳の鼓膜を震わすことで聞こえて、それが心までバイブレーションが届くって言うのがイメージだと思うんですけど、僕らの場合はまず楽器を通して空気を震わすという、声よりは一段階多いんですよね。それを透明にして人と繋がるというのは、本当に難しいなと思います。」というお話もしていただきました。

そんな溝口さん、作曲をするときはピアノを使うということなんですが・・・
作曲をして、次にアレンジをするときにスピーカーがキャンバスに見えて、そこに色を塗っていく感覚なんだそうです。
「チェロは、人間の声に一番近い楽器と言われていますが、僕ら音楽家はみんな歌いたいんだけど、その能力がないから楽器を弾いているんです。僕は本当はもっとクリアな声か、もっとがらがらな声、どっちかに振りたいと思っていて、楽器もそうやってもうちょっと軽やかに歌う楽器を選ぼうと思っているんですが、なぜか自分の声に似ちゃうんです。そういう楽器を選んでるのか、弾いてる本人がそうだからなのかはわからないんですけど。」とおっしゃっていて、現在お持ちのチェロ、アンジェラという名前がついているそうなんですが、アンジェラが自分に似すぎていてたまにイヤになるときもある、ともおっしゃっていました〜。
ちなみに、アンジェラはイタリア語なので、フルネームは“アンジェラ・ミゾグッチ”となるそうですよ。
“ミゾグッチ”だとちょっとヨーロッパっぽいですね〜。

300歳のアンジェラで、今日は生演奏も疲労していただきましたが。。。
溝口肇さんのチェロを生で聞く機会があります!今週、12月22日土曜日に品川グローリアチャペルにて、クリスマス、チャペルコンサートが行われます!
チケットも少しですがまだあるということですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
詳細は、溝口さんのHPをご覧ください。

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