2021/08/19

Drive Discovery PRESS Vol.20 編集後記

DDP編集部

暦の上では秋となり、ひぐらしが鳴く季節となりましたが、ぶり返してきた残暑に、夏が少しでも長く続けばいいと思う夏生まれの編集部員Nです。毎回、特別特派員をお迎えするDrive Discovery PRESS、今週は、先週に引き続きこの季節食べたくなる「かき氷」がテーマということで、「かき氷の女王」こと原田麻子さんをお迎えしました。

年間数百杯のかき氷を食べるだけでなく、ご自身で、氷舎mamatokoというかき氷屋さんを営む原田さん。実際にmamatokoのメニューを見てみても、「いちご」「メロン」といった屋台のかき氷とは全く違い、「桃コンポートとレアチーズ」や「シャインマスカットのかるいマリネ」など、まるでフレンチのメニューのようなグルメ系かき氷がずらりと並んでいます。

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メロウゴールドのかるいマリネとレアチーズ

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柿とゆず

氷の削り方、ソースに徹底的にこだわる原田さんですが、器にもこだわりが!かき氷の器として最も適していると考えているのが横17〜18センチ、高さ6〜7センチのボウルなんだとか。原田さんによれば、氷の設置面とお皿の設置面が増えれば増えるほど、氷が溶けて固まりやすく、スプーンで割らないとダメなかき氷になってしまうのだとか。究極をいえば、かき氷は球体が良いそうで、設置面が少ないほど良いそう。氷の盛り方も最近は、山形より丸く盛るお店が増えいているようですが、これは、ソースなどを盛りやすいからなのだとか。何を乗せるかで形を変えたり、押さえたりするそうで、極力、氷は触らない、ふわっとしたものが一番なのだとか。

高級グルメかき氷が定着中

「かき氷」といえば、昔は、「屋台で300円」というのが定番でしたが、最近は、1000円以上が当たり前。原田さんも元々は屋台のかき氷が大好きで、特にレモンが好きなんだそうですが、かき氷専門店が増え、かき氷の概念は確実に変わったと言います。
もはや、屋台グルメではなく、スイーツの一つのジャンルとして確立された「かき氷」。
グルメ系のかき氷が登場するようになって7年ほどだそうですが、もはやブームではなく定着したと感じているそうで、通年でかき氷を食べる人がいる証と嬉しそうにお話されていました。

連日大人気という原田さんのお店「氷舎mamatoko」は、メニューを見ているだけで食べてみたくなるかき氷がずらり!季節のフルーツがふんだんに使われたかき氷、気になります!

氷舎mamatoko
(中野区弥生町3-7-9 丸の内線中野新橋駅徒歩6分)


東京都

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