7月10日(日)の放送では、新日本三大夜景・夜景100選 事務局代表の縄手真人(なわて・まさと)さんをゲストに迎え、新日本三大夜景についてや都内のおすすめ夜景スポットを教えていただきました。
(左から)ホラン千秋、縄手真人さん
日本三大夜景といえば、北海道函館市・函館山(はこだてやま)、兵庫県神戸市・摩耶山(まやさん)、長崎県長崎市・稲佐山(いなさやま)から望む夜景が知られていますが、縄手さんが代表をつとめる新日本三大夜景・夜景100選 事務局では「新日本三大夜景」と「夜景100選」と銘打ち、新たな夜景スポットや夜景文化の魅力を発信しています。
縄手さんによると、日本三大夜景は1ヵ所から夜景を見るのに対して、「新日本三大夜景は、いろいろな場所からいろいろな角度で夜景が見られるという特徴の違いがある」と説明。その選定方法は、“夜景で夜の地域を活性化したい”という目的のもと、“誰もが安全に行ける夜景スポット”として事務局が20ヵ所を厳選。そこから、一般の方の投票で決めていきました。ただし、「都市部にあるのは多くの方に見られているため(必然的に)投票数が多くなるので、周辺の人口で割り戻す形で選ばれた」と算出方法についても言及します。
そして今回は、選ばれた新日本三大夜景を縄手さんに解説してもらいました。
ワインの産地として有名な山梨とあって、縄手さんは「笛吹川フルーツ公園は、ワイングラスをかたどった噴水があり、それがライトアップされると、その奥に甲府盆地、さらに奥に富士山が見えます。ここから望む夜景は、遠近感が楽しめるのが特徴的」と解説。この夜景スポットの写真を見たホランは、「話を聞いただけでもすごく魅力的に感じたけど、(写真を)見るとよりすごい! すごくきれいで幻想的」と声を弾ませます。
若草山については、「奈良と、遠くは京都の夜景まで見える」と縄手さん。ここの写真を見たホランは、「華美なわけではないんだけど、ただただしっとりと美しい。これは大人の夜景の楽しみ方みたいな感じですね~」と見惚れてうっとりした様子。
皿倉山は、「工業地帯の夜景に加えて街の光も見える場所」と縄手さん。ケーブルとスロープカーで山頂まで手軽に登ることができ、ここからはパノラマ夜景を眺望できます。
皿倉山から望む夜景の写真を目にしたホランは、「函館に近いイメージ」と印象を語り、「これは美しい……港や海も見えて、その手前には高速道路があって、きれいですね~」と息を呑みます。
縄手さんが夜景にハマったのは約25年前のこと。当時はまだインターネットも普及していない時代のため、どのように夜景スポットを探したかというと“等高線の入った地図を見る”という手法でした。等高線から山の形をイメージして、景色が見やすいかどうかの判断材料にしていたそう。
そしてもう1つは“茶畑のマークを見ること”。縄手さんいわく、「茶畑は水はけが良く、風通しの良い山の斜面に作られていて背丈も低いため、そこから望む景色は視界が良い”と独自の考察を述べます。 そこでホランが都内でおすすめの夜景スポットを尋ねると、縄手さんが挙げたのは「隅田川に架かる橋のライトアップ」。というのも、従来6橋だけだったライトアップが、東京オリンピックが開催予定だった2020年の夏から12橋のライトアップとなって見応えがグンとアップ。
その12橋のなかでも、縄手さんのオススメは「蔵前橋(くらまえばし)」。従来は橋の上のアーチ部分がライトアップされているところが多いですが、「蔵前橋は、橋の下がライトアップされているんですよ!」と声を大にします。
また、橋の下をくぐることができる遊歩道もあるため、「通常なら、(夜に)橋の下に行くと真っ暗だけど、ここだけ橋の下がライトアップされているので、上を眺めるとオレンジ色に光っていて、隅田川を見ると、オレンジ色の光が水面に反射してゆらゆらしているんです」と縄手さん。
その写真を見たホランは、「すごくきれい! ここの遊歩道を歩くだけでもすごく素敵なデートコースになりそう♪」とうっとりしながらも、「私だったら、やさぐれてどうにもならないときに、ここの明るさを求めて1人で歩くのもいいかなと思った(笑)」と笑いを誘いました。