富士山ももちろん10周年。2003年は台風で中止となりましたが、全部で9回行われ、私はそのうち9回に参加しました。10周年ということで、例年各局2名のリスナー参加枠を一部拡大して、10周年ということでリスナー枠を拡大し、FM香川からは、丸賀真司さん・佐野暢彦さん・森琴美さん・清岡奈緒さんの4人が参加してくれました。
いつものように日曜日の朝、新宿をバスで出発したのですが、到着したのは昨年と同じく、山梨県山中湖村の富士山ドームレーダー館。そして清掃場所も、同じく「桧丸尾キャンプ場」です。
昨年初めてここで清掃活動をしましたが、あまりの不法投棄の多さに、予定時間内には全く目処がつかず、参加したメンバーが全員、何か後ろ髪を引かれるような思いで後にした因縁の場所・・・今年はそのリベンジ!と入ったところでしょうか?今年、私たちが担当した場所は、道路脇の木立の中。一見、なんの変哲もない樹海の風景に見えましたが、その土にスコップを入れたとき響いた音はカチャン・パキンというガラスの音・・・
一心不乱にガラスを拾う清岡さん
総勢220人で集めたごみは、4590Kg・・・富士山クラブの調べでは、タイヤ・自転車・テレビ・冷蔵庫・ソファーなどの他、トタン板・外壁材・煙突・・・といった明らかに業者がまとめて捨てた産業廃棄物も多く含まれていました。
翌日は、いよいよ富士山3合目から5合目までのエコトレッキング。モモンガの巣を覗いたり、ビロードのような苔の原っぱを抜けたり、野鳥のハミングに耳を澄ましたり・・・3合目から約3時間のトレッキングでは、慣れない登山のしんどさも忘れて、普段言葉を交わす事もない遠くの地域のパーソナリティ・リスナー達と語らいながら、ゆっくりと五合目を目指します。
手前は丸賀さん
今年も、富士山は参加した人それぞれに問題意識と感動を投げかけてくれました。
ぜひ、この瞬間の気持ちを忘れないで、自然環境の大切さを、家族・友人、仲間達に伝えていってください。
五合目に到着して一言・・・
丸賀さん:ごみ掃除、無意識に捨てる人が多く許せん気持ちでいっぱいですね。でも(五合目にきて)今年一番の爽快感ですよ。来年はてっぺんまで上りたいですね。いまアドレナリンがでまくりですね(笑)
清岡さん:やはり、ぱっと見はきれいな富士山でも現場に入り込んでいくとまた違うところが見えるなぁ・・・ということで、自分で現場に行く大切さをしみじみ感じました。
さて、次回は過去にFM香川が手がけたクリーン・キャンペーンを振り返ります。


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