岩手県の内陸部を南北に貫く「北上川(きたかみがわ)」
実は、東北で一番の流域面積を誇る川なんです。
岩手町の「御堂(みどう)」が源泉とされていて、
太平洋に臨む宮城県石巻市まで続いています。
毎年秋、盛岡の中津川に遡上する鮭も、
この北上川を経由して、故郷へ戻ってきます。
北上川と人との関わりは大変古く、
今年、世界遺産に認定された「平泉」を築いた「奥州藤原氏」は、
北上川の流域一帯を拠点としていたと考えられています。
鉄道が普及する明治の初め頃までは、
北上川を舟が往来していて、
お米などを運んでいたそうです。
「やはらかに 柳あをめる 北上の岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに」
この歌の作者「石川啄木」は、盛岡市生まれ。
様々な人に愛されてきた北上川を、
みんなできれいにしませんか?


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