
でも、残念なことに今年も、ヤンバルクイナの輪禍つまり交通事故が多発しています。
今年は、すでに十一羽のヤンバルクイナの死骸が発見されているのですが、この数字、いままでで最も多い数なんです。
特に、今年の4月〜6月に事故が頻発したのですが、生息数一千羽以下と推定されたおととしの調査からすれば、この二カ月の間に全体のおよそ1%が交通事故で死んだ計算になるんです。
生息数が減っているのに事故が増え続けるという、まさに異常事態が発生しているんです。
以前この番組にも登場していただいた長嶺隆先生は「ドライバーへの注意喚起だけではもう限界だ、行政にも積極的に動いてもらわないと手遅れになる」と話してくれました。ヤンバルクイナ保護の有効な方法が見つからず、本当に困まり果てているというのが私たちに突きつけられている現実です。この現実をしっかり受け止め、これからも粘り強くやんばるくいなを保護する活動を続けていきたいと思います。

