
近年の登山ブームも手伝い、登山客は増える一方。そんな中、福知山では環境に優しい簡易型トイレの設置が進んでいます。その名も「バイオトイレ」。水を使わず、オガクズの中に繁殖させた微生物の力でし尿や生ゴミを分解する無臭のエコトイレです。
設置は筑豊山の会のメンバーを中心に、ボランティアが作業にあたっています。一年間で登った回数は100回以上。建材を背負っての登山は想像以上にハードだったそうです。
会長の太田さんは言います。
山は私たちに、生活の知恵、生きていることの素晴らしさを教えてくれる。それを、もっと若い人たちにも知ってもらいたい。そのためにもトイレが必要だと。トイレがないと、山が汚れるだけでなく、貴重な水場や水源などにも影響を与える。私たちが飲む水は、山が育んでいるということを知ってもらいたい、ということです。
福知山のエコトイレが完成するのは来月。これをモデルに、近隣の山でも導入が検討されるかもしれません。自然と親しむ遊びが盛んな昨今。そのフィールドを守るためには、知恵と工夫と努力を凝らしている人々がいることを知った今回の取材でした。

