
初日の11月18日には、子どもたちから27個のおもちゃが持ち込まれました。
これらは、その場で直るモノを除き、全て、ボランティアの皆さんが自宅に持ち帰り、次回の開院日までに修理を行います。
この日、持ち込まれたおもちゃは、小さなオルガンや、キャラクターの変身キット、自動車のおもちゃや、ままごと用の調理器具などだったそうです。
竹林さんは、退職後、余暇の時間を利用して何かできないかと考え、各地で誕生している「おもちゃの病院」を、自分が生まれ育った松阪でも始めたいと、この活動をスタートされました。
竹林さんは言います。「今の社会は、使い捨て。故障したら、すぐ捨てて、新しいものを買う。直して使うことは、少なくなりました。でも、私は子ども達に、直せるものは直して、『修理すれば、使える』ということを教えてあげたい」と。
先週末、2回目の「松阪おもちゃの病院」が開院し、1回目に入院となっていたおもちゃたちが、子ども達の手に戻りました。どの子どもも歓声を上げて、動くようになったおもちゃを抱えて、帰っていったということです。

