
「バイオディーゼル燃料」は、石油の替わりに、天ぷら油など食用油の廃油を利用したものです。通常のディーゼル燃料である軽油と同じ性質をもち大型自動車や船などの代替燃料として世界中で注目されています。ナタネやごま油が原料となっていますので、大気汚染の原因となる硫黄酸化物の排出が限りなくゼロに少なくまさに環境に優しい燃料といえます。
コストも、軽油と同等、あるいは安いくらいで、税制上の優遇もあるそうですから、お財布にも優しいですね。長崎総合科学大学のバイオディーゼル燃料バスは、元々、付属高校のソフトボール部が遠征に使っていたものでしたが、老朽化したため、今回鮮やかな緑にお色直しをしての登場となりました。近々、学生さん達を乗せて学校まで運ぶスクールバスとして第2の人生を歩む予定だということです。
「食用油が原料と言うことで、排気ガスのニオイが気になるんですが・・・」
ハイ。開発に当たった長崎総合科学大学工学部の藤川教授によりますと排気ガスは軽油に比べてクリーンなんですが、やはり天ぷらのニオイがするそうです。

