
焼酎を蒸留するときに出るドロドロの廃液は産業廃棄物となります。その量は、全国で年間およそ40万トンといわれているそうです。
佐賀県の窓乃梅酒造でも、年間およそ230トンを排出し、1トンあたり1万から2万円の費用をかけて業者で処理をしていました。
しかし、この廃液は金属加工の溶接の際に出るスパッタ、つまり火花となって飛び散る金属微粒子が金属表面へ付着するのを防ぐ効果があるんです。
発見したのは福岡のベンチャー企業で、この企業の協力のもと、杜氏の方たちが本来持っていた、ろ過や、殺菌、精製技術を応用して、見事、スパッタ付着防止液の実用化に成功しました。
しかも、植物由来なので、環境・人体にも優しい製品となっています。
産業廃棄物の再利用は、処理コストの削減だけでなく、環境保全への貢献も期待できるとして、この度、文部科学大臣表彰を受けました。
焼酎メーカーにとっては共通の悩みである焼酎廃液の処理。
有効活用へ向け、ひとつの道が開けています。

