
現在、若狭町には900haの農地があるが、高齢化や社会構造の変化などの問題を抱えている。一方では、安全で安心できる食料の供給、環境に優しい自然循環型農業といった都市からの期待も大きくなっている。若狭町にある「かみなか農楽舎」は「都市からの若者の就農・定住を促進し、集落を活性する」ことを目標に平成13年に設立された農業生産法人だ。中心事業は、「研修事業」と「農業生産事業」だ。「研修事業」というのは、新規就農と若狭町(旧上中町)定住をめざし、共同生活をしながら米・野菜作りについて学ぶ長期的な農業研修事業。また「農業生産事業」では、社員や研修生による有機米作りで、これらは直販されている。さらには、大学生向けに短期間で就農体験ができる「農業インターンシップ事業」、稲作や餅つき、芋掘りなどの体験ができる「体験学習事業」などもある。農から与えられるものを感じることが、生き方の模索につながるかもしれない。