
山形県の中央に位置する月山。出羽三山のひとつとして数えられていて、山岳信仰の山としても知られています。この月山の中腹に位置する温泉街の志津温泉。江戸時代は出羽三山に向かう人々の宿場町であったところです。
冬は5〜6メートルほどの雪が積もるというこの地区、この雪を利用した観光イベントで近年県内外から注目を集めています。
数メートル積もった雪の壁から当時を連想させるような旅籠町を掘り出し、ろうそくを灯して幻想的な美しい風景を作り出しているのです。
数年前から地域の特性を活かした観光振興ができないものかと考案されました。これらの雪は溶けて木々の恵となります。自然のサイクルを壊さないこともこの企画な重要視されたポイントのひとつであったそうです。
雪で作られた町の造形にはろうそくが灯され、これがまた美しいわけですが、そのロウソクも殆どをリサイクルキャンドルで賄っています。
今後はこのイベントを環境や水に対して考えてもらえるような啓発にも利用していきたい考えがあるそうです。
実際この雪旅籠町が見られるのは2月〜3月にかけてのわずかな週末のみ。この数日のために県内のボランティアや学生の方が泊りがけで作業をなさるそうです。
雪のようにはかなくも美しい、この旅籠町をみなさんも是非ごらんになってください。

