
今なお撤去作業が続き、岩手県はこれまでに19万トンを撤去しましたが、全体量の61パーセントに過ぎないということです。
産業廃棄物は高温で溶かしてしまう溶融炉という施設に持ち込まれます。大量の産業廃棄物をリサイクルするため、ごみの焼却により生じた不燃物を高温で溶かす施設で、1400度の高温で固形物をマグマ状に溶かしてしまいます。
岩手県工業技術センターは、この溶融炉で溶かした不燃物が冷えてできる固形物、溶融スラグというものなんですが、これを適正に利用するための技術研究を続けていました。
有害物質に関する安全性や製品にした場合の性能評価など、この研究成果は、岩手県再生資源利用認定製品における認定基準として活用され、溶融スラグを砕いて砂の替わりに試用したコンクリート2次製品としてインターロッキングブロックとして歩道に使われているほか、U型側溝やヒユーム菅が、実用化されています。
一方、岩手県コンクリート製品協同組合は、溶融炉から出るスラグを毎年1000トン程買い取り、コンクリート2次製品工場に販売、利用普及に関する業務を行うなど、産業廃棄物から出る溶融スラブの活用に道をひらきました。
有害物質などのイメージで往々にして嫌われがちな不法投棄物由来の溶融スラブについて、確実な研究データと利用普及活動が高く評価され、岩手県工業技術センターと岩手県コンクリート製品協同組合は今年、3R推進協議会表彰の国土交通大臣賞を受賞ています。
最終的に残ってしまう溶融スラグのコンクリーの骨材としての充分な性能があることを明らかにしたもので、岩手県ではインターロッキングブロックとして歩道に使われているほか、U形側溝やヒューム管として利用されています。


