
というのも、糸を紡ぐ際に、綿を伸ばして均一にしたり薬剤をつけて丈夫にしたりということをしないため、綿本来の良さを生かした布ができるのです。ですから“ガラ紡”の糸には太い部分と細い部分が入り混じり、布にした時にも少し凹凸ができます。
これによって、繊維が汚れによく絡んで落としてゆき、さらに布を洗う際には、繊維と繊維の間に余裕がありますので汚れが落ちやすいのです。
「NPO法人ガラ紡愛好会」のメンバーは20年ほど前に、浜松市の佐鳴湖が、環境省が発表した全国の湖沼水質調査においてワースト1位であり、その原因の約8割が家庭排水であることを知り、“ガラ紡”の布をこの地域に広める活動をはじめました。家庭排水を少しでもキレイにするためには、洗剤を使わない“ガラ紡”の布が役立つのではないかと考えたのです。
現在では、地域の方々にも協力してもらって原材料の和綿を無農薬・無化学肥料で栽培する活動にもチャレンジし、将来的には日本産の和綿で“ガラ紡”製品を作りたいと考えています。

