
一方で、複雑に入り組んだ地形から、水が停滞しやすく閉鎖的な水域でもあり、湖の奥部では汚濁物質が溜まったり、夏にはプランクトンが多く発生して赤潮が発生したりと、水質汚染の問題も抱えていました。
そこで30年ほど前に湖岸の自治体や企業が共同で運営する「浜名湖の水をきれいにする会」が立ちあげられ、水質改善に努めてきたのです。
浜名湖の水質汚染の原因は約6割が生活排水です。「浜名湖の水をきれいにする会」では、周辺住民への啓蒙活動に特に力を入れています。年に一度行う「浜名湖クリーン作戦」では住民に参加を呼び掛けてゴミ拾いをしたり、子供のうちから生まれ育った環境について知ってもらうため中学生を対象とした「浜名湖湖上セミナー」を開催し、船上で学芸員による水生生物の解説を聞いたり各ポイントの水を採取して汚れ具合を調べたりする活動を行ってきました。
また、今年度からは小学生対象の環境学習にも取り組んでいます。こうした活動の甲斐あって、浜名湖の水質は改善されつつあるのです。

