
今日は、琵琶湖の東、湖東エリアを中心に、ジワジワ広がっている、「ヨシ緑化パネル」をご紹介します。
屋上や壁など、緑を育てるのが難しいところに設置できる緑化パネル。そのほとんどは、樹脂性のパネルが用いられています。ところが、滋賀県多賀町に拠点を置くNPO法人モスグリーンエコが滋賀県立大学の仁連孝昭教授の研究室と共同開発し、現在、取り扱っているのが、「ヨシ緑化パネル」です。
30cm四方のパネルに、ヨシで4層に重ねてパネルを作り、乾燥に強い、砂ゴケで覆ったもので、ヨシは入手しやすく、茎が空洞で通気性があるため、リーズナブルでかつ、断熱効果が高くなっています。
実験結果では、屋上緑化効果で室内温度が最大で15度下がり、コケの1平方メートルのCO2固定が、樹齢25年、幹の直径25cm、高さ26mのスギの木の10倍の数値が出ています。
現在、販売が始まって6年で、滋賀や京都の9ヶ所約500平方メートルに設置されています。
コケの生産は、高齢者グループに、パネルの製造は、障がい者就労支援施設にそれぞれ委託しており、生産ペースに限りはあるものの、受注が高まると、環境保全とあわせて、雇用促進にもつながるので、これからのますますの普及が期待されています。


