
佐賀大学の学生や市民が一緒になって活動している団体「佐賀環境フォーラム」。
そのなかで、手作りの環境紙芝居やゴミ分別ゲームなどを通して幼稚園・保育園児に環境の大切さを呼びかけているチーム「えこいく」のメンバーが、先日、【スズムシのおんがくかい】を開きました。
参加した子どもたちは、まず、秋に鳴く虫たちの特徴や声の違いについてクイズで学んだあと、外に出て、虫の音色に耳を傾けました。
暗闇のなか鳴いているのは、学生が育てた佐賀生まれの鈴虫です。
大学では、キャンパス内の池にブロックや波板を置き鈴虫の住処を整えるなどして、鈴虫の定着に向けて努力を続けています。
今回は、5種類ほどの虫の声が確認できたうえに、鈴虫が翅を広げて鳴いている様子を目の前で見ることもできました。
巣箱ではなく、屋外で自然のままに鳴く様子は、意外とお目にかかれませんよね。
昔から人々を癒してきた虫の音色。
「えこいく」の活動で、環境美化とともに日本の情緒を守る心も子どもたちに伝わっています。


