今週、加藤先生が選んだ曲はJustin Bieberの「Love Yourself 」です。

この曲はJustinの最新アルバム「Purpose」からの3枚目のシングル。
その前の「What Are You Mean」「Sorry」に続いて、３曲連続で全米ナンバーワンになりました。２０１６年夏の最大のヒットナンバーの一つです。
ちなみに曲はバラード調ですが、歌詞はバラードというには程遠い内容です。

では、１番出だしから。

For all the times that you rain on my parade
君はいつも僕のパレードの上に雨を降らせた
→いつも僕の計画を台無しにした。

And all the clubs you get in using my name
僕の名前を使ってあらゆるクラブに入っていた
→僕のカードに料金をチャージしていた？僕の名前を使って入れないクラブにも入っていた？　

You think you broke my heart, oh, girl for goodness' sake
君は僕を傷つけたと思っている

ここのポイントは、for goodness sake〜とんでもないという意味

oh, girl for goodness' sake で一体全体？　「何言ってるの？お願いしますよ！」
「いいかげんにしてよ！」みたいな感じになります。

You think I'm crying on my own.
君は僕が一人で泣いていると思っているのかい？

Well, I ain't　　そうじゃないよ

ほとんど、別れた彼女に対して恨みつらみを言っている感じが伝わって来ます。

さてその次も、

And I didn't wanna write a song
（君の）歌を書きたくはなかった

'Cause I didn't want anyone thinking I still care. I don't,
なぜなら誰にも僕がまだ気にかけているというように、
思われたくなかったから。　でもそんなことはないんだよ。

But you still hit my phone up
ここのポイントは、「hit my phone up」 僕の電話を叩いて起こす
・・・電話をしてくるという意味

And, baby, I be movin' on　
僕は先に進んでいるんだ

ここもポイントは、「move on」 先に進む
別れた後、先に進むという意味でI’m moving onと良く使います。
また他に、会議などで「先に進もう」という時は「Let’s move on」

And I think you should be somethin' I don't wanna hold back,
僕は君は何か（言うことを）ためらったりする相手ではないと思う。
→君には遠慮なしにいわせてもらうよ。

Maybe you should know that
それを君も知っているべきだ。

まさに、昔の彼女へ　恨みつらみを歌っている曲で、
音の雰囲気と全然違うことにもびっくりさせられますが、
女性ファンが圧倒的なジャスティン・ビーバーがこういう歌を歌って
それが受け入られてナンバーワンになるというのも興味深いことです。

この「恨みつらみ」ですが、実はセリナ・ゴメスとの関係を歌ったと言われていますが、
本当にそうなのかは不明です。

さて、来週はLukas Grahamの「7 Years」です。

Lukas Grahamはデンマークのポップ・ソウルバンド。リードボーカルの
Lukas Grahamを中心に４人で構成されています。
この曲は彼らのセカンドアルバム「Lukas Graham, Blue Album」からの
シングルカットで、この曲で彼らの人気と評価は世界的なものになりました。
お楽しみに。