第22回「テニスプレーヤー伊達公子さんが登場!!」

今週は、ENEOSのテレビCMでドリカムとの共演も実現しました、
日本のテニス界を長年にわたりリードしてこられた伊達公子さんをゲストにお迎えしました。
伊達さんは、1970年、京都府生まれ。
6歳からテニスを始められ、高校卒業後にプロの道へ。
93年には全米オープンでベスト8入りという快挙を果たされました。
当時は誰もが“テニスは欧米のスポーツ”だと思っていて、
アジア人には無理だという見方が強く、他のスポーツでも、
世界で活躍する日本人選手は今よりずっと少なかったそう。
ゴルフの岡本綾子さんや青木功さん、野球の野茂英雄さんが辛うじていた時代、
伊達さんがどれだけ凄かったか、改めて驚きますね。
94年、日本人選手として初めてWTA世界ランキングトップ10入りを果たし、翌年には4位に。
ウィンブルドンでは宿敵シュテフィ・グラフ選手と決勝進出をかけて戦い、
日没延長を挟んで2日間かけての死闘は伝説に。
今ほど海外遠征のインフラも進んでいなかった時代、
当時の伊達さんはどんな想いで世界を舞台に戦っていらっしゃったのか伺うと、
高校卒業時、親からも「わざわざ苦しいプロの道を選ばなくてもいいんじゃないの?」と言われつつも、
振り切って、自分でプロの道を進むことを決め、
その後も自分のことは全部自分で決めてきたからこそ、
決めた事に後悔したくないし、「ほら見ろ」と周りから言われるのも嫌。
だからなんとか成功したい!という気持ちが凄く強かったそう。
そんな伊達さんのエナジー・ミュージックは、
「何度でも / DREAMS COME TRUE」
「Beautiful / Superfly」
海外遠征の際、お気に入りの曲を
カセットテープに入れて持って行くようにしていたそうで、
そのテープには、当時のドリカムの曲も沢山入っていたんだとか。
その後、96年、ヒンギス戦を最後に一度引退された伊達さんですが、
引退から最初の2,3年はスポーツもしない、観にも行かない生活を送り、
少し身体を動かしたいと思い始めてやってみたのが、ピラティスやフルマラソン!
フルマラソンでは3時間半を切るという目標を見事達成!!凄いです!
そしてその後、なんと引退から12年後に再びプロに!!
37歳での復帰はアスリート界で異例のことでした。
ご自身のやりたいという気持ちが心の中で膨れ上がっていることに気付いた時、
「復帰」という言葉にピンとこず、30代で新たに何かにチャレンジする機会も減る中、
「再チャレンジ」という言葉でスタートを切ったんだそう。
とはいえ、元々4位に居た伊達さん。
周りは当然出来る私をイメージするけれど、
12年もあいて同じ結果が出せるわけがない……
という周りとのギャップにはとても悩んだそう。
しかし、最終的に「でも、やりたいんだから、まいっか!やっちゃえば!」
という考えで再度プロテニス界へ。
その結果、復帰した年に全日本選手権シングル・ダブルス制覇、
さらに世界ツアーに挑戦の場を移し、2009年にはWTAツアーハンソルオープンで優勝!
翌年のHPオープンテニス準々決勝でサマンサ・ストーサーを破り、
40歳を超えたプレーヤーが、トップ10の選手を破るというWTA史上初の快挙を達成されました。
さらに2013年には史上最年長で全豪オープン勝利、ウィンブルドンでの3回戦進出。
復帰後の成績には伊達さん自身もびっくりして、
もう一度グランドスラムに立てたということは想定外だったそうです。
そんな伊達さんの座右の名は、「Challenge&Smile」、「限界は自分で決めるもの」。
そして昨年、再チャレンジにピリオドを打ち、引退をされた今、
プロテニス人生を振り返って思うことは?と伺うと、
これだけテニスが変わって来ている時代を2つ、しかもトップレベルで経験出来た。
そういう選手はなかなか居ないと思うし、
この先もいないと思うので、それが出来たことは本当に幸せ。
「(テニスが)辛い・嫌だ・嫌い」という、本当にテニスを楽しむことが出来ないけど、
結果はあった1stキャリア。
1stキャリアほど結果が高いところにあるわけではないけれど、
本当にツアーを楽しんで、テニスを大好きと思えることが出来た2ndキャリア。
そういう意味でも、2つの種類を経験出来たことが幸せだと思う、と話されていました。
・2020年の東京オリンピック、日本テニスは?
テニスは64人しか出られない中、
今のランキングでは女子で出られるのは大坂なおみ選手1人。
男子は錦織圭選手、杉田祐一選手、そしてもう少し頑張ればダニエル太郎選手も出られるかもしれない。
大坂なおみ選手のポテンシャルからは、十分TOP10が考えられる。
今までアジア人でパワーテニスに対抗出来る選手が居なかった中、
しっかりパワーで勝てるのが強み。
まだ若い成長段階でTOP20に居るのがすごいし、
ゲームの駆け引きやフットワークもまだまだ改良出来、サービスも伸びしろがある。
今はまだパワーに頼ってしまうが故に、パワーで押し切りたいところがあるけども、
テニスには駆け引きが必要。器用さを身に付けていけば、もっと楽に勝てると思う。
現在、大学院でスポーツビジネスを学んでいらっしゃる伊達さん。
ご自身が実感してきたスポーツの素晴らしさを、より多くの人に感じて欲しい。
さらに、スポーツの価値をもっと高めて、それをより多くの人に理解して欲しい。
そして2020年以降もスポーツへの注目を持続されられるよう、色んなことを吸収し、
自分の引き出しを増やしていきたい。
“スポーツはポジティブなものだと思うので、スポーツで皆がハッピーになれたら…”
と語っていらっしゃいました。
伊達さん、素晴らしいお話、ためになるお話を沢山ありがとうございました!!
【OA曲】
その日は必ず来る - SINGLE VERSION - / DREAMS COME TRUE
何度でも / DREAMS COME TRUE
Beautiful / Superfly
HEART BEAT / 加藤ミリヤ
KnockKnock!(LIVE音源)/ DREAMS COME TRUE
~・~・~・~・~
この番組ではリスナーの皆さんからのリクエストや感想もお待ちしています!!
ENERGY for ALL番組ホームページからお送りください。
また、今月から、メッセージ・リクエストをいただいた方の中から抽選で毎月10名様に、
番組グッズとエネオスグッズをセットにしてプレゼントいたします!沢山のご応募、お待ちしております!
日本のテニス界を長年にわたりリードしてこられた伊達公子さんをゲストにお迎えしました。
伊達さんは、1970年、京都府生まれ。
6歳からテニスを始められ、高校卒業後にプロの道へ。
93年には全米オープンでベスト8入りという快挙を果たされました。
当時は誰もが“テニスは欧米のスポーツ”だと思っていて、
アジア人には無理だという見方が強く、他のスポーツでも、
世界で活躍する日本人選手は今よりずっと少なかったそう。
ゴルフの岡本綾子さんや青木功さん、野球の野茂英雄さんが辛うじていた時代、
伊達さんがどれだけ凄かったか、改めて驚きますね。
94年、日本人選手として初めてWTA世界ランキングトップ10入りを果たし、翌年には4位に。
ウィンブルドンでは宿敵シュテフィ・グラフ選手と決勝進出をかけて戦い、
日没延長を挟んで2日間かけての死闘は伝説に。
今ほど海外遠征のインフラも進んでいなかった時代、
当時の伊達さんはどんな想いで世界を舞台に戦っていらっしゃったのか伺うと、
高校卒業時、親からも「わざわざ苦しいプロの道を選ばなくてもいいんじゃないの?」と言われつつも、
振り切って、自分でプロの道を進むことを決め、
その後も自分のことは全部自分で決めてきたからこそ、
決めた事に後悔したくないし、「ほら見ろ」と周りから言われるのも嫌。
だからなんとか成功したい!という気持ちが凄く強かったそう。
そんな伊達さんのエナジー・ミュージックは、
「何度でも / DREAMS COME TRUE」
「Beautiful / Superfly」
海外遠征の際、お気に入りの曲を
カセットテープに入れて持って行くようにしていたそうで、
そのテープには、当時のドリカムの曲も沢山入っていたんだとか。
その後、96年、ヒンギス戦を最後に一度引退された伊達さんですが、
引退から最初の2,3年はスポーツもしない、観にも行かない生活を送り、
少し身体を動かしたいと思い始めてやってみたのが、ピラティスやフルマラソン!
フルマラソンでは3時間半を切るという目標を見事達成!!凄いです!
そしてその後、なんと引退から12年後に再びプロに!!
37歳での復帰はアスリート界で異例のことでした。
ご自身のやりたいという気持ちが心の中で膨れ上がっていることに気付いた時、
「復帰」という言葉にピンとこず、30代で新たに何かにチャレンジする機会も減る中、
「再チャレンジ」という言葉でスタートを切ったんだそう。
とはいえ、元々4位に居た伊達さん。
周りは当然出来る私をイメージするけれど、
12年もあいて同じ結果が出せるわけがない……
という周りとのギャップにはとても悩んだそう。
しかし、最終的に「でも、やりたいんだから、まいっか!やっちゃえば!」
という考えで再度プロテニス界へ。
その結果、復帰した年に全日本選手権シングル・ダブルス制覇、
さらに世界ツアーに挑戦の場を移し、2009年にはWTAツアーハンソルオープンで優勝!
翌年のHPオープンテニス準々決勝でサマンサ・ストーサーを破り、
40歳を超えたプレーヤーが、トップ10の選手を破るというWTA史上初の快挙を達成されました。
さらに2013年には史上最年長で全豪オープン勝利、ウィンブルドンでの3回戦進出。
復帰後の成績には伊達さん自身もびっくりして、
もう一度グランドスラムに立てたということは想定外だったそうです。
そんな伊達さんの座右の名は、「Challenge&Smile」、「限界は自分で決めるもの」。
そして昨年、再チャレンジにピリオドを打ち、引退をされた今、
プロテニス人生を振り返って思うことは?と伺うと、
これだけテニスが変わって来ている時代を2つ、しかもトップレベルで経験出来た。
そういう選手はなかなか居ないと思うし、
この先もいないと思うので、それが出来たことは本当に幸せ。
「(テニスが)辛い・嫌だ・嫌い」という、本当にテニスを楽しむことが出来ないけど、
結果はあった1stキャリア。
1stキャリアほど結果が高いところにあるわけではないけれど、
本当にツアーを楽しんで、テニスを大好きと思えることが出来た2ndキャリア。
そういう意味でも、2つの種類を経験出来たことが幸せだと思う、と話されていました。
・2020年の東京オリンピック、日本テニスは?
テニスは64人しか出られない中、
今のランキングでは女子で出られるのは大坂なおみ選手1人。
男子は錦織圭選手、杉田祐一選手、そしてもう少し頑張ればダニエル太郎選手も出られるかもしれない。
大坂なおみ選手のポテンシャルからは、十分TOP10が考えられる。
今までアジア人でパワーテニスに対抗出来る選手が居なかった中、
しっかりパワーで勝てるのが強み。
まだ若い成長段階でTOP20に居るのがすごいし、
ゲームの駆け引きやフットワークもまだまだ改良出来、サービスも伸びしろがある。
今はまだパワーに頼ってしまうが故に、パワーで押し切りたいところがあるけども、
テニスには駆け引きが必要。器用さを身に付けていけば、もっと楽に勝てると思う。
現在、大学院でスポーツビジネスを学んでいらっしゃる伊達さん。
ご自身が実感してきたスポーツの素晴らしさを、より多くの人に感じて欲しい。
さらに、スポーツの価値をもっと高めて、それをより多くの人に理解して欲しい。
そして2020年以降もスポーツへの注目を持続されられるよう、色んなことを吸収し、
自分の引き出しを増やしていきたい。
“スポーツはポジティブなものだと思うので、スポーツで皆がハッピーになれたら…”
と語っていらっしゃいました。
伊達さん、素晴らしいお話、ためになるお話を沢山ありがとうございました!!
【OA曲】
その日は必ず来る - SINGLE VERSION - / DREAMS COME TRUE
何度でも / DREAMS COME TRUE
Beautiful / Superfly
HEART BEAT / 加藤ミリヤ
KnockKnock!(LIVE音源)/ DREAMS COME TRUE
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