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第44回「ブラス・ロック特集」


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今週も先ずは、アスリートのエナジーミュージックからスタート!
ご紹介したのは、カヌー・スプリント ジュニア日本代表、
カヤックの遠藤帆夏選手のエナジー・ミュージック!

「できっこないを やらなくちゃ / サンボマスター」

ちなみに遠藤選手、実兄の遠藤環太選手も同種目でオリンピック出場を目指しています!
遠藤選手!是非、兄弟揃っての東京オリンピック出場を期待しています!

さて、まだまだ寒さが続く中、心だけでもウキウキと明るくなるようなサウンドを!
ということで、今日は「ブラス・ロック特集」をお送りしました♪
主に1960年代後半から70年代に流行したロックの1ジャンル、“ブラスロック”は、
金管楽器をロック編成に加えた派手なサウンドで人気となり、
その後はロックのみならず、ソウルやビッグ・バンド・ジャズの影響を受け、
また60年代後半のアメリカにおける音楽的背景ともリンクしながら広まりました。

中でも重要人物なのが、シカゴのプロデューサー、ジェイムズ・ウィリアム・ガルシオ。
バッキンガムズ、シカゴ、ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズなどの制作を担当し、
ブラス・ロックの発展に貢献しました。
その他に代表的なバンドとしては、
チェイス、アイズ・オブ・マーチなどが知られています。

ということで、まずはこのグループから。
ロバート・ラムらを中心にシカゴで結成された、その名もシカゴ!
69年、ジェイムズ・ウィリアム・ガルシオのプロデュースにより、
アルバム『シカゴI(邦題:シカゴの軌跡)』でデビュー。
翌年シングル「25 or 6 to 4(邦題:長い夜)」で全米4位の大ヒットを記録し、
その後も「サタデイ・イン・ザ・パーク」(72年/全米8位)や、
初の全米&全英1位となりグラミーでも「最優秀ポップ・ボーカル・グループ賞」に選ばれた
「If You Leave Me Now(邦題:愛ある別れ)」などを発表。
メンバー・チェンジを経ながら活動を続け、
これまでに36枚のアルバムをリリースしています。
ちなみに、彼らがEarth, Wind and Fireと一緒にツアーをした時のLIVE映像は
やはり中村さんにとってはたまらないそう。みなさんも是非観てみてくださいね♪
お届けしたのは、72年の5thアルバム『シカゴ V』から「Saturday In The Park」。 

続いては「ブラス・ロックの祖」と呼ばれるブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ。
67年にアル・クーパーやスティーヴ・カッツらを中心にNYで結成された9人編成のバンドで、
68年に1stアルバム『Child Is Father To The Man(邦題:子供は人類の父である)』をリリース。
“ロック、ジャズ、ブルース、カントリーなどの要素を取り入れた新しいサウンドを創る”
というアル・クーパーのアイディアで、ブラス・セクションをフィーチャーした編成を取り入れ
注目されますが、その後、中心人物のアル・クーパーが脱退!
代わって参加したデヴィッド・クレイトン・トーマスを中心にジャズ・ソウル寄りの音へと移行し、
69年に2ndアルバム『Blood, Sweat & Tears(邦題:血と汗と涙)』をリリース。
7週連続全米1位を記録し、グラミーでは最優秀アルバム賞を受賞しました。
プロデューサーは、後にシカゴをデビューさせるジェイムズ・ウィリアム・ガルシオです。
そんなブラス・ロックが確立された傑作と称されるアルバム『Blood, Sweat & Tears』から、
代表曲の「Spinning Wheel」を。

次にご紹介したのは、シカゴ出身の5人組バンド、バッキンガムズ。
元々はセンチュリーズという4人の高校生グループに始まり、
その後パルセイションズという名前で地元を中心に活躍していたところ、
テレビのプロデューサーから「ブリティッシュ・バンドのような名前に変えて欲しい」
と持ちかけられ、66年にバッキンガムズに改名。
地元レーベルからデビューしたもののヒットせず、これが最後と出したシングル
「Kind Of A Drag(66年)が地元ラジオ局のプッシュもあり2週連続全米1位に!
その後ガルシオを紹介され、コロンビア・レコード契約しメジャー・デビュー。
67年に1stアルバム『タイム・アンド・チャージ』をリリースしました。
ガルシオが後に数々のヒット作を手掛けるようになった基には、
このアルバムでの経験がありました。
お聴き頂いたのは、バッキンガムズで「Don't You Care」

続いては、68年、アメリカ西海岸のオークランドで、
エミリオ・カスティーヨ(テナーサックス&ヴォーカル)と
スティーヴ・クプカ(バリトンサックス)を中心に結成されたタワー・オブ・パワー。
トランペット×2人、サックス×3人にバンドを加えた10人編成で、
70年代前半から流行りつつあったソウル・ファンクの流れを汲み、特に5人のブラス隊は、
タワー・オブ・パワー・ホーン・セクションとして様々なセッションに参加。
かまやつひろし「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」や
RCサクセションのアルバム『シングル・マン』での演奏でも知られ、
また、後にヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのホーン・セクションとしても活躍しました。
現在もメンバー・チェンジを繰り返しながら活動している彼ら。
「彼らが元気な内に、一度は観に行って欲しい!」と中村さんの思い入れも深いTOPで、
「This Time It's Real」をお送りしました。
ちなみに、彼らは全員楽器を吹きながら歌う為、
ブラス用のマイクの直ぐ隣にはボーカル用のマイクが。
「もう全員、吹いて歌って吹いて歌って…いつ息吸ってるのか分からない!」のだそうです。

そして、もう一つこちらのグループをご紹介。グラス・ルーツです。
元々は実体のないスタジオ・グループで、
ダンヒル・レコードのプロデューサーでありコンポーザーであった
P.F.スローンと、スティーヴ・バリによって作られました。65年にシングル・デビュー。
その後、スマッシュ・ヒットが生まれたことでライヴをする必要が生まれ、
LAの13thフロアーというグループを母体にして、改めて本格的な活動が始まります。
レコーディングは、いわゆるレッキング・クルーと呼ばれる
ハル・ブレインやジョー・オズボーン、後にブレッドを結成し活躍する
ラリー・ネクテルなど、西海岸のスタジオ・ミュージシャンを導入して行われ、
「Let's Live For Today(邦題:今日を生きよう)」(67年/全米8位)、
「Midnight Confessions(邦題:真夜中の誓い)」(68年/全米5位)
などのヒットが生まれました。
彼らの作品には、当時のヒット・サウンドの流れを受け取って
ブラスをフィーチャーした楽曲も多くあり、今日お届けしたのもそんな1曲。
71年リリースのシングルで、「Temptation Eyes(邦題:燃ゆる瞳)」。

そして、今週もたくさんのエナジー・ミュージック・リクエストを頂いています!
ドリカム53枚目の両A面シングルより「あなたとトゥラッタッタ♪」、
今日は大阪桐蔭高校吹奏楽部による演奏でお送りしました♪
「あなたとトゥラッタッタ♪ 〜 BRASS BAND VERSION / DREAMS COME TRUE」

中村さんもノリノリでお送りした今週の「ブラス・ロック特集」いかがでしたでしょうか?
来週もお楽しみに!!

【OA曲】

ONE LAST DANCE, STILL IN A TRANCE / DREAMS COME TRUE
できっこないを やらなくちゃ / サンボマスター
Saturday in the Park / Chicago
Spinning Wheel / Blood Sweat & Tears
Don't You Care / The Buckinghams
This Time It's Real / Tower of Power
Temptation Eyes / The Grass Roots
あなたとトゥラッタッタ♪ 〜 BRASS BAND VERSION / DREAMS COME TRUE

EDテーマ : その日は必ず来る - Instrumental Version - / DREAMS COME TRUE

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